パーマネント神喜劇

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 967
レビュー : 167
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103360124

作品紹介・あらすじ

「あんたの願い、叶えてあげる」こんなカミサマ、信じていいの――!? デートの途中、突然時が止まった。動かない街に現れたのは、「神」と名乗る二人の男(小太りとノッポ)。ペラペラまくしたてる小太りに肩を叩かれ戻った世界は、あれ、何かが違う……? 万城目ワールド、ここにあり! アヤしげな「神様」に願いを託し、叶えられたり振り回されたりする人たちの、ドタバタ神頼みエンターテインメント。

感想・レビュー・書評

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  • 万城目さんの新作。万城目学なら必ず読むと決めているのだけれど、今回は楽しみでした。
    縁結びのしがない神様(でもキャリア千年)が語る一人称の文体は、時に読みにくく、無理もありましたが、最後の章では、こう来たか(笑)。
    神様が組織の一員で、サラリーマンのように自由がきかないところが面白い。最後に、然るべき手続きをしていなかったために、絶体絶命の危機に陥る縁結び神。こういう仕組みを考えたり、理詰めで納得させるところは万城目さんの真骨頂だと思いました。

    神様の事情とは別に、人間たちの悲喜こもごもの物語。市井の神様は、市井の人たちの願いを聞き続ける。縁結びの神が関わるけれど、人生を切り開くのは神様のおかげだけではなく、本人たちの力によるという。
    震災を子供の視線で扱った表題作は、心に沁みました。
    何度でも読み返したくなるお話です。
    2016年から2017年にかけて、あの長編「とっぴんぱらりの風太郎」や、「バベル九朔」と同じ時期にこのお話があったのですね。

    全編小説家みたいな神様がくっついているのですが、彼が最後に、地味にキーマンとなって意外な形で危機を回避する。万城目さんがちょっと笑っているような気がしました。

  • 神様の一人語り。中年のおっさんのような神様で楽しかったな。
    昇進試験とか、面白おかしく。変に難しくねじれた世界になったりせず、ファンも楽しめるくだりありで、さっと読めて万城目ワールドに満足。

  • 縁結びの神様たちのコメディ。
    最後はどうなることかとハラハラした。
    装丁が面白い。カバー裏がキュートでした。

  • 神様も頑張ってんだし。
    だから、ね。

    なんか元気でたわー。
    好きだ。まきめー。

  • ちょっぴりほっこりいい気分になれる素敵な作品。
    読後感は「かの子ちゃん」の時とちょっと似てたかな。

    過去作品とのつながり、トシ&シュンでのそれっぽいラスト含め、作者のいろんなところへの愛情を感じる一冊でした。

  • 鴨川ホルモーから大ファンになった万城目学さん。
    バカバカしい面白さはここにも健在で。縁結びの神様が偶然と成り行きで任務を遂行。騙されるというよりも良い意味で担がれて、みんなが幸せになる筋書き。
    あり得ない設定というのがこれまた楽しい。
    じっくりと腰を据えて再読しても違った面白さを構築できそう。

  • 今度、意味もなく神社に行ってみよう。
    銀行員みたいなオジさんがいたら、どうしよう。

  • 万城目さんの本、いい意味で突拍子もないものが多いように思いますが、この本もまさに。

    すごくおもしろかったです。

    読みやすくて楽しくて、ちょっとじんとくるとこもあったりして…
    神様、いい味出てましたよ!

    ほっと一息。いい息抜きになりました。

  • 神さまがいたら、きっとこんなやり取りがあるんだろうな。ふふ。
    願い事をするときは、住所、氏名は言ったほうがいいのかも……なーんて。

  • 神様の世界はだぁれも知らないから

    もしかしたら本当にこんな感じなのかもしれない。

    お話の中の神様は、
    人間ぽくて、なんだか親しみやすい。

    完璧だと「ネ申」過ぎて恐れ多いからかしら。

    かのこちゃんとお父さん
    の登場が嬉しかった。

    神様も一生懸命、
    人間を幸せにしようとしてくれてるんだぁと思うと
    期待に応えなくてはと思うなぁ。

    がんばろう、私。面白かった。

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著者プロフィール

1976年大阪府生まれ。京都大卒。2006年ボイルドエッグズ新人賞を受賞した『鴨川ホルモー』でデビュー。『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』『とっぴんぱらりの風太郎』『悟浄出立』が直木賞候補になる。他の著書に『ホルモー六景』『偉大なる、しゅららぼん』など。

「2016年 『バベル九朔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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