小林秀雄とその戦争の時: 『ドストエフスキイの文学』の空白

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103359913

作品紹介・あらすじ

「何もかも正しかった事が、どうしてこんなに悩ましく苦しい事なのだろうか」自ら従軍記者を志願してまで、あの「戦争の時」に深く食い入り、『罪と罰』や『悪霊』の作家が触知せざるを得なかった「時代」への苦悶に、まざまざと感応した小林秀雄。―― 中原中也、保田與重郎、武田泰淳、等々の「補助線」を周到に引きつつ、文学の徒として「書く」ことの切実な「実存」を精緻に析出させてゆく長編論考。

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著者プロフィール

1960年生。文芸評論家。著書に『文学のプログラム』(講談社)、『ドストエフスキー』(講談社)、『小林秀雄とその戦争の時』(新潮社)など。

「2018年 『佐藤泰正先生追悼論集 語り紡ぐべきもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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