出版禁止

著者 :
  • 新潮社
3.14
  • (23)
  • (86)
  • (141)
  • (57)
  • (15)
本棚登録 : 892
レビュー : 138
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103361718

作品紹介・あらすじ

なぜ「心中事件」のルポは、闇に葬られたのか――あの「放送禁止」の監督は、小説書いても、凄かった! 題材は、ある「心中事件」。死ぬことができなかった女性へのインタビューを中心に構成されたルポ「カミュの刺客」は、なぜ封印されたのか? 熱狂的中毒者続出の「放送禁止」の生みの親、長江俊和が放つ、繊細かつ大胆なミステリ。先入観を投げ捨てて、禁じられたこの世界へどうぞ。こんなに何度も「驚愕」できる本、滅多にないです!

感想・レビュー・書評

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  • うーん、私には合わなかったようだ。
    ミステリー自体あまり読まないけれど、アナグラムなど仕掛けがてんこ盛りの小説は特に慣れていない。
    なぞ解きをしながら読むのってしんどいなぁ。
    好きな人は好きなんだろうけれど。

    いずれにせよ、よく分からなかった。
    結局何が言いたいんだろう。
    だれがどんな目的でだれを殺したのか・・・。
    おまけに気持ち悪い。
    食事の前には読まない方が良いです。

    王様のブランチのブックレビューコーナーを見て思わず借りてしまった。
    てっちゃんが引退してからつまらなくなってほとんど見てなかったのに。
    たまたま目にしたのが運のつき。
    テレビの影響力って怖いな(^_^;)

    • 夢で逢えたら...さん
      書評を見て読んだら失敗。よくありますよね。
      あまりにもつまらなくてここに登録さえしないことも。
      でも「面白い本ないかな〜♪」といつも探し...
      書評を見て読んだら失敗。よくありますよね。
      あまりにもつまらなくてここに登録さえしないことも。
      でも「面白い本ないかな〜♪」といつも探してるから、書評を見るのを止められないんですよね。
      でも、失敗のレビューも参考になるから有難いです(*´ー`*)
      2014/11/28
    • vilureefさん
      夢で逢えたら...さん、こんにちは。

      書評読むの楽しいですよね~♪
      読みたい本いっぱいでますます収拾がつかなくなります(^_^;)
      ...
      夢で逢えたら...さん、こんにちは。

      書評読むの楽しいですよね~♪
      読みたい本いっぱいでますます収拾がつかなくなります(^_^;)
      でも新聞や雑誌の書評って基本的に良いことしか書いてませんからね。
      そこをどう判断するかですよね。

      その点、ブクログなどの書評サイトは正直なレビューが多いのでありがたいです。
      評価の低いレビューの方がかえって参考になりますよね(*^_^*)

      この作品、楽しいことは楽しかったんですよね。
      私自身なぞ解きって合わないのかも。
      恩田陸さんのミステリーのように、あとは読者にお任せみたいな方が好きです。
      2014/11/28
  • 著名な映像作家が不倫の果てに愛人と心中、しかし愛人だけは生き残った。事件から7年後、ジャーナリストが真相解明に向かったことをきっかけに、一連の事件は再び動き出す……。
    やがて単なる心中ではないことがわかりはじめ、しかし誰が誰を殺そうとしたのもわからないまま、終末に向けて一気に歯車が回り始める。
    ストーリー全体が、主人公のジャーナリストが書いたルポの形式をとっている。しかしそのルポがある理由により「出版禁止」になったからこその、この書名である。二重三重に張りめぐらされた、読者を欺く仕掛け。仕掛けがあるとわかっていながら解明できないものもいくつかあり、謎解きサイトのお世話になってしまった。そして驚愕。背筋がぞっとするけれど、エンタメとしては一流だと思う。

