母親病

  • 新潮社 (2021年6月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784103390930

作品紹介・あらすじ

母みたいな女にだけは、なりたくなかった。「家族」の呪縛を解き放つ感動作。母が死んだ。秘密の日記と謎の青年を残して――。残された娘は、母の死の謎を追ううちに、想像もしなかった両親の秘密にたどり着く。「母」そして「妻」。家族の中での役割を終えた女が、人生の最後に望んだものとは何だったのか。『主婦病』で悩める妻たちの共感を集めた著者が贈る、さびしさをこじらせた大人たちへの応援歌。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

家族の呪縛や母親との関係性をテーマにした物語が展開され、読者は主人公の成長と内面的な葛藤を追体験します。特に、母親病というタイトルが示す通り、母親としての役割や期待に縛られた女性たちの苦悩が描かれてい...

感想・レビュー・書評

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  • 読書備忘録882号。
    ★★★☆。

    母親病というタイトルと連絡短編の内容がどう絡んでいるのか理解できないまま終わってしまいました。
    連作ストーリーとしては、面白くない訳ではなかったので3.5にしてみました!

    夫に尽くし子供に尽くし美しく自分を着飾ることで家族の象徴であることが女の幸せであると疑わなかった藤井園枝。その娘の珠美子。園枝の死を巡って、母と娘の関係性、夫と妻の関係性、女という性をドロドロと描く4編です。
    一応義務的に、読後感想ない備忘録4編を記しておこう。

    【やわらかい棘】
    珠美子40歳。職場の上司である片岡俊彦50歳の愛人。
    片岡は格好良かった。
    自分は自立した女で、仕事も恋も自由だ。
    母親の園枝は、妻として母として生きるのが女の幸せであると疑わずそれが耐えられなかった。
    その園枝が死んだ。
    介護ヘルパーの平沼光世が自宅で死んでいる園枝を見つけた。
    体内から植物由来の毒が発見された。
    自殺か他殺か。
    園枝の遺品からいろいろと驚愕の事実が・・・。
    園枝は晩年認知症になった夫の介護に若い女子をあてがい、いわゆる下の世話も有料でやらせていた。その動画を残していた。
    園枝本人は、聖雪仁という20代の男の子をお金で囲っていた?
    しかし、気づけば自分も依存していた俊彦を見限り、取引先のイケメン男を囲おうとしている。
    同じだ・・・。

    【砂の日々】
    介護ヘルパー業者「なごみの手」の職員平沼光世45歳。
    DV離婚し、高校生の娘陽花を女手ひとりで育てている。
    反抗期の陽花に手を焼く光世。
    職場の同僚の柳瑠衣。藤井園枝の夫の下の特別な世話を有料でやっていたと。
    そんな瑠衣と陽子が接点をもつ。ふざけるな!陽子に変なことを吹き込まないでくれ!
    やりきれない思いの光世は園枝の家にあったドクウツギのドラウフルーツを盗み考えなしにクッキーを作った。ドクウツギはトリカブトと同様の毒を持つ。
    そのクッキーを誰かが食べてしまった・・・。えっ!娘はどこに?連絡がつかない!どうしよう!
    娘の通っている塾から電話が。娘が・・・。

    【花園】
    園枝のストーリー。
    脳溢血から半身不随、そして認知症になった夫。
    そんな夫は身体の自由が利かなくなりボケが進行するのと反比例して性欲がマシマシ。そして妻の"女"を否定する。
    すべてを瑠衣に任せることにした。
    それでも、否定された感覚は拭えない。ドクウツギの生息地郡山へ。そして雪仁との出会い。
    雪仁を金で囲う園枝。女を取り戻した。ずっと雪仁と暮らしたい。この家は貴方の家よ!と。
    そして園枝は冷蔵庫にあった○○の作ったクソ不味いクッキーを食べ・・・。

    【家族のきずな】
    雪仁のストーリー。
    母親に捨てられた。ネグレクトの幼少。
    自分が無くなった。そしてあらゆる役柄を演じる人材派遣業に。
    生きるために誰かから指定された『  』の役柄が必要だった。
    そして園枝との出会い。園枝は『  』は要らないと言った。
    そのままの雪仁が良いと。そのままって誰なんだ・・・。
    そして、園枝亡き後、約束の地寸又峡で珠美子と会う。
    結局母親と一緒だ。

