「全世界史」講義 II近世・近現代編:教養に効く! 人類5000年史

著者 :
  • 新潮社
3.82
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本棚登録 : 476
レビュー : 34
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103364733

作品紹介・あらすじ

「教養の達人」のライフワーク、ついに登場! 文明の誕生から現代まで、人類5000年の歴史を一気読み! 複雑な歴史の流れが手に取るようにわかる渾身の名講義! 歴史の新常識をふんだんに取り入れた人類共通の歴史「5000年史」を学べば、世界がひとつにつながり、歴史がいきいきと動きだす。現代人必読のグローバルスタンダードの教養。

感想・レビュー・書評

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  • 文献の残っている5000年の期間の世界史、その下巻です。下巻はほぼ最後の1000年期の内容で、それだけこの1000年は最近であるがゆえと思われますが、記録が豊富なのだなと感じられました。それはどうなのかという疑問も感じます。それまでの4000年についても知っておく必要があるでしょうし、それについて書かれた本も、別に読んでおく必要があるでしょう。そのための参考文献の提示も巻末にありますし、何よりもそういった興味を掻き立てられるような内容になっていると思います。ビジネスの世界という限定した場所では、話される内容はおそらくこの最後の1000年期の内容が主となってくると思います。その意味で、この上下巻の内容のボリュームで世界史を勉強しておく必要があるのだろうと思います。ざっとそのあたりの感覚をつかむことが本書を読むことでできたことは大きいのではないかと思います。

  • この本をきっかけに、世界史のもうちょっと詳しい本を読みたいと思いました。

    1.この本を一言で表すと?
    ・近代世界史まとめ

    2.よかった点を3〜5つ
    ・GDPの世界シェア
     →概算でしかないと思いますが、今まで聞いたことない内容でした。

    ・20世紀だけでなく、19世紀も戦争の時代
     →欧州では常に戦争していたから国家や政治に対する意識が高いのだと思います。

    ・アメリカが日本に求めたこと
    →アメリカの思惑とペリー来航目的がわかり、日本史と世界史がつながった。

    ・歴史を学ぶ意味は、人間がこれまでやってきたことを後からケーススタディとして学べるところにあります。

    2.参考にならなかった所(つっこみ所)
    ・古代中世編と同じく、セクションごとに、話題となる地域の地図を載せて欲しかった


    3.実践してみようとおもうこと
    ・とくになし

    4.みんなで議論したいこと
    ・どのあたりの時代が面白いと感じましたか?

    5.全体の感想・その他
    ・近現代史のほうが、以前読書会を開催した「昭和史」とつながりがあり、面白く感じました。
    ・戦争を繰り返したことから、人間の愚かさも感じますが、それでも最後の終章からは希望が持てて良かったです

  • まずは書店で現物を見ておきたいね。そして、2ヶ月くらいしたら、電子書籍版が出ていないかチェックしたい。

  • http://naokis.doorblog.jp/archives/complete_history.html【書評】『「全世界史」講義』 : なおきのブログ

    <第4部 第五千年紀前半(承前)>
    5章 クアトロチェント (1401―1500)

    <第5部 第五千年紀後半>
    1章 アジアの四大帝国と宗教改革、そして新大陸の時代 (1501―1600)
    2章 アジアの四大帝国が極大化、ヨーロッパにはルイ14世が君臨 (1601―1700)
    3章 産業革命とフランス革命の世紀 (1701―1800)
    4章 ヨーロッパが初めて世界の覇権を握る (1801―1900)
    5章 二つの世界大戦 (1901―1945)
    6章 冷戦の時代 (1945―2000)

    終章 どしゃ降りの雨で始まった第六千年紀

    2017.04.29 予約
    2017.05.21 読了

  • ・1531年、ドイツのプロテスタント諸侯と諸都市によって、シュマルカルデン同盟が結成される
    ・1555年「アウグスブルクの宗教和議」ドイツ諸侯が自分の領地内でルター派を信仰することが認められた。ただしカルヴァン派は認められず
    ・1562年からフランスで第8次、約40年にわたるユグノー戦争(フランスのローマ教会派とカルヴァン派の戦い)が始まる。ユグノーとはカルヴァン派に対する呼称。1598年、アンリ四世が「ナントの勅令」を発布。ローマ教会をフランスの国家的宗教であると宣言するとともに、プロテスタントにもローマ教会と同等の権利を認めた。この英断によってユグノー派とローマ教会派の対立と憎悪は、大きく緩和された
    ・三十年戦争(1618年〜)はドイツを舞台としたプロテスタント派とローマ教会派の争い。ボヘミア王となったハプスブルク家のフェルデナント二世が、ボヘミアに対してやらなくてもいいプロテスタント弾圧を始めたのが原因。1648年のウエストファリア条約締結で終結
    ・サファヴィー朝の極盛期を現出させたアッバース一世は、1598年に首都をイスファハーンに移した。この都は17世紀に「世界の半分」と形容されるほど栄えた
    ・1915年にフサイン・マクマホン協定を結んだ大英帝国は、1916年、サンクトペテルブルクでフランス、ロシアとオスマン朝の領土分割を秘密裏に取り決めた(サイクス・ピコ協約)。シリアをフランスの勢力範囲と認め、「パレスチナは国際管理地域とする」ことが合意されている

