涙と花札 韓流と日流のあいだで

  • 新潮社 (2012年12月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784103332817

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

多様な文化や教育システムを背景に持つ著者の半生を通じて、韓国と日本、さらにはアメリカの社会を深く掘り下げた作品です。著者は「勝ち組」としての恵まれた環境を率直に描写し、その中での自己成長や挑戦を語りま...

感想・レビュー・書評

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  • 韓国で育った優秀な少女が日本に憧れ、明治大学へ留学、そして早稲田の博士課程を経て米国へ。韓国の日本に対する好意的な憧れがいかに若い人たちに強いのか、その秘密を知ったように思う。TDL、アニメ、先進技術、可愛い小物。ファッション誌・・・。マスコミが強調する反日感情の強さは一方的な側面だと思った。著者が日本に来て、日本の外国人への差別意識に苦しみつつも、日本の若者たちと共通する面が多いことに驚き、日本を愛した様子が友人ハルカ(スキー・ツアーの事故で死亡!今年の事故と全く同じ状況)との交流の中で感じられる。米国に行ってからも日韓の違いの小ささを感じたという。

  • こういう記述を読むと、「高校生に勉強させすぎてしまうと、大学に入ると勉強しなくなる」という発想に辿りつくのは納得できる。
    だが、日本では高校生はここまで勉強しない。

  • 副題の「韓流と日流のあいだで」にひかれて読んだ。が、内容は果たしてそれにふさわしいと言えるのか。意地悪い言い方をすれば、「勝ち組」家庭に生まれ育った才色兼備の野心的な韓国人女性が、その環境を生かしながら、韓日米を渡り歩いて「勝ち組」人生を歩んできた半生記である。もちろんその恵まれた家庭環境を変に隠すのも嫌らしいし、それは書いてもらった著者のことがよりわかるのでよいのだが、それにしても、これだけ自身の才能、外見、家庭の素晴らしさについて何のてらいもなく並べられると、著者にその気は無くても、自慢話はもういい、という気分になる。下々の者のやっかみをかきたてる本であることは間違いない。ただ、もちろんある一人の韓国人エリート女性の目に映った、韓日米それぞれの社会像を知る資料としては有用である。例えば、かつて韓国では、日本は北朝鮮と関係の深い国と考えられていたとか。なお、韓国は日本よりもはるかに家族の結びつきやバックアップが強いという指摘については、著者の家族がセレブすぎて、そりゃあなたの家はそうでしょう、という気がして、素直には飲み込めなかった。

  • 日米韓を飛び回り、日米の大学で教鞭をとれるまでの努力は頭が下がるものがある.「日本から韓国が多くのことを学んだように、今韓国からも日本が学ぶところもあるのではないだろうか」という言葉は、日本を内部から見ることの出来る韓国人の発言と言えるので、今後の日韓関係を正常にするためにキーワードのような気がする.

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著者プロフィール

韓国・ソウル生まれ。国際法学者。早稲田大学大学院アジア太平洋研究科で博士号取得。ジョージ・ワシントン大学総合科学部専任講師、ハワイ大学韓国研究センター客員教授、明治大学法学部助教などを経て、2016年から日本大学危機管理学部准教授。著書に『涙と花札-韓流と日流のあいだで』(新潮社)、『柔らかな海峡-日本・韓国 和解への道』(集英社インターナショナル)、『無差別テロ-国際社会はどう対処すればよいか』(岩波書店)、『北東アジア市民圏構想』(第三文明社、佐藤優氏との共著)など。研究論文に“State Terrorism as a Mechanism for Acts of Violence against Individuals.” Journal of East Asia and International Law など多数。
ホームページ https://www.korea-relations.com/

「2021年 『未完の革命 韓国民主主義の100年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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