  • 「王様のブランチ」で紹介されていて興味を持ったので、アマゾンで購入。待ち焦がれてようやく読んだのだが。

    私にはこういうタイプの謎解きは向いてないんだなと思った。というか、何が謎なのかすらわからないまま読み終わってしまって、途方にくれている。
    心中の理由が謎なのか、出版禁止になった理由が謎なのか。確かに猟奇的な結末を迎えた事件なのだが、だからなんなのだ、と思ってしまう。
    猟奇的な事件だったから出版禁止になったということなのかなあ。七緒がすでに死んでいたことは最後のネタバレでわかるようになっているが、それ以外に何が問題なのだろう。もちろん最後まで不明な事柄もある。というかわからないことだらけだ。
    心中に至る心理の解明はどうなってしまったんだろう。
    結局この世ではにっちもさっちもいかないから死んでしまおうというのが心中なんじゃないのか。究極の愛なんていう言い方は単なる言い換えというかごまかしだと思う。だとしたら、ここまで意味ありげに書いてあるのは、もっと他の意味を隠しているということなんだろうか。答えがないので、変に深読みしてしまいそうだ。
    どう判断していいのかわからないが、なんだかもう一段隠されていそうな気もするから☆4つ。

  •  「カミュの刺客」という副題を目にした時に、物語の流れはなんとなくつかめました。しかし、このタイプのミステリー小説は未だ読んだことがないので、興味がそそり貪るように文字を追いかけた。
     小説というよりルポタージュ形式をとっているため時系列に把握できる点は、七年前に起こった「熊切心中事件」の謎を追いかける進行度合いが分かり易く読みやすい。
    事件は、警察の捜査で現場に残った遺留品や、生き残り女性の証言などから刑事の事件性が薄く捜査が打ち切りとなりましたが、若橋というライターが、熊切心中事件の真相に迫るべく積極果敢に取材を進めます。
     前述の女性・七緒は「心の中は、一切目に見えないもの…だから古の頃より、人は死を以て、契りを守り通そうとしたんですよ」「…あなたも見たくありませんか?目には決して見えない、人の心の中を」。と若橋にせまります。
     もし七緒が魔性の女ならば、誘惑されてみたいと思うのは男の性ではなかろうか。
     本書の内容がぶれない様に言うと、果たして事件は「偽装殺人」か「真実の心中」か、そして何故「出版中止」になったのかということに帰着します。
     最後に、いつも遅読なのですが、本書は早く読み終え、興味深いものとなりました。

  • 好きな人は好きだろうなぁ…
    最後まで目が離せない。あれ⁉そうなっちゃうの⁉ってびっくりが散りばめられている。

  • モキュメンタリー(ニセのドキュメンタリー)ものとして、根強いファンをもつ『放送禁止』シリーズ(ちなみに、僕もファンです)。本書はその書籍版と考えてもらえれば良い。作者は『放送禁止』シリーズの企画・脚本・監督をつとめる長江俊和。知らない方のために一応書いておくと、『放送禁止』シリーズは、一見普通のドキュメンタリーだが、不自然な点や違和感が提示され、最後には恐るべき真実にたどり着く、という内容のテレビ番組(劇場版もあります)。一番のポイントは、真相は"隠されている"ということ。番組内で真相が提示されるのではなく、視聴者自身が真相を推理し、結果、真実にたどり着く。これが『放送禁止』シリーズ。

    で、今回の『出版禁止』について。同様に、本書をただ読んだだけでは、真相にたどり着くことは難しくなっています。内容は、ルポライター・若橋呉成が記し、出版禁止となった、七年前の心中事件を題材にしたルポ『カミュの刺客』を、長江俊和が発表する、というもの。ノンフィクションのように描かれているが、もちろんフィクションでありますから、いわば劇中作のような作品。

    一読した感想。『放送禁止』を書籍でやるというのは無理があった、という印象。なんでかっていうと、やはり本書内で、真相が何なのかが明らかにされない、というのが問題。読み終えてもスッキリしない。テレビシリーズとかだと、録画したものを巻き戻して怪しいところを確認する……、なんてことも容易ですが、書籍だとそうもいかない。読み直す……、にしては、ちょっとボリュームがある。これまでも真相の描かれないミステリはありましたが、それでも本書は、真相に読者の多分な想像力を求めすぎる。

