書庫を建てる: 1万冊の本を収める狭小住宅プロジェクト

  • 新潮社
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感想 : 39
  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103352914

作品紹介・あらすじ

あふれる本をどうにかしたい、実家の思い出を残したい――。“イエ”の歴史そのものである祖父の半生を遡りながら新たな“家”を建てる――気鋭の住宅作家に思いを託し、たった8坪で始まった家づくり。土地探しから竣工まで、その過程を施主と建築家、それぞれの立場から描いたドキュメント。施工の詳細や図面など図版多数。小説家・松家仁之による書庫訪問記も収録。

感想・レビュー・書評

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  • "BSフジ「原宿ブックカフェ」のコーナー“今週の新刊”で登場。
    http://www.bsfuji.tv/hjbookcafe/highlight/35html

    「この書庫がなぜ、家を継ぐ家として建てられることになったのか、といったところから始まっていくんですけれども、単に一つの建築物が出来上がるまでのルポルタージュを綴ったという意味をはるかに超えて、まるで壮大な人と歴史と、そして本というもの。まるで一冊の物語として読める、、そんな内容になっています。」(B&B 木村綾子さん)



    原宿ブックカフェ公式サイト
    http://www.bsfuji.tv/hjbookcafe/index.html
    http://nestle.jp/entertain/bookcafe/

  • 家族の歴史を相続する。
    http://bukupe.com/summary/12149

  • 記憶の「よりしろ」 評・青木淳(建築家) : 書評 : 本よみうり堂 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
    http://www.yomiuri.co.jp/book/review/20140407-OYT8T50299.html

    新潮社のPR
    http://www.shinchosha.co.jp/book/335291/
    阿佐ヶ谷書庫プロジェクト 松原隆一郎+堀部安嗣│とんぼの本
    http://www.shinchosha.co.jp/tonbo/blog/matsubara/

  • 「なぜ人は書庫を作ってまで本を持ちたがるのか」より
    http://www.dotbook.jp/magazine-k/2014/02/26/why_do_they_build_personal_libraries/

  • 急ごしらえでとりあえず作ったものというのは時間が経つと納得のいかない部分が必ず出てくるものです。それは性能を満たしただけの建物に近いからでしょう。法律や松原さんの要望から即物的に生まれたプランには生命感と根本的な魅力が欠けているのです。設計者が自分で心の底からいいと思うもの、生悪化しているものを何度も心のフィルターを通して検証して形に落ちつかせて行かなければ生命感のある、血の通っている空間生まれないのです。この極めて個人的な孤独の葛藤の後にしか、建築に生命観を開かれません。

    施主の要望をしっかり聞き、咀嚼した後に、その要望を一旦忘れるのです。言い換えれば施主の要望を言葉として捉えることをやめて、もっと抽象的で身体的な感覚としてとらえるトレーニングを開始するのです。言葉で言い表せない、言葉では誤解を生んでしまう本質的で大事なことがその言葉の奥に住んでいます。

    信頼して任せているのだから、堀部さんがいいと思うことを受け入れるしかありません。

  • 書庫を設計した建築家と依頼者が交互にそのプランについて執筆をしている。建築家がどんな風に考えてこういう設計をしたのか、が良くわかり、本を開くのが楽しみでした。素敵な書庫の写真にうっとりしました。

  • 堀部さんの設計プロセス、考え方が細かく記されていてとても参考になりました。良本です。

  • 「本で床は抜けるのか」で言及

  • 読書
    ノンフィクション
    建築

  • 一万冊の本と仏壇を収めるための書庫の建築に関し、その施主と建築家が綴った一冊。
    こう書くと、限られたスペースをいかに効率よく活用して書庫を建てるか、といった内容の本に思えるが、さにあらず。本書は、施主であり学者である松原隆一郎の、自分の家の歴史の説明から始まる。決して良好とは言えなかった父親との関係を赤裸々に語り、祖父ら先祖の生きた証として仏壇を残したいと考える。それゆえの本と仏壇なのであり、これが単なる書庫建築とは一線を画しているところなのである。
    そして、本の後半は建築家・堀部安嗣による卓越した手腕が展開されるのだが、これはもうただただ驚嘆する。建築家が生み出すデザインの妙の裏には、ハッとするような着想があることがよく分かる。例えば、人を取り巻く世界には『世間』と『自然』という二つの世界があり、建築とはこの二つの世界を行き来して繋ぐものである、という主張。また、墓地と図書館はどちらも死者との対話の場所であり、記憶を引き出し、継承する場所である、という指摘。今回の書庫建築は、深い洞察に裏打ちされたものであり、デザインの技術を身に付けただけの建築家には到底成しえなかった仕事だっただろう。
    ちなみに、この書庫の住所は施主の住まいにほど近い阿佐ヶ谷。西荻・荻窪で育ったワタシにはなじみ深い地名や場所が本書のあちこちに。もちろん、近いうちにこの書庫を見に行くべく、阿佐ヶ谷に出かけてみようと思う。

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著者プロフィール

松原隆一郎(まつばら・りゅういちろう)
昭和31(1956)年神戸市出身、放送大学教授、東京大学名誉教授。灘高校・東京大学工学部都市工学科卒、同大学院経済学研究科単位取得退学。専攻は社会経済学・経済思想。著書は『頼介伝』(苦楽堂)、『経済政策』(放送大学教育振興会)、『ケインズとハイエク』(講談社現代新書)、『経済思想入門』(ちくま学芸文庫)、堀部安嗣との共著『書庫を建てる』(新潮社)他、多数。

「2020年 『荘直温伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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