酷: ハーシュ

著者 :
  • 新潮社
3.26
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本棚登録 : 95
レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103351917

作品紹介・あらすじ

壊れている、狂っている。何もかも……。歪な欲望が乱反射する戦慄の警察小説。新婚夫婦が惨殺された。凶器は手斧、意味不明の遺留品。血まみれの若妻は、結婚式場のパンフレットを犬のように咥えていた。難航する捜査に現場の不協和音が高まる中、密告がもたらされ捜査官が一人姿を消した……。連続する手斧殺人、禁断の執着愛、性的倒錯、もつれる謎。疑惑と推理の迷宮の果て、ついに真犯人が姿を現した!

感想・レビュー・書評

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  • 前川裕『酷 ハーシュ』新潮社。

    実質的なデビュー作の『クリーピー』以来、ずっと読み続けている作家であるが、作品の出来にかなりの山谷があるように思う。本作は出来としては山の方なのだが、物語の世界を余りにも狭い範囲にまとめてしまったことが少し残念に思った。

    新婚夫婦を手斧で惨殺するという猟奇的な殺人事件を発端に次々と連鎖していく狂気…事件を捜査する刑事の手塚京介は少しずつ狂気の闇に飲み込まれていく。

  • 夫婦が手斧で殺害される凄惨な事件。
    登場人物みんな怪しく思えてきて、疑心暗鬼になっていく。犯人や関係者の心理に共感できず、薄気味悪さを感じ、ゾワゾワする。でも、先を読まずにはいられない。
    犯人が分かっても、気味の悪い・後味の悪い事件でした。。

  • 初めて前川さんの作品を読みました。

  • いろんな意味で「酷な」警察ミステリ。一部の伏線と結末にいささか不満は感じるのですが、それを補って余りある迫力がありました。「クリーピー」が映画化されましたが、本作も映像化されると良いな

  • 大筋は面白かった。
    細かいところで
    ・伏線が回収しきれてない(それ伏線じゃなかったんかーい!っていう回収のしかたかな?)
    ・色彩が多用されてるのに色味が感じられない
    ・読点が多すぎる
    辺りが気になった。
    なんかいまいち情景を思い描けなかった。

  • 久しぶりにこの手の残虐ものを読んだ気がする。
    嫌いじゃないな(^_^;)って思ってしまった。

  • 元来、読後感の悪い、ホラー調の読み物は苦手な性質なのだけれど、前川さんの作品はリーダビリティも手伝って、ついつい読んでしまう。今作も相変わらずの薄気味悪さ、スリリングな展開で一気読み。面白かった。
    ただ、人間関係が集中し過ぎていて、そこのところはちょっと不自然さを感じないでもないかな。あと、変態的な描写も読めないわけじゃないけど、ちょっと引く、、。

  • 2月-18。3.0点。
    20年前に発生した、新婚夫婦を手斧で惨殺した事件。
    類似事件が発生。キャリア刑事、20年前捜査した元刑事
    と主人公。捜査、軋轢などなどあり。
    相変わらず人間の狂気が、上手く描かれている。

  • すべてのシーンに手掛かりが散りばめられている点では読み進めやすくわかりやすい。一方、もう少し細かく登場人物たちの生活感を滲ませればより現実味を与える作品になったかもしれない。読者を撹乱させ想像を膨らませる「無駄さ」があってもよかった。

  • 前川さん3冊目・・・、クリ―ピーは面白いと思ったんだけどな。もう、新刊でても読まないかな。
    性的な部分が、なんだか気持ち悪い。服装の説明も。
    表現がおっさんくさくて、キャラと合わない感じ。

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