「全世界史」講義 II近世・近現代編:教養に効く! 人類5000年史

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103364733

作品紹介・あらすじ

「教養の達人」のライフワーク、ついに登場! 文明の誕生から現代まで、人類5000年の歴史を一気読み! 複雑な歴史の流れが手に取るようにわかる渾身の名講義! 歴史の新常識をふんだんに取り入れた人類共通の歴史「5000年史」を学べば、世界がひとつにつながり、歴史がいきいきと動きだす。現代人必読のグローバルスタンダードの教養。

感想・レビュー・書評

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  • 近現代史勉強になった。
    近い出来事はまだ歴史としては学ばれていない。

  • 文献の残っている5000年の期間の世界史、その下巻です。下巻はほぼ最後の1000年期の内容で、それだけこの1000年は最近であるがゆえと思われますが、記録が豊富なのだなと感じられました。それはどうなのかという疑問も感じます。それまでの4000年についても知っておく必要があるでしょうし、それについて書かれた本も、別に読んでおく必要があるでしょう。そのための参考文献の提示も巻末にありますし、何よりもそういった興味を掻き立てられるような内容になっていると思います。ビジネスの世界という限定した場所では、話される内容はおそらくこの最後の1000年期の内容が主となってくると思います。その意味で、この上下巻の内容のボリュームで世界史を勉強しておく必要があるのだろうと思います。ざっとそのあたりの感覚をつかむことが本書を読むことでできたことは大きいのではないかと思います。

  • NDC 209
    古代・中世編に続き、ルネサンスから現代までを一気読み。複雑な歴史の流れが手に取るようにわかる、全ビジネスマン必読の傑作講義!
    「教養の達人」のライフワーク、ついに登場! 文明の誕生から現代まで、人類5000年の歴史を一気読み! 複雑な歴史の流れが手に取るようにわかる渾身の名講義! 歴史の新常識をふんだんに取り入れた人類共通の歴史「5000年史」を学べば、世界がひとつにつながり、歴史がいきいきと動きだす。現代人必読のグローバルスタンダードの教養。

    目次
    第4部 第五千年紀前半=1001‐1500(クアトロチェント)
    第5部 第五千年紀後半=1501‐2000(アジアの四大帝国と宗教改革、そして新大陸の時代;アジアの四大帝国が極大化、ヨーロッパにはルイ一四世が君臨;産業革命とフランス革命の世紀;ヨーロッパが初めて世界の覇権を握る;二つの世界大戦;冷戦の時代)
    どしゃ降りの雨で始まった第六千年紀

  • オイルショックが冷戦を終わらせたという説明が印象に残った。結局、困る方が人は頭を使うのだ。

  • 1396 ニコポリスの戦い バヤズィト1世 痛風なければローマまで攻めた
    1453 コンスタンティノープルの陥落 メフメト2世

    1473 アナトリア半島 バシュケントの戦い バヤズィト2世 
    白羊朝とのバシュケントの戦い(Battle of Otlukbeli)では、イェニチェリとヨーロッパ人からなる部隊を指揮し、ウズン・ハサンの甥が率いる騎兵隊と交戦した
    騎馬軍団対イェニチェリの戦い。歩兵と鉄砲の完勝。これまで中央ユーラシアの騎馬軍団が敗れたことはなかった。「全世界史II」P28 出口著

    1529 第1次ウィーン包囲
    1566 スィゲトヴァール包囲戦(シゲットの対トルコ防衛)
    1683 第2次ウィーン包囲

    イエズス会とイングランド国教の誕生

  • 近世、近代は戦争ばかりで混乱してくる。原因がどこにあったかすら忘れてしまうほど、仕返しにつぐ仕返しという印象。人間はいつになったら仲良くできるのかなあ。

  • この本をきっかけに、世界史のもうちょっと詳しい本を読みたいと思いました。

    1.この本を一言で表すと?
    ・近代世界史まとめ

    2.よかった点を3〜5つ
    ・GDPの世界シェア
     →概算でしかないと思いますが、今まで聞いたことない内容でした。

    ・20世紀だけでなく、19世紀も戦争の時代
     →欧州では常に戦争していたから国家や政治に対する意識が高いのだと思います。

    ・アメリカが日本に求めたこと
    →アメリカの思惑とペリー来航目的がわかり、日本史と世界史がつながった。

    ・歴史を学ぶ意味は、人間がこれまでやってきたことを後からケーススタディとして学べるところにあります。

    2.参考にならなかった所(つっこみ所)
    ・古代中世編と同じく、セクションごとに、話題となる地域の地図を載せて欲しかった


    3.実践してみようとおもうこと
    ・とくになし

    4.みんなで議論したいこと
    ・どのあたりの時代が面白いと感じましたか?

