「働き方」の教科書:「無敵の50代」になるための仕事と人生の基本

著者 :
  • 新潮社
3.94
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本棚登録 : 611
レビュー : 65
  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103364719

作品紹介・あらすじ

40代までに何を学ぶか。50代からをどう生きるか。49歳での突然の左遷、55歳での子会社出向を平然と受け入れ、59歳でライフネット生命を起業したビジネス界の革命児が語る、悔いなく全力で仕事をするためのルール。「仕事は人生の3割」「人生は99パーセント失敗する」「部下はみんな変な人である」――。人間社会のリアルが分かれば、仕事も人生も、もっと楽しくなる。

感想・レビュー・書評

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  • 出口さんの本はどの本も、やさしく語られてるけれど、分厚い教養が背景にあるのを感じる。そして、目から鱗の斬新さをもってか私たちの目の曇りを晴らしてくれもする。

    あの話し方や、インタビューなどでの問いへの対応の早さと、深さと、遠さは、身近な叔父さんのような佇まいのなかに尋常じゃないものを見てしまう。

    今回この本で一番収穫になったのは
    「何のために勉強するのか?」という問いに対する答え。
    「ものごとを自分の頭で考え、自分の言葉で自分の意見を表明できるようになるため。たったそれだけのために勉強するのです」
    自分の欲がこの当たりまえの行程からズレてしまっていたことを深く考えた。

  • 2016/12/16読みやすい。わかりやすい。ぜひ座右に置きたい。まとめておけ!★5

  • 再読なんだけど、刺激的で面白く、ちょっと開いたところから読み始めたら、そのままぜんぶ読んでしまった。前に読んだのはいつだっけ?忘れている部分もあるけれど、読み返して、あぁそういう話しだったよね、というところもある。この人の話はすべてに賛成できる、というわけではない。年金とか国家に対する信頼とか、理屈はわかるけど、疑問が残る。でもそれが大切なことなのだと思う。なんとなく、もやもやしたものを残すのではなく、これは賛成できるけど、こちらはちがうと思う。そう明確にできることこそ、考える上で大事なのだ。

    ビジネスの世界にいた人が、ここまでいろいろ面白いことを書ける、というのは、人はみんなちょぼちょぼというこの人自身が、ちょっと特殊なところがあるんだろうな、なんて考えるね(笑)。

     企業のトップは、気力、体力、知力、教養力で従業員を圧倒しているからこそトップたり得るのです。

     自分がそうなれるかはわからないけれど、そういう言葉に強い刺激を受けた。

  • 無敵の50代。サブタイトルに込めた著者の思い。
    人間はチョボチョボ、これは心に響いた。その中でどう自分の人生を過ごすか、考えさせられる一冊

  • 今の会社を去っても、自分の得意な分野をしっかりもっておくことが大切なことだ。

  • こういうエッセイ風の書き物は、すべてを鵜呑みにするのではなく、ヒントになるような考え方が幾つかでも得られればそれで十分だと思っているが、そういう点では収穫大。
    肩の力が抜けていて、それでいて熱い想いも込められているところがよい。

    出口さんの人生観は「人間はチョボチョボだ」の一言に込められる。
    もともとは小田実氏の言葉だそうだが、人間なんて大した生き物ではない、人生の99%は失敗だし、成功者はよっぽど運の良いほんの一握りの人たちだけ、たとえ人生をドロップアウトしたとしても多数派たる失敗者の一員になったと思えばよいのだ、と。

    そしてこの本の中でもっとも共感したフレースは「仕事は人生の3割」。

    チョボチョボで3割だからテキトーにやってもよい、という意味ではもちろんない。
    自分自身の、そして周囲の人間の不完全性をしっかり認識しながら、その範囲で懸命に考え、正しく行動し、得られた知見を次代に伝え残すことが大事だ、ということ。
    歴史の大きな流れの中で人間の営みを考える、出口さんらしい考え方だ。

    20代の人に伝えたいこととしては、「やりたいことは死ぬまでわからない」「就職は相性で十分」「考える癖をつける」「仕事はスピード」といったことが挙げられる。
    まったく同感。
    特に「仕事はスピード」、たとえ完全でなくてもタイムリーに成果を示していくことでレスポンスを得ることができる。

    ちょうど自分の年代、40代に向けては、まず、部下はみんな「変な人間」だと思えと。
    そう、いくら言っても想いが完全に伝わることはないし、思い通りに部下を動かすことなどできない。
    その前提でマネジメントを考えることが肝要。

    そして、マネージャーとして広い範囲をみることになった暁には、「得意分野を捨てよ」と。
    よく知っていることは放っておき、よく知らないことを勉強する、全体を粗く見る、そしてやはりここでも有限の感覚を持たなければならない。
    何もかもできるなんて思ったらあかんよ、ということ。

    そして、出口さんが「無敵」の年代と呼ぶ50代。
    50代こそ起業にもっとも向いている、という。
    50代になれば、人生のリスクがかなり具体的に把握できるようになっており、コストとして算出可能になる。
    そして起業にもっとも必要となる「目利き」と「お金」に恵まれているのも50代だという。
    50代は「遺書」を書く時代だとも言う。
    ここで「遺書」とはそれまでの人生で得られた知見のこと、それを次代に伝えるために起業することで社会と経済に貢献せよ、ということだ。

    正直言うと流し読みした部分もあるのだが、やはり総じて出口さんの話は面白い。
    真似できるかどうかはともかく、これからの人生が楽しみになってくる。

  • 働くことの意味、価値についてわかりやすく書いてある

  • 今年の15冊目はライフネット生命保険の会長 兼CEO 出口さんの著書。

    今回は非常に感銘を受けた
    サブタイトルのとおり無敵の50代になるために
    もちろん、無敵でなくても良いのだが、
    今何をすべきか。
    基本を教えてくれる一冊。
    けっして50代や40代だけでなく、20代の人にも読んでもらいたい一冊であった。

  • 【由来】
    ・amazonからのメールで。どんどん、レコメンデーションが賢くなっているのか。
    (honto)

    【期待したもの】
    ・バッチリ50代が射程に入ってるんで、何か参考になる知見があれば

    【要約】
    ・タイトルでは「50代」と書かれているが、ちゃんと20代からフォローしている。自分の年齢が近いからか、50代からの起業についての具体的な知見については少なからず参考になる箇所があった。しかし仕事と人生の基本については、どうも抹香臭さが抜け切らない。

    ・全体としては少し期待ハズレというのが正直な読後感。僕はこんなに本を読んでて、こんなことを知ってて、だからこういう見方をして、こういう動き方をしてきた、という記述が多く、自慢したいんですか?と感じてしまう。読書家の割に、そう感じる箇所が鼻につくほど何度も出てくるってのは、確信犯なのか脇が甘いのか自分の根性がひねくれているのか。

    【ノート】


    【目次】

  • 仕事は人生の3割である。
    人間は、次の世代にバトンタッチするために生きている。

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著者プロフィール

1948年、三重県生まれ。立命館アジア太平洋大学(APU)学長。ライフネット生命保険株式会社創業者。京都大学法学部を卒業後、72年、日本生命保険相互会社入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当。生命保険協会の初代財務企画専門委員会委員長として金融制度改革・保険業法の改正に従事。ロンドン現地法人社長、国際業務部長等を経て同社を退職。その後、東京大学総長室アドバイザー、早稲田大学大学院講師等を務める。08年にライフネット生命を開業、12年東証マザーズ上場。18年より現職。

「2019年 『本の「使い方」 1万冊を血肉にした方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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