白い犬

著者 :
  • 新潮社
2.73
  • (0)
  • (1)
  • (6)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 83
感想 : 12
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103336822

作品紹介・あらすじ

弟が拾ってきた一匹の犬。デビュー作から10年、待望の写真集。はじめのころは木の枝で撫でとったけど、最後のほうは友達やったと思う。18 歳の夏、帰省した家に白い犬がいた。野山の探索、大好きな妹のはるか、ばあちゃんの死。能登の山深い自然の中で、移りゆく季節と梅家の暮らしに寄り添い生きる犬を追った17 年の記録。日常に潜む一瞬の輝きにシャッターを切り続ける梅佳代の真骨頂。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ある日、著者の弟が拾ってきて、著者の家で買われていたという「リョウ」という名の白い犬。(ちなみにメス)そんな白い犬が主人公の家族アルバムみたいな写真集。自由で等身大なワンコがかわいい。

  • NDC(9版) 748 : 写真集

  • 雪だけど遊ぶ

  • 2016-12-28

  • なんと幸せな白い犬。

  • 犬も人も木も川も、みんなおんなじ。

  • おそらく雑種であろう〝リョウ”という名の白い犬。
    服を着せられ、快適な室内で
    飼い主手作りのご飯を食べているような優雅なワンコからは程遠い生活がそこにある。
    田んぼの畦道を自由自在に走り回り、顔を真っ黒にして穴を掘り、雪に喜びあたりを駆けまわる・・・これ以上なく犬らしい犬の姿を久しぶりに見たような気がしました。
    どちらが犬にとって幸せなのかはわからないけれど、リョウはきっと幸せな犬だったと思うのだ。

  • ほんとうに 白い犬(リョウ)のただの日常の写真たち

    雪で遊んでたり、思いっきり走ってたり、眠そうな顔してたり、ジャンプしたり
    生きてる、っていうのが写真いっぱいに溢れてて愛おしかった

全12件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1981年石川県生まれ。〈男子〉、〈女子中学生〉で、キヤノン写真新世紀連続受賞。2006年に初写真集『うめめ』を刊行、翌年第32回木村伊兵衛写真賞を受賞。以降主な著書に、『男子』『じいちゃんさま』『ウメップ』、『のと』、共著『うめ版 新明解国語辞典×梅佳代』など。近作に『白い犬』。2013年には東京オペラシティアートギャラリーにて個展「梅佳代展 UMEKAYO」を開催。日常に潜む様々な光景を独自の観察眼で捉えた作品が高く評価され、国内外の媒体や展覧会で作品を発表している。

「2017年 『ナスカイ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

梅佳代の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×