    誰にも感情移入できない物語はシンドイですね。

    • bmakiさん
      ドロドロは好きですが、このドロドロはどうでしょう?(^◇^;)
      自分までしんどくなっちゃいそう。。。
      ドロドロは好きですが、このドロドロはどうでしょう?(^◇^;)
      自分までしんどくなっちゃいそう。。。
      2024/12/31
    • shintak5555さん
      ユキさま
      感情移入型でっせ!
      悪い奴には感情移入しないけど^_^
      ユキさま
      感情移入型でっせ!
      悪い奴には感情移入しないけど^_^
      2024/12/31
    • shintak5555さん
      マキさま
      これって女性が読んでどうよ?という感想をお聞きしたい!
      是非に!
      マキさま
      これって女性が読んでどうよ?という感想をお聞きしたい!
      是非に!
      2024/12/31
  • ドクウツギとひとりの女、園枝を中心としたストーリー。
    母親病という題名がこの本にとって相応しいのか?
    と思いつつも
    それぞれのストーリーが母親との関係性や影響を中心に描かれていることも確か。

    面白くて猛スピードで読めてしまった。

  • 変な人ばかり出てくる。
    気持ち悪い。

    でも、園枝が言うんです。
    「信じていたものが崩壊すると
    女は別の生き物に生まれ変わるのよ」

    そうか。
    私も、変な人、気持ち悪い人になるときがくるかもしれないですね。

  • 主婦になったり、
    母親になったりするだけで、
    女性は「女」であることをエプロンの下に隠して生きていかなきゃいけないのかな?
    園江が人生の最期に「女」であることを確かめたくなったのは、
    自分の性を隠し続けて来たからだろう。
    母娘、夫婦の形を俯瞰して読めた。

  • あらすじ詐欺も甚だしい。母との関係に悩む娘の考えさせられる系?を期待して読んだのに、なんで還暦超えて閉経したような女の性の話とか要介護耄碌爺が性欲モンスターになった話とかアラサー小デブ喪女が不倫で性に目覚めちゃった話読まされてるんだろう?と。何回セックス言うねん思ったよ。
    特に還暦すぎたジジイババアの性の話はまじで誰得すぎて気持ち悪くなった。尿漏れパッドしてるような歳だよ?
    え、私が知らないだけで世の60代ってこんなお盛んだったりするの?想像したくないんだけど…。あーでもセブンティウイザンとか漫画あったし無くはないのか…?それにしたって描写が生々しすぎて。

    結局母としても妻としても役割を終えた女が一人の女として本当の悦び(笑)を得る的なことなんだと思うけど、ちょっと私には受け付けませんでした。

    • れにさん
      おー!おもちさんのここまでの毒舌レビュー珍しい!嫌悪感がひしひしと伝わってきました(笑)自分もこれ読んだんですけどまじでタイトル詐欺ですよね...
      おー!おもちさんのここまでの毒舌レビュー珍しい!嫌悪感がひしひしと伝わってきました(笑)自分もこれ読んだんですけどまじでタイトル詐欺ですよね。この方の本ってタイトルや装丁が惹かれるものが多いからなんとなく手に取るけど読んでみるとなんじゃこりゃ…ってものが多いんですよね〜(´・ω・`)ちなみになんですけど老人も性欲バリバリあるらしいですよ(汗)介護系のルポなどを読んだらヘルパーへのセクハラとかめちゃくちゃあるみたいで爺さん婆さんでも性欲ってあるんだな…へぇ…と遠い目になりました(笑)自分は年をとってまで性欲に振り回されたくないなぁとは思っちゃいますね。。
      2023/11/26
    • 小説のおもちさん
      >れにさん
      読んでる途中からすでに「うーん…( ・᷄ὢ・᷅ )」って感じだったんですけど、読み終わって改めてブクログのあらすじ読んだら「...
      >れにさん
      読んでる途中からすでに「うーん…( ・᷄ὢ・᷅ )」って感じだったんですけど、読み終わって改めてブクログのあらすじ読んだら「どこがじゃ!」ってなってスマホ投げたくなりました(笑)まぁブクログレビューも低いからそうだろうなとも…(笑)
      えぇぇそうなんですね‎( ꒪ཫ‎꒪)老いて生殖機能の衰えとともに欲もなくなるもんだと勝手に思ってましたが…。ここまでボロクソに書いておきながら、それ聞いて自分も閉経後目覚めちゃうのかもとしれないと思うとガクブルです…。
      2023/11/26
  • タイトルと中身があってない気がするから、評価が低めなのだろうか。
    久しく鬱っぽい本を読んでなかったので、とても楽しんでしまった。1話目みたいな話が続くと思っていたら、3話以降がミステリもどきのトラウマ持ち青年との恋の話になった。恋の話好きなんで良いけど…
    不穏な最後でしたね☺️

