しろがねの葉

著者 :
  • 新潮社
4.10
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本棚登録 : 2228
感想 : 149
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103341949

作品紹介・あらすじ

男たちは命を賭して穴を穿つ。山に、私の躰の中に――戦国末期、シルバーラッシュに沸く石見銀山。天才山師・喜兵衛に拾われた少女ウメは、銀山の知識と未知の鉱脈のありかを授けられ、女だてらに坑道で働き出す。しかし徳川の支配強化により喜兵衛は生気を失い、ウメは欲望と死の影渦巻く世界にひとり投げ出されて……。生きることの官能を描き切った新境地にして渾身の大河長篇!

感想・レビュー・書評

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  • 戦国時代、良くも悪くも性別で全てが差別される環境でたくましく生きる女性、ウメの生涯が描かれています。
    自分のやりたいこと、やりたくないことを意思表示することは大事だが、どうやっても大勢に抗えないこともある。
    葛藤に折り合いをつけながら生きてきた現在が手放し難い大切なものになっているウメの姿がリアリティがあり、現代に通ずる部分を感じました。
    終わりよければ全てよし、なんて言葉もありますが、人生において全ての選択を思い通りにできることなんてないと思います。
    最後に笑えるように、今を頑張ろうと思える小説でした。

  •  千早茜さんは、石見銀山遺跡を観光で訪れ、本書の着想を得たのだそうです。本書を読みながら、実際に世界遺産に登録された島根県の当地を、ゆっくりと訪ねてみたくなりました。町並み、間歩(銀採掘坑道)など、400年の栄華が感じられるんでしょうね。

     この物語の舞台である銀(しろがね)の山や自然が織りなす色、静謐さの中に響く音、澄んだ空気に混じる匂い、果てはそれらの湿度まで、文章から立ち上がるように感じられることが、現地を訪れたいと思わせる最大の理由かなと感じました。

     またストーリーも、戦国末期の銀山で天才山師に拾われた少女の人生の機微が、生身の人間として濃密に描かれています。穢れを避ける間歩(坑道)、女であることの理不尽さ、闇と死など、大きな時代の流れと共に重厚かつ繊細な筆致で表現され、性と死の湿度まで意識させられます。
     銀の気を吸い光る羊歯の葉脈の美しさ、山に葉脈の様にある銀、そこで間歩の闇と暮らす定めを背負った男たち、支える女たち、全て時代のうねりに取り込まれて盛者必衰の感を漂わせます。しかし、主人公・ウメは架空でも、確実にこの闇に抗いながら生きた女性がいたことの証を、本書は示してくれている気がしてなりません。

     千早茜さんの作品は3冊目でしたが、本作が時代小説というだけでなく、女性の人生を描く凄みが冴え渡った新境地(多くの作品を読みもしないで、どの口が言える!)と言えるのかなと思いました。直木賞受賞も納得しました。

  • ここ最近で一番感動した。一人の女性の泥臭い生き様を読めて本当に良かった。直木賞受賞も納得の作品。
    千早茜さんのデビュー作『魚神』に少し似ていて懐かしさもあり、それに実在する地方を舞台にしているためか説得力がプラスされた感じ。終始ゾクゾクさせられ、主人公・ウメに対する理不尽な扱いに胸苦しくなり、真っ正直に生きるウメの言動に感動し何度も泣いた。
    人生は綺麗事では済まされない。血と泥と涙の混ざり合ったウメの生涯は、のんびりとぬるま湯につかる現代人の私の胸をグサリと突き刺すかのようだった。

    銀(しろがね)に魅せられ踊らされた男たち。そしてそんな男たちを陰ながら支える女たち。
    「目が曇れば山に呑まれる。銀に目が眩んでも同じことじゃ。おまえはちゃんと眼(まなこ)をひらいておれ」
    人生の師に幾度となく言いつけられた言葉通り、ウメはどんな時も眼をひらき己の感情の赴くまま、銀の眠る過酷な山で精一杯に生き抜く。愛する男たちを何人も見送り、最後一人になってもなお静かに山を見守り続ける。
    生きることの辛さも哀しみも喜びも、全てを全身全霊で受け止めて。なんという包容力。だから誰もが良くも悪くも目を離さずにいられなくなるのだ。

    「銀山のおなごは三たび夫を持つ」
    この言葉を知って、千早茜さんは今作を書くことに決めた、と聞いた。
    ただ3回結婚を繰り返すという訳ではもちろんない。
    銀山に挑み病に侵される男たちを一心に支え励まし慰める女たちの深い心情に思いを巡られせると悔しさに涙が出る。

