望むのは

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 91
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103349136

作品紹介・あらすじ

隣の家のお母さんは、エプロンを着けたゴリラだった。奇妙な世界の王道青春小説。十五歳。若い人間として生きられる、これが最後の一年だ。歳を取るのが怖い小春は、隣に越してきた同い年の歩くんと出会う。彼はバレエダンサーで、おまけにお母さんはゴリラなのだ! それっていったい、どういうこと――? 部活動、新しい友だち、恋にも似た心の揺れ。少し風変わりな世界で成長する少女の一年を描く長編。

感想・レビュー・書評

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  • 児童文学みたいな文章で空想の世界に入ってくような話。
    ジェンダーレスとかそういうの好きな方なのかな?
    もうひと息、読ませる何かがほしいとこです。

  • 青春小説。目新しいのは隣の家のオバさんがゴリラだったり先生がハクビシンだったりする事。SF的であり面白いがそこまで。

  • お隣に住むやさしいおばさんはゴリラ(似ているのではなく本物の)で、美術の先生はハクビシン。鯛やらダチョウやら、もう何でもありの不思議な世界に住む15歳の小春。16歳はもう大人と感じている小春は、高校入学の年に、ゴリラのおばさんの家に戻ってきた息子が同じ高校だと紹介される。スラリと細身の歩くん(人間です)と一緒に登校する小春。誕生日順の出席番号から歩くんは16歳だとわかり軽いショックを受ける。小春は3月生まれ。残された子ども時代は短い。高校での新しい友達とその関係を不思議な世界観で描く。

    いやはや、すごいもの読んでしまった。
    歩くんはバレエダンサーで、実はゲイ。そんな歩くんに密かに思いを寄せる小春。小春が心を開いた女友だちの鮎。その鮎に思いを寄せるクラスの人気者・相沢くん。そしてダチョウ!
    もう、読んでみないとわからない。そして、人によっては全くついていけないと感じると思うが、純粋な青春物語なのだ。

    私は好きだ、こういう小説。

  • リリース:益岡さん

  • 15歳。色。絵。山。バレエ。動物。
    不思議な世界だったけど、でも思春期の世界でもあった。
    最後の最後びっくりした。予想してなかった…。

  • 隣の奥さんがゴリラ、という驚愕の始まりの割に、児童小説のようなお行儀の良い物語。

    抽象的すぎて、作者は本人の正解があるのだけどそれが当たってるのかさえわからない。

  • 新聞の書評をみて興味をもったにゃ

    ごりら?!
    ハクビシン!鯛!ダチョウ?!

  • 16歳の主人公の女の子が好きになったのはゲイの男の子。
    お母さんがゴリラだったり(似ているのではなく本当にゴリラ)ジェンダーレス、そしてアニマルレス?な物語。
    この先に予感される片思いの苦しさを予感させつつ、今を精一杯生きる16歳の若者がまぶしい小説でした。

  • お母さんはゴリラで美術の先生はハクビシン。
    いいなーハクビシン。
    ラストがちょっと肩透かし。

  • 本当に……素敵で、素敵で……大好きで……
    他の言葉が浮かんできて感想めいたものが書けそうになったらまた書きます。今はラブコールだけ。

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著者プロフィール

古谷田奈月(こやた・なつき)
1981年千葉県我孫子市生まれ。二松学舎大学文学部国文学科卒業。2013年『今年の贈り物』で第25回日本ファンタジーノベル大賞を受賞。同作を『星の民のクリスマス』と改題しデビュー。
2017年『リリース』で第30回三島由紀夫賞候補、第34回織田作之助賞受賞。2018年、「無限の玄」で第31回三島由紀夫賞受賞。同年、「風下の朱」で第159回芥川賞候補。

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