「十二国記」画集 久遠の庭 (第一集)

  • 新潮社 (2014年7月31日発売)
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感想 : 21
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  • 本 ・本 (108ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103359319

作品紹介・あらすじ

小野不由美が紡ぎだす「十二国記」の世界を彩る美麗なイラスト、完全収録! 頁をめくれば、あの登場人物たちが動き出す――<第一集>は一九九一年から二〇〇六年までの初期作品に描き下ろしを加えた全九五点をコンプリート。

感想・レビュー・書評

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  • ほとんどの作品が既出でしたが、
    大きい版だと細部の書き込みまで明瞭で・・・はぁ~美しい!
    楽俊の可愛さ、陽子の凛々しさ、
    泰麒の可憐さの原点は山田氏の絵なんだよ~と、
    再確認です。
    もう1冊も早く出て欲しいなぁ。

  • 山田章博氏の『十二国記』画集。
    第一集であるこの『久遠の庭』には、ホワイトハート版の表紙や挿絵が中心に収められています。

    高校生から大学生の頃にかけてWH版を必死に読み漁っており、それらは今でも本棚に並んでいるのですが、文庫より大きいサイズで改めて眺めると懐かしさが込み上げて来ました。
    最初に『月の影 影の海』を手に取った時は、表紙の構図と色遣いに何となくエキゾチックな匂いを感じたなぁ、とか。
    主人公・陽子の赤毛が特徴的な色合いだと感じた記憶があります。
    画集の表紙になっている陽子の髪の色は、WH版とはまた違って鮮やかな印象ですが、こちらもとても好きです。

    WH版の挿絵は『図南の翼』の、「騶虞を連れた利広」と「犬狼真君」が特に好きです。
    私は北米版までは所持していないので、北米版のために描かれたイラストが収録されているのはとても嬉しかったです。
    北米版『風の万里 黎明の空』と『図南の翼』は元々WH版で使用されていたイラストを同じ構図で描き直したものが使用されていたりして、興味深いです。
    それから『東の海神 西の滄海』ドラマCDのブックレットに載っていた短編『漂泊』の挿絵が掲載されていたのには感激しました。
    確か、墓参りの場面だったと思うのですが。
    このCDは大学時代に友人から借りて聴いたので、いつか自分でも手に入れたいです。

    欲を言うと、もう少し描き下ろしが欲しかったことと、ご本人による作品解説などがあれば嬉しかったなぁというところ。
    第二集も楽しみです。

  • 殆どがホワイトハート版のカラーと挿絵の大判でした。
    元々は、この大きさで描かれているのかな?
    見応えありました。
    最後の方の欧米版は微妙にタッチや目の描き方を変えてあるのも面白いですね。
    ドラマジャケットやカレンダー絵は初見で楽しかったです。

  • 気になりますね(実は未読)

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    http://www.shinchosha.co.jp/book/335931/

  • 動きのある画、静止の画、一瞬を切り取った画。モノクロだからこその画、グラデーションの美しさ。硬い線、柔らかい筆致。俯瞰からの、仰っての画、、、、、、。堪能いたしました‼️

  • ただの女子高生だった陽子の美しさ。イラストが本当に素敵。

  • やはり十二国記といえば山田章博氏のイラストは欠かせない。
    当時黄昏の岸から挿絵のない講談社文庫に変わったが、挿絵の要望が多かったため遅れてホワイトハート版が刊行されることになったと記憶している。
    カラーだけではない、そんな挿絵も収録されており見ごたえのある画集である。

  • 2020.05.23

  • 懐かしい挿絵。書き下ろしはないのかなぁ。
    表紙の陽子がカッコいい。

  • 皆が文庫版で見ていたより、ずっと凛としていて素敵だった。幼い泰麒でさえ、麒麟として気高さが感じられた。一つ一つの絵からそのシーンを思い出して時折泣けました。陽子の赤い髪が本当に美しい。カラーページが少ないのがちょっと残念だけど。そして、楽俊可愛すぎた。人の楽俊もかっこ良いんだけど、やっぱり可愛かった。あー楽俊に埋もれたい。

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著者プロフィール

1957年高知県生まれ、京都府在住。漫画家、イラストレーター。1981年、『ぱだんぱだん』で漫画家デビュー。代表作は、『BEAST of EAST~東方眩暈録~』、『ロードス島戦記~ファリスの聖女~』など。イラストレーターとしても、多くの装画・挿絵を手掛けており、「十二国記」シリーズは二十余年にわたる代表作。その他、ゲーム、アニメのキャラクター原案、映画のコンセプトデザイン等も手掛ける。1996年、第27回星雲賞(アート部門)受賞。

「2023年 『火狩りの王 〈外伝〉野ノ日々』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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