    石見銀山へは何度か訪れたことがある。今はどちらかといえば、観光客目当てのレトロな街並みをお洒落に演出した街、という印象。
    その中で思わずゾクっとなったのは五百羅漢。銀山の採鉱で亡くなられた人々の霊を供養するために創られた石像がたくさん安置されていて圧巻だった。
    銀山に命をかけた男たちの魂があれらの石像に込められていると思うと、とても感慨深い。
    今作に思いを馳せながら、再び銀山を訪れたくなった。今作を読了した後では銀山に対する印象もきっと変わるはずだ。

  • 戦国時代末期から江戸時代初期の石見銀山に流れ着いた幼いウメとそれを助けた山師の喜兵衛と銀堀の仲間たち、同世代の隼人、ヨキ。
    そして読み手の自分がそこにいて、同じ空間で同じ空気を吸っている感覚に落ちるほどの文章表現が素晴らしいと思った。

    前半はウメの山で生きて行く強い生命力、後半は銀山の間歩の中で体が毒されると分かりながらも自分の何かを貫くため短い一生を行く覚悟すること。生きることの理について、深く考えた。

    石見銀山にはまだ行ったことがないが、実際に足を運び、山に入り、そこの空気を感じてから、もう一度読んでみたい。

  • 戦国末期の石見銀山を描く大河小説。
    親と逸れた5歳の少女ウメは、天才山師の喜兵衛に拾われる。
    喜兵衛を慕い山を闊歩し、植物の知識を覚え、薬となるものも覚える。
    幼い頃から夜目は利くのだが、女であるが故に銀掘にはなれない。
    喜兵衛への思いは、親よりも深いものであったと思う。離れたくないという強い思い。
    だが、銀掘たちの命は短い。
    みんな肺を病み、血を吐き死んでいく。
    そこで生きている限り、女は子を産み育て、息子までも間歩に入り、咳に苛まれ、死んでいく。
    銀の山から離れない限り、続いていく。

    喜兵衛、そして隼人、最後に龍。
    繰り返し訪れる愛する者との別れ。

    龍がウメに言ったことばが、胸の奥に残る。

    「ウメさんは離れられないですよね、銀の山から。間歩には入れなくとも、銀が尽きるまで見守るつもりでしょう。喜兵衛さんが見つけた最後の鉉が掘り当てられるまで。最後の銀掘が血を吐いて死ぬまで。だったらおれは傍にいます。居られる限り」

    燃えるように熱くて強さを感じる小説だった。

    • かなさん
      湖永さん、初めまして。
      この作品、直木賞受賞しましたね♪
      読んでいてこの作品すごい!って思いながら
      読む手が止まらなかっただけに、嬉し...
      湖永さん、初めまして。
      この作品、直木賞受賞しましたね♪
      読んでいてこの作品すごい!って思いながら
      読む手が止まらなかっただけに、嬉しくなりました。

      私がレビューを投稿すると、その作品を結構な確率で
      湖永さんも読まれていてレビューが投稿してあるので
      いつかお声をかけたいと思っていました!
      フォローさせて頂きますので、よろしくお願いします。
      2023/01/20
    • 湖永さん
      かなさん はじめまして。

      コメントありがとうございます。
      とても心が揺れ動かされた小説です。
      共感していただけると嬉しいです。
      直木賞受賞...
      かなさん はじめまして。

      コメントありがとうございます。
      とても心が揺れ動かされた小説です。
      共感していただけると嬉しいです。
      直木賞受賞も嬉しいですよね♪

      これからも宜しくお願いします。
      2023/01/21
  • 物語の舞台は戦国末期の石見銀山…両親とはぐれたウメは天才山師の喜兵衛に拾われる…ウメは喜兵衛から間歩のことや山の植物のことなどの知識を得て、自ら望んで間歩に入り手子として働き出す…年月が経ち成長したウメは、女であることから間歩に出入りすることを禁じられてしまう…。喜兵衛もまた山師としての采配を振るうことが世の変化によりできなくなったことから、石見銀山を去ることになる…。ウメはそれに不条理を感じながらも、女として銀堀を支え家族を持つことになったが…銀堀はやがて肺を病み短い命を閉じるのが常だった…。喜兵衛、隼人、龍…ウメを愛した男達と、そのウメの一生を描く…。

    読み終えた日にこの作品が直木賞を受賞したとの発表がありました。大河小説なので読みにくいだろうと思っていましたが…そんなことは全くありませんでした!読んでよかったと思いました。

    千早茜先生の文章には、鮮やかな色があります。喜兵衛が緑で、隼人は赤、龍は青かな…特に隼人との別れの場面では、胸が痛くなりました…。せつないけれど、「男は女がおらんと生きてはいけんのじゃ」と思わせるウメの魅力、読み終えたときの静かな読後感も堪能できました!

