BUTTER

著者 :
  • 新潮社
3.48
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本棚登録 : 2410
レビュー : 341
  • Amazon.co.jp ・本 (460ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103355328

作品紹介・あらすじ

木嶋佳苗事件から8年。獄中から溶け出す女の欲望が、すべてを搦め捕っていく――。男たちから次々に金を奪った末、三件の殺害容疑で逮捕された女、梶井真奈子。世間を賑わせたのは、彼女の決して若くも美しくもない容姿だった。週刊誌で働く30代の女性記者・里佳は、梶井への取材を重ねるうち、欲望に忠実な彼女の言動に振り回されるようになっていく。濃厚なコクと鮮烈な舌触りで著者の新境地を開く、圧倒的長編小説。

感想・レビュー・書評

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  • 女の嫌なところをぜんぶ見せられた感じ。
    いい気分で読むのは難しい。
    新潟出身だと複雑な気持ち。

    とにかくバターごはんが食べたい。
    私はマーガリンでもいいけど。

  • モテる人ってどんな人なんだろう?って興味から読み始めたけど、読んでるうちに、私までカジマナのペースに巻き込まれそうになって、何度も本を閉じ、深呼吸をして読み進めないと、周りが見えなくなりそうなほど、引き込まれていった。

    カジマナから勧められる食事を取って胃もたれした里佳のように、カジマナの話は聞きながら胃もたれするような感覚になる。

    私も含め、「こうであるべき」に縛られて生きているな〜と改めて感じさせた。でも自分の欲望に正直なだけの生き方なんて想像もつかないけど!

  • 胸やけしそうなくらいこってりした、
    バターを使った数々のお料理の描写。さすが柚木さん。
    内容もヘビーだったので読むのにすごく時間がかかった。
    事件に関してはモヤモヤが残ったままなので、うーん。
    結局のところカジマナ最強かあ、という感じ。
    思わず七面鳥の作り方動画を調べてしまった。

  • 読みたいリストにありながら忘れていた。実際手に取ったきっかけは、高知でファムファタルみたいな警官のニュースを見て。
    家帰ってBUTTER読まな、ってこの数日は仕事帰りにいつも思っていたような、久しぶりに吸い込まれた本。
    その一方で、感情移入しやすいと自分では思ったいるけれどこの本ではほとんど移入することがなかった。
    ただただなんなんやろこのカジマナは、と。ほんのりとある先入観と、実際の事件をベースとした話ってどんなもんやという好奇心で読み進めた気がする。
    読後感は爽やかでもなんでもない。あー、読みおわった、事実として読み終わった、という感じ。へんなの。

    好きな作家の一人である柚木さんの本は、私にとって自分のコンディションで読む読まないを選ぶタイプ。しかし今回は読んでしまった。見事に絡め取られてしまった。

  • THE恋愛小説とかではないけど、恋人とお別れした直後の私には色々と心にくるものがあった。

  • 梶井まなこを最終的に倒せなかったこと、倒さなかったことが良くも悪くも印象に残った。
    食の良し悪しを計るものはなんなんだろうかと考えた。
    オシャレな物、手の込んだ物はそれは確かに美味しいだろう。
    でも料理はそれだけではないと感じた。

  • はじめはあまり面白くないけど、後半ガーッと盛り上がる物語ってあるけど、これは逆。
    前半はなかなか面白く、カジマナと里佳の関係がハンニバル・レクターとクラリスみたいな感じで唆られるものがあったが、伶子が暴走しだしてから途端につまらなくなった。
    せっかくここまで読んだんだし、最後まで読めば、意外にバラバラのものが上手くまとまって良くなるかもと、投げ出したいのを我慢して読んだのだが、投げ出せば良かった。
    結局何が描きたかったのか?30代女性の生き方なら、別に殺人犯を絡める必要はない。
    エンタメ小説とは、頑張って読むものではないこと。話題になったからと言って面白いとは限らないということ。そんな当たり前のことを改めて思い出させてくれる本。

  • 図書館で予約してたとも、どんな話なのかもすっかり忘れてた。
    2年近くたってやっと順番がまわってきた。
    木嶋佳苗をモデルにした話だということを、読み始めて知る。
    これまで読んだ同じ作者の他の作品とは、全然違っていた。
    感想は…なんだろう、よくわからない。
    ただ、マーガリンではなくバターを食べようということだけはわかった。

  • 描写がすごくリアルで、その場に自分がいるような感覚に陥る。
    周りの目に捉われすぎることの無意味さを感じた。

  • バターが食べたくなって、エリンギのバター炒めを作ってしまった。

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著者プロフィール

柚木麻子(ゆづき あさこ)
1981年、東京都生まれの小説家。立教大学文学部フランス文学科卒業。2008年に「フォーゲットミー、ノットブルー」で第88回オール讀物新人賞を受賞し、2010念二同作を含む初の単行本『終点のあの子』を刊行。2014年に『本屋さんのダイアナ』で第3回静岡書店大賞小説部門受賞。2015年『ナイルパーチの女子会』で第28回山本周五郎賞受賞、直木賞候補に。2017年『BUTTER』で直木賞候補。2019年、『マジカルグランマ』が第161回直木賞候補となる。

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