    まぁ……好きな人には好きなのかな? 色々と考察できるっていうのは……。でも、アナグラム(『放送禁止』シリーズでもアナグラムは多用される仕掛けのひとつ)とかの仕掛けによって真相に近づけるというやり方は、書籍ではちょっとイカンですね。そうではなくて、きちんと内容で真相にたどり着けるように書いて欲しかったところ。

    つまらなくはないし、ラストの展開はなかなか唸るものもあります。『王様のブランチ』の過剰な宣伝効果に対し興味をもった人は、読んでも損はありません。でも、極上なミステリは期待しないように。

  • 禁の字が鏡文字になっている~僕(長江)はある編集者から,雑誌未発表の原稿「カミュの刺客」を見せられ,それを出版することにした。「カミュの刺客」は若橋呉成というルポライターが7年前のドキュメント映画監督の心中事件を取り上げたもので,熊切敏の生き残った秘書兼愛人の新藤七緒がインタビューに応じたことから始まる。政治の暗部を描いた映画の線から,神湯堯の指令で殺害されたのではないか。新藤は「カミュの刺客」ではなかったのか。問い詰めていくと,警察が処理した筈のビデオ3巻を見せられ,熊切は神湯の実子であること・生き残っていることを後悔し,今も後を追うことばかり考えていると告白する。そんな状況の中,若橋は殺してくれと云う新藤の心に触れ,心中する男女の心情を彼女と暮らすことで明らかにしようとする。そこからは草稿だけ残されており,衰弱していく七緒と心中を決断して前回の心中の舞台となった山梨の貸別荘に行き,ビデオを回し,そして睡眠薬入りのワインを飲み,首だけになった七緒に語りかけていたのだ~インターネットでは,ああでもない・こうでもないと謎解きがなされているようだ。アナグラムのワカハシクレナリは我は刺客なり,シンドウナナオは胴なし女だね‥いや,これ深読みする必要はないんじゃない。たしかに漢字に変換し忘れたかと思われる箇所や,誤変換を装った部分もあるけど,長江さんが秘密のない仕掛けを施したと考えれば良いわけで…。気が利いている表紙の写真,舞台となった貸別荘って設定だね

  • ノンフィクションルポの体裁をとったミステリ。
    七年前に起こった心中事件。その生き残りの女性に取材するうち、徐々に明らかになる事件の真相。そして、そのルポ自体がなぜ出版禁止になってしまったのか。読み進むごとにいやーな雰囲気が漂ってきて、ハラハラさせられる読み心地でした。じわじわとくるリアリティも魅力的です。

  • 深夜に放送されていたTV「放送禁止」がすごく好きだった
    長江俊和氏が小説を書いていたなんて知らなかったので
    久しぶりに期待しワクワクしながら読んだ(あくまで個人的な感覚)

    映像作品とはまた違い小説だからこその仕掛けにしてやられた~
    ネタバレ答え合わせの時が一番楽しめたかな 第二弾も読みたい!

  • なんの前知識もなく購入して読了。
    読み終わって、伏線回収やら仕掛けが何も分からなかったので、他の人のレビューをいくつか見たけど、テレビ放送のシリーズ見てない人にはちょっと難しいのかな?
    わかるかい!そんなの!とか思った。
    テレビ、見たい。

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著者プロフィール

1966年大阪府生まれ。映像作家、小説家。深夜番組「放送禁止」を制作、熱狂的なファンを生む。監督として映画化し、上映。2014年、小説『出版禁止』がヒット。著作に『ゴーストシステム』『出版禁止』『掲載禁止』『東京二十三区女』『検索禁止』などがある。

「2018年 『禁忌装置』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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