    • かなさん
      辛4さん、おはようございます!
      そうなんです…北海道、行ったことがないんです( ;∀;)
      だからこそですねぇ…憧れはあるんです。
      時計...
      辛4さん、おはようございます!
      そうなんです…北海道、行ったことがないんです( ;∀;)
      だからこそですねぇ…憧れはあるんです。
      時計台とか、あとは小樽運河とか、網走刑務所とか、
      函館の夜景とかぁ~!(^^)!
      おいしいものも沢山あるし、ぜひぜひ行きたいっ!
      でもなかなか、機会がなくって…あとは時間とお金ぇ…
      まぁ、こればかりはしょうがないですよねぇ…
      でも、ホントいつかは行ってみたいです♪

      金星の本…こちらもいつか読んでみますね!!
      辛4さん、よかったら本のタイトル教えてください。
      辛4さんの本棚、見てみたけれど
      ごめんなさい、わからなくって(^-^;
      2023/01/26
    • 辛4さん
      おはようございます~
      それでは極寒の北海道はいかがでしょう?
      普通では体験できない世界があなたを待っています。

      金星は夕方にしかみ...
      おはようございます~
      それでは極寒の北海道はいかがでしょう?
      普通では体験できない世界があなたを待っています。

      金星は夕方にしかみることができません。
      そして、そこにはどんな暮らしがあるのでしょう。
      そんなことを思いながら、先日は夜空をみました。

      私の本棚にある金星の本は、
      「金星人オムネクの答え」
      「私はアセンションした惑星からきた―金星人オムネク・オネクのメッセージ」
      です。
      見つからなければお貸しできますよ~♪
      2023/01/27
    • かなさん
      辛4さん、こんにちは!
      今朝、ニュースで北海道が出てました。
      -20℃、濡れタオルがバットのように一瞬で凍る寒さ(@_@)
      確かに、こ...
      辛4さん、こんにちは!
      今朝、ニュースで北海道が出てました。
      -20℃、濡れタオルがバットのように一瞬で凍る寒さ(@_@)
      確かに、ここでは体験できないでしょうねぇ…
      うちの方は、最強寒波のときに-12℃くらいだったかな、
      それ以上が通常ですもんねぇ…

      金星の本、教えて頂きありがとうございます!!
      冬は空気が澄んでいて、星空もキレイに見えますよね(^_^)
      これでもか!くらいに着込んで私も星空、見上げようと思います。
      コメントありがとうございました。
      2023/01/27
  • 直木賞受賞作。
    著者の作品は『透明な夜の香り』だけ既読でしたが、タッチが違いすぎて驚きました。
    表現が豊かで、辞書を片手に読まないと進まないくらいの読み応えと深みのある作品でした。
    大人な純文学です。

  • 山師である喜兵衛に拾われたウメは、銀山で生きるための知恵を教わり坑道で働き始める。愛する人を失いながら、それでも生きるウメの生き様が描かれた大河小説。
    戦国時代末期の石見銀山という力強い舞台とは対象的に、とても色っぽい艶やかな文章。でも、艷やかなだけではなく荒々しいというか熱のある感じもあって、すごく面白かった。

    モチーフがさりげなく重なっているのも面白い。
    わかりやすいものはもちろん、「もしかしてここも?」と思わせるものもいくつか。
    ※以下、熱が入りすぎてとても長文になっています。。。

    ○間歩(鉱石を掘るための穴)
    そもそも間歩はこの物語の核のひとつ。これと女性の体が重ねられているのはすごいなと思った。山と女は男に穴を開けられるもの。。。めちゃめちゃ官能的でとても苦しい。
    ウメが男たちに蹂躙されてしまうところでは、「引き裂かれた、と思ったが、違う。穴を開けられたんじゃ、とウメは声にならぬ声で呟いた。」とある。この場面はすごくつらい。自分の体を灯りで照らしたくないと思ってしまう気持ちや、そのまま沢に入って体をぼんやり浸している姿、その後再び現れた男が、隼人の姿を見ただけで逃げ出したことを悔しむ気持ち、すべて分かる気がして。悔しいけれど超えられない性別の壁。それでも、物語の終盤でウメは、自分の体が間歩になって隼人を飲み込んでしまえたら、と願う。
    本文中で、「男は女がおらんと生きていけん」とくり返し書かれていて、それは「(銀山の)男は女(間歩)がおらんと生きていけん」ということなのだろうと解釈。だから男たちが自分の体を苦しめることになっても銀山で生きるのはしょうがないことなのかも、と。
    というかこの言葉については、やはり本文中でも言われているけれど「女だって好いた男がいないと生きてはいけない」。しかし、銀山の毒で死んでしまう男を見送るのはいつも女。・・・切なくなってしまう。

