忘れ村のイェンと深海の犬

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 68
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103349310

作品紹介・あらすじ

大切な故郷を守りたい――。少女の冒険と成長を描く、壮大な異世界ファンタジー。貧しいホロー村の少女・イェンが拾った、深海の犬。可愛さと凶暴さを併せもつ一匹の不思議な生物により、村は多大な苦難に襲われてしまう。故郷を救うべく、シェールと一緒に目指した都で偶然、国の王子と知り合いになったイェンたち。援軍とともに村に戻った彼女らを待ち受けていたのは、命を懸けた怪物との壮絶な戦いだった。

感想・レビュー・書評

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  • 大きなストーリーの序章というか、スターウォーズの最初の作のような(全体のストーリーからいうと中盤の始まりのような)感じが・・・
    続編出てないの?

  • ほのぼのしたファンタジーかなと思ってたけど、だいぶ 違ってた。族恐過ぎ。村人の豹変ぶり恐すぎ。物語全体からイェンの家族愛、故郷愛が感じられた。イェンの力強さの要因はここにあるのだろうか。家族を愛し、故郷を愛するイェンを私は羨ましくも思った。久しぶりのファンタジーだったけど、満足。

  • ちょいかわいらしい表紙に魅かれて手にとる、
    が、なかなかに厳しい(?)世界観。でもおもしろかった。

    冒頭、女英雄イェン、とあり、
    その子ども時代からお話が始まる。
    彼女がその道を歩きだすきっかけとなった、ひとつの拾いもの。
    英雄とゆーから、それと出会って冒険活劇が始まるのかと思いきや、結局、この本まるまる一冊英雄になる前のお話で、彼女自身の活躍自体はない、と言ってもいいかもしれない。
    その拾いもののおかげで彼女の日常は一変する。
    あの、村人たちの暴走シーンは空恐ろしいものがあった。
    自分たちが正しいと思いこんでいる普通の人たちほど恐ろしいものはない。なるほど確かに。
    その感じは私の中にもあるような気がする。

    何度捨ててももどってきてしまう拾いものシェール。
    そのせいで、起きた村の危機にいてもたってもいられず
    わずかな希望を求め、村を出るイェン。
    目的地である首都の様や、登場する人種などは、
    どこかで見たような、聞いたことのあるような設定ではあるものの、上手く和テイストを練り込んでたり、と
    なかなかおもしろい味のある作品だと思う。
    特に容赦ない森や海の生き物だとか、
    しかもその生き物たちの間での勢力争い的なものもあるらしい、とゆーラスト。
    イェンのこれからとともに非常に続きが楽しみな。
    まあ、ここまで風呂敷を広げるとなかなかたたむのが難しいだろうなあ、とは思うけれども、
    もし、続きがあるのなら是非読んでみたいものだ。

    なんかいろいろごった煮のごとくつまってて、
    それこそアニメにしたりしたらおもしろいんじゃないかなーっと思えた。
    少なくとも山賊ローニャをアニメ化するよりは
    おもしろいもんになる気がする・・・・。
    いや、あれ、別に嫌いではないんだが、
    なぜアニメにしたのか分からないので・・・。

  • 正統派のファンタジー。映像化したらさぞグロテスクであろう魔獣、その魔獣達から人間を守るための「ガロキンの檻。」進撃の巨人みたいで、ダークファンタジーを期待してたんだけど、割とこじんまりとおさまってしまった感。

    わざわざ「族」と闘うこともなかったのになあ。なんかシェールの親となら共存できそうだったし。闘うシーンをクライマックスとし、エンターテイメント性を出そうと思ったのかもしれないけど、もう少し「族」と「人間の」関係性やその秘密などを盛り込んだらもっとわくわくしたと思う。
    イェンという人物もその個性を冒頭で散々あおっていたので期待したのだけど、思ったより活躍してないような…。
    成長譚としても冒険ものとしても中途半端で、壮大な感じはせず、全体的にインパクトが弱い…。
    世界観はいいので、本作は序章ということで、これからどんどん続編が出ていったらおもしろくなるのかも。

  • 理想と民意。
    それが尽き果てて、英雄が生まれる。

  • 第25回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。魅力的な登場人物が多すぎて、1冊にまとめるにはもったいないくらいです。是非ともシリーズ化をお願いします。

  • 異世界における少女の冒険成長ファンタジー。

    設定や主人公から、どうしても「ナウシカ」や「もののけ姫」のようなジブリテイストを感じます。
    旅の部分は短かったけど、この部分は「指輪物語」の雰囲気かな。
    良く言えばファンタジー小説の王道、悪く言えば既出作品のパロディ。
    しかし、出だしの英雄伝説が描かれるかと思いきや、中盤までの進み具合で、最後ははしょるかと危惧したものの、序章的なところで終わるので、丁寧に書かれたこの世界を十分堪能できました。

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