罪の終わり

著者 :
  • 新潮社
3.46
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本棚登録 : 220
レビュー : 29
  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103346524

作品紹介・あらすじ

読書の興奮を希求する紳士淑女の皆様へ。心配ご無用。東山彰良は裏切らない! 小惑星衝突後の世界。恐怖や暴力が蔓延し、他人を信じることも難しい。罪だけ増え続けていた。そこに彼は降り立つ。価値観を破壊し、悩める者を救済する。数々の奇跡、圧倒的な力。誰もが知りたがった。後世、神とよばれた男の人生は、どんなものだったのか――。『流』から一年。進化し続ける著者が放つ、世界レベルの最新長編。

感想・レビュー・書評

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  • 文学

  • 『ブラックライダー』と
    この『罪の終わり』の2冊しか
    読んでいないけれど
    東山彰良氏が描かれる作品は
    どうも私の心に引っかかり
    この方の書かれる物語は
    好きなんだと認識。

    『ブラックライダー』の前日談としての
    『罪の終わり』も宗教的な部分があるけれど
    これは、舞台をアメリカにしているからで
    日本に置き換えても語られるべきことは
    同じ罪の重さであり、人間の卑しさ悲哀弱さ。

    デストピア小説・ポストアポカリプスでもある
    同じような背景の名作『ザ・ロード』に
    匹敵すると思う。久々に泣ける作品を読んだ。

  • ☆4つなのは、自分に知識や読解力が不足しているから。作者のせいではありません。
     台風の被害が予想される中読んだので、もう世の中は滅びつつある気がしてならない。

  • 前の本のレビューには、邪宗門とかいてあった。

  • 伝えたい神とは、なんとなくわかるが、
    東山の持つ 独特の文体が失われてしまっていると感じた。

    いわゆる人間味があって、オシャレで笑える発言について、
    登場人物達ができていなかったように思った。

  • ブラックライダー同様、こちらも評価が別れそうな作品。私としてはこちらの方が受け入れやすく読みやすかった。ウディや犬(カール)の設定がありきたりところと、ネイサン(語り手)の口調は気に入らないけれど、景色感はわりとすき。

  • 「ブラックライダー」の前日譚。前作のインパクトには及ばないし、語り手の説明口調も気になった。ただ、「食人」に及んだ人々の絶望、恐怖が「黒騎士」という聖人を作り上げていく過程や、ナサニエル・ヘイレンの底無しの悲しみには胸を打たれる。兄と母を自らの手で殺し、彼らに置き去りにされた感覚でただ生きているだけのヘイレンが、最後に追ってきてくれた犬のカールに救われるラストは忘れられない。

  • 主題がなんなのか見失う

  • ブラックライダーを読んでなかったけど、なにこれなにこれこの面白さ。

    終末が訪れたのちの世界。人が人を食べて生きる凄惨な荒野を舞台に、神の子としてあがめられていく青年ナサニエルの神話。
    無垢な兄を殺し、絶望した母を殺し、罪にまみれて流浪していくナサニエル。その姿に人々は何をみたのか。
    カールハインツがね、ああ、いいよね! 賢くて強い三本脚の天使。

  • 純粋と虚無と無垢に泣いた。クライマックスのシーンがとてつもなく鮮烈。
    「流」もとてもよかったけれどこちらもとても良かった。

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著者プロフィール

東山彰良(ひがしやま・あきら)
1968年台湾生まれ。2002年「タード・オン・ザ・ラン」で第1回「このミステリーがすごい!」大賞銀賞・読者賞を受賞。03年同作を改題した『逃亡作法 TURD ON THE RUN』で作家デビュー。09年『路傍』で第11回大藪春彦賞。15年『流』で第153回直木三十五賞。16年『罪の終わり』で第11回中央公論文芸賞を受賞。近著に『ありきたりの痛み』『僕が殺した人と僕を殺した人』、リレーミステリーアンソロジー『宮辻薬東宮』にも参加している。

「2017年 『女の子のことばかり考えていたら、1年が経っていた。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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