    ○海
    喜兵衛と一緒に初めて海を見たウメ。
    海は、喜兵衛たちが暮らす山とは反対にあるもの。彼らにとっての非日常で、自由の象徴でもある。さらに、ウメにとっては喜兵衛を思い出させるもののひとつ。龍の目の色も海の色にたとえられているので、ウメにとっての大事な人には海を重ねているのかもしれない。
    なるほどと思ったのは、ウメが自分を蹂躙した男を崖から落としたあとに男の巾着から流れた銀が「海の眩しさ」に似ていたこと。
    ウメを苦しめた男の銀が喜兵衛との思い出の海に流れ込んでしまうのは悲しい。けれど、この場面で海が出てきたということは、一度男に勝てないという経験をしてしまったウメが男を殺したことで、力を手に入れて新しい場所に行けたということを表しているのか。

    ○薫風(若葉の季節の風)
    ウメが間歩に入りたいと喜兵衛に頼んだあと、ふたりで山を散策している場面には薫風が吹いている。さらに、隼人に結婚を申し込まれる直前にもこの風が吹いている(この場面ではウメは猛烈に拒否しているが)。そして、こちらは実際に吹いているわけではないけれど、龍と再会した直後に彼の目の色が「青い、青い、若葉の色」と表現されている。
    物語に大きなうねりがあるときに薫風が吹いているのかも。

    ○水から浮かび上がる
    そして最後に、これはモチーフではないかもしれないけれど、ウメが“水底から浮かび上がるように目を覚ます”のは、おそらく2箇所。ヨキが血まみれで帰ってくる場面と、龍がウメを抱いて寝ている場面。
    なぜここで同じ表現を重ねたんだろう?強いていうなら、前者は山の生活を揺るがす戦が起こる直前、後者はウメと龍が繋がる直前なので、薫風と同じように物語のターニングポイントという点が共通しているのかな??ちょっと苦しいなぁ


    ・・・ウメにとっての隼人は喜兵衛と龍とは少し違うのかなと思った。結婚したというのもあるけれど、それとはまた違う次元で。
    見落としているかもしれないけれど、喜兵衛や龍とは違って隼人には海が重ねられていないし。というか隼人はむしろ海の青とは対照的な赤のイメージが強い。躑躅とか、吐き出す血の色とか。
    龍はウメと同じように喜兵衛に拾われたから、そういうところでも、ウメが龍に対して抱く感情は隼人に対するそれとは違うのかも。

    さて、ここまで書いておいて私はヨキがとても好き。
    すごく良い。本郷奏多くんに演じてほしい役がまた増えてしまった。。。
    もう書き過ぎたので詳しく書きませんが、ここ最近で読んだ本のキャラクターでダントツに好き。物語においてストーリーはもちろんですが、キャラクターが魅力的なのもとても大切ですね。すごく良かったのでまた読み直したい。


    「どうせたった独りで死んでいくのに何故、生きるのか。でも、最後までわかりやせんでした。そうしたら、ふと、あんたが見たくなった」

  • 抉り揺さぶり続ける一冊。

    石見銀山という男の世界で始まったウメの人生。

    どう足掻いても銀堀として生きられずただ一人の男を心に棲まわせるしかないウメの生き様が荒々しく時にせつなく心揺さぶり続ける。

    そして葛藤と衝動が渦巻く中でウメが模索していく自分の存在意義、生きる意味についてさえも言葉の鑿で抉り揺さぶる。

    誰かに必要とされることも命を見届けることも生きる意味の大切な一つ。

    銀堀の男たちにとってのウメの存在の尊さも愛おしい。

    永遠という間歩に還る各々の輝き携えた男達が目に浮かぶ。

    螺灯がゆらめくウメという安らぎの間歩に。

  •  この話は、絶対石見銀山を訪れてから読むべき。私が訪れたのは、コロナの前の4年前だが、あのひんやりとした採掘後の洞窟の空気、かつての賑わいの影を残す町並み。自分の記憶の景色の中にウメが浮かんでくる。

    一気読みしようとしたら、テレビで石見銀山の冬のドキュメンタリーが、始まってびっくり、テレビに出ていたヒダカというお店は、訪れたとき、焼き立てのパンをサービスしてくれたパン屋さん。おみやげに買ったラスクもかわいくラッピングしてくれて、、、。
    読書って、新しいことを知るだけでなく、過去の思い出もよびおこしてくれる。

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著者プロフィール

1979年北海道生まれ。2008年『魚神』で小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。09年に同作で泉鏡花文学賞を、13年『あとかた』で島清恋愛文学賞、21年『透明な夜の香り』で渡辺淳一賞を受賞。他の著書に『からまる』『眠りの庭』『男ともだち』『クローゼット』『正しい女たち』『犬も食わない』(尾崎世界観と共著)『鳥籠の小娘』(絵・宇野亞喜良)、エッセイに『わるい食べもの』などがある。

「2021年 『ひきなみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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