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Amazon.co.jp ・本 (296ページ) / ISBN・EAN: 9784103356714
感想・レビュー・書評
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2014年5月新潮社刊。書下ろし。アンソロジーで志川さんが良かったので、読んでみました。おえんはもちろん、登場人物たちにも味があり、6つの連作短編をうまく配置してあって、読み応えがありました。続きが出ても良さそうなくらいの出来だと思います。と思って調べたら、芽吹長屋仕合せ帖シリーズとして改題されて新潮社から出ていました。楽しみです。
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面白いけど…
おえんさん、あまり好きじゃない。 -
志川節子さん「結び屋おえん 糸を手繰れば」、2014.5発行です。いわれなき離縁状を出され、11歳の幸吉を置いて、大店の奥様から六畳一間の長屋に移り住んだおえん32歳の物語。人と人の縁を結ぶ仕事をしながら長屋に溶け込んでゆく連作6話。糸を手繰れば、まぶたの笑顔、しょっぱいふたり、化けの皮、明日、それぞれの春、しっとりとした話で爽やかな読了感です。離縁した男はいただけませんが。
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夫や姑にあらぬ疑いを掛けられ、商家を追い出された女のお話。
長屋の住人や、元番頭の支えがあるからこその生活。 -
主人の文治郎から不倫の疑いを掛けられたおえんは長屋に引っ越すが、そこの住人と上手くいかない.おりつを恭太郎を結びつけるお世話をすることで、次第に長屋連中と良い関係を持てるようになる.この話が表題作だが、彩乃と弥之助を結びつける「まぶたの笑顔」では、おえんがはぐれてしまった友松の話しが何とも悲しい.「化けの皮」の薮田権之助のかつらの話は面白かった.でも最後の「それぞれの春」でおえんの息子・幸吉の言葉に大人たちが自分たちの立場を弁える場面が秀逸だ.昔の行事の描写、とくに餅つきのそれは、私自身が子供の頃にやっていたのと全く同じで懐かしく感じた.
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時代と言えば時代なんだろうとは思うけど、しょーもない理由で家をおとなしく追い出されるとか、一言の詫びもないままうやむやにされて戻ってこさせようとするとか、どうももやもやする展開。最後に息子からの手痛い一言はあったものの、私的にはもっとぎゃふんと言わせてほしかったかな。
はぐれてしまった長男との縁がいつか結べるのかな。
著者プロフィール
志川節子の作品
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