  •  
    <本書の目次より>

    <第4部 第五千年紀前半>
    5章 クアトロチェント(1401―1500)

    <第5部 第五千年紀後半>
    1章 アジアの四大帝国と宗教改革、そして新大陸の時代(1501―1600)
    2章 アジアの四大帝国が極大化、ヨーロッパにはルイ14世が君臨(1601―1700)
    3章 産業革命とフランス革命の世紀(1701―1800)
    4章 ヨーロッパが初めて世界の覇権を握る(1801―1900)
    5章 二つの世界大戦(1901―1945)
    6章 冷戦の時代(1945―2000)

    終章 どしゃ降りの雨で始まった第六千年紀[/private]

  • <b>やや史実の列挙気味であるが、もう一度読み返したい</b>

    時間切れで読めずに返却してから、5ヶ月振りに借りることができた?巻。
    1400年から2000年以降の現代までの5千年紀の近代、現代編。
    馴染みのある話題が多い反面、膨大な史実が盛り込まれている。。
    著者独自の史観に基づくコメントもあるのだが、ページ数に収めるために相当苦労されているようだ。
    また、GDP比率比較は引き続き行われて興味深い。

    ?産業革命
    こんなフローで国家の変遷を考えていたが、
     →市民革命→国民国家→産業革命→資本主義→帝国主義→…
    当然個々のケースは異なる。
    なぜ、連合王国(英)でいち早く産業革命は起こったのか?
    議会がいち早く成熟して、前述フローが他国より先行したからか?
    著者は、あっさりと「インドのマネをしたから」という。
    国民国家、資本主義、帝国主義は、混然一体で進行していた。
    インドの綿産業の工業化というニーズが結びついたもの。

    ?戦時中からの出口戦略(WW2)
    ルーズベルトは、戦争よりも、終戦後の出口戦略に注力したようだ。
    一方、日本政府は、行き当たりばったり、終戦後のビジョン描こうともしていない。
    (満州国傀儡政権擁立の裏工作など、関東軍独走で国際孤立しか招かない)

    ?20世紀後半の日本は、世界で類を見ないほど、平和で豊かで幸福だった。
    『終戦→高度成長→オイルショック→バブル経済』
    あくまで歴史的、相対的な総括だが、21世紀も継続できるかは不明。

    ?幸福の配当 
    冷戦終結で軍事関連ストックが民間に還元されること。
    (悲しいような、優しいワード)
    ex.インターネット、GPS
    最近、軍事関連ストックが蓄積していないかな(軍事ロボット)

  • まあまあかな

  • 同じ時代に世界で何が起きていたかがわかりやすい。

  • 面白くて、一気に読んでしまいました。
    群像劇のようでした。

    出口さんは「いつの日か『詳説5000年史』を書くことを夢見て」いるそうです。
    この本の前に『仕事に効く教養としての世界史』を出され、それは一冊でしたが、今回は「上下」の二冊。
    次回さらにページを増やしたいというところでしょうか。
    今回、出口さんの語ったものを小野田隆雄さんが書かれたそうで、「え、出口さん、これ全部覚えているの?!」と驚き。すげー。

    ところで二年前にその『仕事に効く教養としての世界史』を読んだときに、私自身「やめようと思っていたこと」があり、この「出口さんの本に背中をおされて頑張ることにした」と記録していました。
    仲間に引き留められたことも、かなり大きかったのです。

    あれから二年たち今回は「完全にやめる」と決心しました。
    どんなにまわりに引き留められようとも。
    毎朝読む『西尾和美の今日のアファメーション』で本日「自分の世話もできないのに他人の世話をするのは、しばらくの間やめましょう。自分の土台がある程度できてから、知人や、人類全体の成功に努力しましょう。」と書かれていたことも理由のひとつ。

    そしてこの『全世界史講義』で、思ったこと、まずひとつめ。
    日本は朝鮮にさんざんひどいことをしたあと、敗戦を受け入れる。
    しかしその後朝鮮戦争を利用して復興するのです。
    朝鮮のみなさん、ごめんなさい。
    でも「敗けをうけいれたあと、状況がすごく良くなることがあるんだなあ」と思いました。

    もうひとつは、オイルショックが鍵となって、冷戦が終結になったことです。
    北風に鍛えられて、西側の経済は強くなったのです。

    ただただ前向きに戦うだけが能じゃない。
    一度退いてみるのもいいのではないか。

    出口さんが『詳説5000年史』を執筆されるころ、私がどうなっているか。
    レビューという名でこうして記録していると、いろいろ楽しみになってきます。

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著者プロフィール

1948年、三重県生まれ。立命館アジア太平洋大学(APU)学長。ライフネット生命保険株式会社創業者。京都大学法学部を卒業後、72年、日本生命保険相互会社入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当。生命保険協会の初代財務企画専門委員会委員長として金融制度改革・保険業法の改正に従事。ロンドン現地法人社長、国際業務部長等を経て同社を退職。その後、東京大学総長室アドバイザー、早稲田大学大学院講師等を務める。08年にライフネット生命を開業、12年東証マザーズ上場。18年より現職。

「2019年 『本の「使い方」 1万冊を血肉にした方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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