BUTTER

著者 :
  • 新潮社
3.53
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本棚登録 : 4976
感想 : 656
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  • Amazon.co.jp ・本 (460ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103355328

感想・レビュー・書評

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  • 重い。。。

    柚木麻子さん大好きな作家だけど、
    これは、、、一度読めばもういいという感想。

    でも、美味しいバターが食べたくなった笑

  • ・人物設定の年齢がまず、若すぎるなと思った。33歳であそこまで考えるかな?と。人間関係含む、もう少しこの年代をリアルに描いて欲しかった。ここがこの物語のポイントではないと言えばそこまでだが、それにしてもその辺りが薄っぺらな感じがした。ここまで深く物事考えられない年代だよって。あまりにも成熟し過ぎている感じがした。理想も入っちゃってるし。その上でキャリアとか考え方が出てきてイマイチ移入できなかった。
    ・分厚い本の割にはあんまり…残ったものはなくて、面白かった!とかこの言葉がなるほど刺さったとかもない。まあ、感動ものではないから必要ないんだろうけど。
    ・ミイラ取りがミイラになる、レクター博士を彷彿させる感じなのかなぁと。で、結局それで何を言いたいのかなぁって。彼女は彼女、人は人、自分は自分で生きていかないとね的な感じなのかなぁ。。
    厚さの割には内容がないんだよなぁ。。
    それだったらアッコちゃんシリーズみたく、楽しく夢物語でもこういう人がいたら良いな、本ぐらい楽しい世界でも良いよねの方がサッパリ楽しく読めるのに、時にメッセージ、木嶋のリアルなレポートも入れ込むもんだから…、うーん何が言いたいのかわかんないよなぁって。
    ・それに最後の方、玲子と篠井の関係のくだりとかあれ、いるか?随所に残念な感じがする本だった。

  • 小説より奇怪な事実・事件があると、作家はその事件に乗っかって何かを描こうとしてしまうのだろうか。なんだか無駄に長くてもうどうでもよくなってしまった。この話にこの死刑囚が出てくる必要がない。食べ物の描写もしつこくておいしそうとは思えなかった。この小説の焦点がどこにあるのかわからない。たしかこの小説何かの賞の候補になったんでしたね。それほどのものじゃないというのが感想です。たぶんこの作家とは相性が悪いんでしょう。期待はずれでつまらなかった。

  • 蕎麦に柚子の皮を入れるとグッと美味しくなりますねw。柚木麻子さんの「BUTTER」、2017.4発行です。この本はバターのCM本です(^-^) 読後、きっと食べたくなります。炊きたてのご飯にバターと醤油、たらこパスタにバターと紫蘇、ガーリックバターライス、塩バターラーメンバターまし、サッポロ一番塩ラーメンバターのせ (^-^)

  • 木嶋佳苗をモチーフにしたと思われる、婚活サイトで知り合った中年以降の男性を次々と殺した罪に問われている女性と、そのインタビューを取ろうと接近して影響を受けていろんなところにぶつかり、傷だらけになりながらも新たな自分を見つけて歩いていく女性編集者の話。

    あ、こう書いてみると悪くなかったみたいに見える。
    だけど柚木麻子さんの中で最も読むのがしんどくて時間がかかった。終盤になってもなかなか終わりが来なくていつ読み終わるんだろって。

    うーん、今までの作品よりぐっと社会派で、直木賞候補にも上がってたし、期待に胸を膨らませて読んだけど、どうしてそうなるの?そう思うの?そうするの?の連続、要するに共感できないからかな。
    とにかく私にはダメだった。。

    木嶋佳苗本人が書いた「礼賛」の方がずっと面白かったという皮肉。ま、ラストはダメだったけど。

    やっと読み終わって自分にご苦労さま。

著者プロフィール

1981年生まれ。大学を卒業したあと、お菓子をつくる会社で働きながら、小説を書きはじめる。2008年に「フォーゲットミー、ノットブルー」でオール讀物新人賞を受賞してデビュー。以後、女性同士の友情や関係性をテーマにした作品を書きつづける。2015年『ナイルパーチの女子会』で山本周五郎賞と、高校生が選ぶ高校生直木賞を受賞。ほかの小説に、「ランチのアッコちゃん」シリーズ(双葉文庫)、『本屋さんのダイアナ』『BUTTER』(どちらも新潮文庫)、『らんたん』(小学館)など。エッセイに『とりあえずお湯わかせ』(NHK出版)など。本書がはじめての児童小説。

「2023年 『マリはすてきじゃない魔女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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