  • 「やわらかい棘」「砂の日々」「花園」「家族のきずな」
    4話収録の連作短編集。

    文中からは終始、陰鬱な空気が漂う。

    絵に描いたような良妻賢母だった母の突然死。
    死因も他殺か自殺か事故死なのかはっきりしない。

    読み進むに連れ、ミステリー色が濃くなり、その死因が明らかになるのと比例する様に、タイトルの『母親病』が浮き彫りになって行く。

    円満だったはずの両親の秘密には驚きを隠せない。
    母親である前に一人の人間であり一人の女性である事を思い知らされる。
    心の奥に潜む欠落をその性を貪る事で生を感じる。

    完璧な母親なんてどこにもいない。

  • ヘルパーの平沼光世が担当していた藤井園枝にまつわる話が4つ.どの話も関連があり面白く読めた.園枝の突然の死に絡んで聖雪仁が登場し、二人が微妙な関係にあったことを娘の珠美子が気付いて、母がドクウツギという毒草を採取していたことを知る.光世は娘の陽花と険悪な関係で、ヘルパー仲間の柳瑠衣と陽花がつるんでいることも知る.全体的には、聖の存在が大きい部分を占めており、最後の話では珠美子とも接触が出てきて、何か複雑な終わりかただと感じた.

  • 図書館で『家族の本特集』をしていて
    借りてみたのだけど…

    タイトルから、勝手に
    母親に依存されたり、依存してしまったり
    そういう深い関係の内容を想像していた為
    読んでて、『?』が出まくった。

    確かに母親の話ではあるんだけど…
    なんかさぁ、エロ多くない?(笑)

    エロもいいんだけど、なんか
    エロ具合が中途半端なんだよね〜

    最後、珠美子さんと雪仁が一緒に住むとか
    ありえねーと萎えた。

    ただ『ドクウツギで人は死ぬ』
    これだけ覚えた。

  • 妻にも母親にもなれなかった寂しさを、女になる事で埋めたかったのか。それとも最初から女だけになりたかったのか。愚かしい寂しさだ。

    何一つとして得るものがなかった。勝手に想像していたとは言え、これからはもう少し内容を把握してから本を選びたい。

  • 欲望や劣等感や不信や自己嫌悪をたぎらせている、登場人物それぞれはとてもリアルに感じられた。
    内部に何を抱えてどんな行動をとるのか、おもしろかったけど、この内部を伝えるには文章があまりにも独りよがりな気がする。
    それが作者の持ち味なのかな…

  • 母親病じゃなくて女病じゃないかな?
    病じゃないか。
    女生。
    みたいな。
    個人的には誰にも共感できない悲しみ。

  • 意味がわからなかった。
    最初からなんだかなぁ…が続き、
    でもよんでいれば何か展開が
    あるのでは?と期待しながら読み
    進めたが、想像もしにくい設定で
    感情移入することもなく終わってしまった。
    何がテーマだったのかも
    わからなかった。

  • 毒親に育てられた話かと思っていたが、サスペンス風の中途半端な物語だった。
    純文学にあこがれたような性の描写が恥ずかしい。
    登場人物ごとに章が変わるが、どの人物にも感情移入ができず話に入り込めなかった。

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00615459

    母が死んだ。秘密の日記と謎の青年を残して――。残された娘は、母の死の謎を追ううちに、想像もしなかった両親の秘密にたどり着く。「母」そして「妻」。家族の中での役割を終えた女が、人生の最後に望んだものとは何だったのか。『主婦病』で悩める妻たちの共感を集めた著者が贈る、さびしさをこじらせた大人たちへの応援歌。
    (出版社HPより)

  • 言葉が全然頭に入っていかない。
    上滑りする。

    うーん、残念。

  • とにかく不快なことを並べられ
    作者のメッセージは何なのか
    受け取るに受け取れないのは
    読み手の問題なのか
    なかったことにして本を閉じようか
    悩みます
    他の題材に作者の力を発揮してほしいです

  • ブクログのトップに出ていて題名に興味。
    子どもの世話に明け暮れて自我が後回し、なくなっている"母親"病かしら??
    でも筆者について検索したら、「黒い結婚 白い結婚」「主婦病」などが既にある。まずはそちらを読んでみよう。

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著者プロフィール

1970年、埼玉県生まれ。1995年、少女小説家としてデビュー。2013年、「朝凪」(「まばたきがスイッチ」と改題)で、R-18文学賞読者賞を受賞。主な著書に、受賞作を収録した『主婦病』のほか、『私の裸』『母親病』『神様たち』など。アンソロジーに『黒い結婚 白い結婚』がある。

「2023年 『わたしのいけない世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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