    5.全体の感想・その他
    ・近現代史のほうが、以前読書会を開催した「昭和史」とつながりがあり、面白く感じました。
    ・戦争を繰り返したことから、人間の愚かさも感じますが、それでも最後の終章からは希望が持てて良かったです

  • まずは書店で現物を見ておきたいね。そして、2ヶ月くらいしたら、電子書籍版が出ていないかチェックしたい。

  • http://naokis.doorblog.jp/archives/complete_history.html【書評】『「全世界史」講義』 : なおきのブログ

    <第4部 第五千年紀前半(承前)>
    5章 クアトロチェント (1401―1500)

    <第5部 第五千年紀後半>
    1章 アジアの四大帝国と宗教改革、そして新大陸の時代 (1501―1600)
    2章 アジアの四大帝国が極大化、ヨーロッパにはルイ14世が君臨 (1601―1700)
    3章 産業革命とフランス革命の世紀 (1701―1800)
    4章 ヨーロッパが初めて世界の覇権を握る (1801―1900)
    5章 二つの世界大戦 (1901―1945)
    6章 冷戦の時代 (1945―2000)

    終章 どしゃ降りの雨で始まった第六千年紀

    2017.04.29 予約
    2017.05.21 読了

  • ・1531年、ドイツのプロテスタント諸侯と諸都市によって、シュマルカルデン同盟が結成される
    ・1555年「アウグスブルクの宗教和議」ドイツ諸侯が自分の領地内でルター派を信仰することが認められた。ただしカルヴァン派は認められず
    ・1562年からフランスで第8次、約40年にわたるユグノー戦争(フランスのローマ教会派とカルヴァン派の戦い)が始まる。ユグノーとはカルヴァン派に対する呼称。1598年、アンリ四世が「ナントの勅令」を発布。ローマ教会をフランスの国家的宗教であると宣言するとともに、プロテスタントにもローマ教会と同等の権利を認めた。この英断によってユグノー派とローマ教会派の対立と憎悪は、大きく緩和された
    ・三十年戦争(1618年〜)はドイツを舞台としたプロテスタント派とローマ教会派の争い。ボヘミア王となったハプスブルク家のフェルデナント二世が、ボヘミアに対してやらなくてもいいプロテスタント弾圧を始めたのが原因。1648年のウエストファリア条約締結で終結
    ・サファヴィー朝の極盛期を現出させたアッバース一世は、1598年に首都をイスファハーンに移した。この都は17世紀に「世界の半分」と形容されるほど栄えた
    ・1915年にフサイン・マクマホン協定を結んだ大英帝国は、1916年、サンクトペテルブルクでフランス、ロシアとオスマン朝の領土分割を秘密裏に取り決めた(サイクス・ピコ協約)。シリアをフランスの勢力範囲と認め、「パレスチナは国際管理地域とする」ことが合意されている

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著者プロフィール

出口 治明(でぐち・はるあき):立命館アジア太平洋大学(APU)学長。ライフネット生命創業者。1948年、三重県生まれ。京都大学法学部卒。日本生命入社。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て2006年に退職。同年、ネットライフ企画(株)を設立し、代表取締役社長に就任。2008年4月、生命保険業免許取得に伴いライフネット生命株式会社に変更。2012年上場。2018年より現職。著書に『全世界史(上・下)』(新潮文庫)、『0から学ぶ「日本史」講義』シリーズ(文春文庫)、『歴史を活かす力』『日本の伸びしろ』(文春新書)、『哲学と宗教全史』(ダイヤモンド社)、『一気読み世界史』(日経BP)、『ぼくは古典を読み続ける』(光文社)等多数。

「2023年 『人類5000年史Ⅴ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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