- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103343615
感想・レビュー・書評
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読んでよかった!「こういう教育をしよう」という考えがしっかりしていて、現実に実行しておられる。北九州の先生だけど、きっと全国どこへ行っても同じような成果が出せると思う。その要因は先生としての「軸」があるからかなと。
菊池先生は50歳過ぎてもなお、常に「進化」を続けており、「軸」がさらに大きく強固になっている印象を受けた。
自分も「こういう教育をするんだ!」という強い気持ちを持って実践していきたい。何のために?やっぱり卒業してから教え子が社会で活躍できる人材になってほしいから!
特に「書かせること」は、重要視したい!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
言葉の力、コミュニケーション能力を育むという菊池先生の軸が、しっかりしている。それに加え、目指すべき子どもの姿が具体的にイメージできており、そこに至るにはどのような指導をしていくかという道筋がはっきりしている。やはり自分の哲学というものを大いに感じる。
最後に、「アンテナは常に高く張り、常に変わっていく覚悟が必要。そうすれば、必ず変われる。」と述べられていたが、今の自分に最も必要なことであると感じた。変わるのは、まず自分からである、と。 -
菊池先生の教育感が述べられている章がある。公とはなにか、厳しさやユーモアについても書かれている。ご本人も言っているように教育書では言いにくい意見も正直にあり、とてもバランス感覚が優れた方である。そして。これはこれまで多くの知識と経験によって研ぎ澄まされたものだ。
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「教室で起きていることは日本社会の縮図」と仰る菊池先生の実践から導き出された言葉の数々。
厳しい環境に置かれている子どもたちが、価値ある言葉をどんな風に身につけていくのか、そしてどんな風に子どもたちの行動が変わっていくのかが丁寧に紹介されています。
こどもたち一人ひとりを見て、丁寧に関わっていくこと。
丁寧なフィードバックを返していくこと。
「教育とは手がかかるもの」という言葉が、私の胸に響きました。
私も、焦らず、じっくり、丁寧に子どもと向き合っていこうと思います。