パーマネント神喜劇

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 974
レビュー : 168
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103360124

作品紹介・あらすじ

「あんたの願い、叶えてあげる」こんなカミサマ、信じていいの――!? デートの途中、突然時が止まった。動かない街に現れたのは、「神」と名乗る二人の男(小太りとノッポ)。ペラペラまくしたてる小太りに肩を叩かれ戻った世界は、あれ、何かが違う……? 万城目ワールド、ここにあり! アヤしげな「神様」に願いを託し、叶えられたり振り回されたりする人たちの、ドタバタ神頼みエンターテインメント。

感想・レビュー・書評

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  • 表紙と題名だけで選びましたが、なかなかのものでした。初めての作家さんかなあと思ってたけど、鴨川ホルモーの作家さんでしたね。地震の話は憂鬱になるものが多い中、これは軽いけど良い感じでした。

  • 「いまからあんたの願いをひとつだけ叶えてあげる」
    とある神社に祀られている神様。お得意は縁結び。
    千年同じ神社に仕えていて、そろそろ人事異動の時期も迫り、願い事を叶えるノルマを達成しなければ…と、日々奔走している。

    そんな神様と、その神様を取材して本を書こうという神様のおしゃべりを通して物語が進んでいく。

    人の願い事は千差万別。軽~いものから自分だけのためではないものまで、日々たくさんの願い事であふれている。
    神様の力で願いは叶えられたけど、そこから先をどう生きるかは自分自身で決めること。

    神様自身も、もっと大きな力を持つ大神様に助けられたり。
    パーマネント=永遠なる
    永遠を生きる神様だって、半年、10年、20年、100年先も平和であることを願っている。

  • 万城目ワールド全開!
    久々に万城目学さんの本を手にし、ぶっ飛んだ話の展開に不思議な光景が目に浮かびながら読み進められました。
    表紙の絵の影響か?!

    神社にお祈りに行きたくなりました。
    神頼みは無駄なことではないんだな
    何かを一心にお祈りすることは神頼みしてるけども
    きっと自分の中で真剣に考えていて
    無意識に自分の行動に現れるのだと思う
    だから願いって叶うんだろうな

    と感じました。
    日本人の文化って悪くないよね
    必要な時だけ神頼みしてるかもしれないけども
    でも結局は自分に責任があることはわかっている

  • 縁結びの神様のお話。
    四つのお話すべてで気持ち良く騙された。爽快。

    最後のお話は東日本大震災と楽天イーグルスの優勝がモデルになってるのかな。なんだかんだ言っても、ハラハラしてからのハッピーエンドにグッときてしまう。しっかり感動してしまった。

    神様、といっても祀る人間が去ったら神様は消えてしまう、という設定が興味深い。最初から最後までずっと面白かった。続編出てほしい。

  • ちょっぴりほっこりいい気分になれる素敵な作品。
    読後感は「かの子ちゃん」の時とちょっと似てたかな。

    過去作品とのつながり、トシ&シュンでのそれっぽいラスト含め、作者のいろんなところへの愛情を感じる一冊でした。

  • 神様のお話。

  • いまひとつ乗り切れず。
    読み返したら面白いのかもだけどなんだか
    そういう気になれな・・
    あと表紙のシャツ姿が地味に新鮮。
    図書館で借りたので顎辺りから帯貼り付けてあって
    見えなかったんだ

  • 面白い世界観でした

  • 鴨川ホルモーから大ファンになった万城目学さん。
    バカバカしい面白さはここにも健在で。縁結びの神様が偶然と成り行きで任務を遂行。騙されるというよりも良い意味で担がれて、みんなが幸せになる筋書き。
    あり得ない設定というのがこれまた楽しい。
    じっくりと腰を据えて再読しても違った面白さを構築できそう。

  • 本当に作者 万城目学氏の突拍子もない内容の話に、いつもこんなのあり?と、思うような話が、多い。

    「鴨川ホルモー」「鹿男あをによし」も、面白かったけど、
    この表紙のような小太りで中年(?)ぽい神様が、最初のページから、自己紹介から始まり、何故か途中で本を閉じたら、表紙の顔が見えて、ふふふ・・・と笑えて来てしまう。

    裏をひっくり返すと、またまた、銀行マンの営業マンのような、ボチボチでんな~いかがですか?と、催促されそうな感じのメガネ男も、つい、本を読んでいたら、思い出して想像してしまいそうである。

    内容は、4話からなる。
    「はじめの一歩」も、若い2人の恋を成就させるのだが、肇の口癖の「初めに・・・」も数学的帰納法という説明があって、面白い。n=1の成立で、n=k、n=k+1の証明法で、まず初めにという言葉が、、、アイスクリームが、解けてしまいそう。(笑)

    「当たり屋」神様の発している光の色が、137色って、素数というあたりも、中途半端的数字が、作者らしい発想である。
    そして、当たり屋での儲けや神様からの他力での儲け4億円を全部 消費してしまう所が良い。

    「トシとシュン」では、カラス・ビニール袋・おじいさんの3つから、物語が、出来るのも凄いと、思う。

    「パーマネント神喜劇」ここも、神様の独壇場である。
    ご神木にドングリを結び付ける所が、誰もが想像しないであろう。

    厳かな神でなく、本当にコントを聞いているかの如くの笑える話であった。

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著者プロフィール

1976年大阪府生まれ。京都大卒。2006年ボイルドエッグズ新人賞を受賞した『鴨川ホルモー』でデビュー。『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』『とっぴんぱらりの風太郎』『悟浄出立』が直木賞候補になる。他の著書に『ホルモー六景』『偉大なる、しゅららぼん』など。

「2016年 『バベル九朔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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