子どもはみんな問題児。

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 990
レビュー : 118
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103391319

作品紹介・あらすじ

焦らないで、悩まないで、大丈夫。子どもは子どもらしいのがいちばんよ。名作絵本「ぐりとぐら」の生みの親は母であり、数多くの子どもを預かり育てた保母でもあった。毎日がんばるお母さんへいま伝えたい、子どもの本質、育児の基本。「いざという時、子どもは強い」「ナンバーワンは、お母さん」「がみがみ言いたい気持ちを本で解消」…… 45のメッセージを収めた、心がほぐれる子育てバイブルついに刊行!

感想・レビュー・書評

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  • タイトルだけで救われる本。
    自分の子供がなんかへんだと感じたらぜひ読んでみて下さい。
    みんなそんなもんですよ。と分かる本。

  • 偏見だと思うが、幼児教育方面には確信に満ちて語る方が多いような気がする。どういうわけか。そしてわたしはそういうのがちょっと苦手。「ぐりとぐら」の中川李枝子さんは保母さんだったそうで、やっぱり確信に満ち満ちた語り口。でもさほどに抵抗がなかったのは、あのほのぼのとした絵の力かなあ。

    「ぐりとぐら」にはずいぶんお世話になった。「すごく大きいカステラを焼く」っていうのが、もう本当に魅惑的で、絵本のオールタイムベストがあるなら(どこかでやってそう)トップの座を争うだろうな。

    特に整理された話ではなく、説教臭い感じもするけれど、さすがにうなずけるところもある。「子育ては『抱いて』『おろして』『ほっといて』」なんて、いい言葉です。腕の中に抱いて密着して過ごす時期が、まあそりゃ大変ではあるが(いやまったく)、親子の黄金時代なのだよねえとつくづく思う。

    子供が幼かった頃を振り返ると、もっとかまってやれば良かったなあと悔やむ気持ちになる。「あとでね」とか言わないで、片付けや洗濯なんか後回しにして遊んでやったらよかった。こういうことを思い出すとキリがなくて結構胸が痛む。でも一つだけ、これだけはやったなあと思うのが、絵本を一緒に読むこと。いくら自分も好きだとは言え、同じのを際限なく読むのはめんどくさかったけれど、これは頑張ったと思う。その記憶がずっとわたしを支えてくれている気がする。

  • ぐりとぐらの中川さんの本。胸にじーんときます。ナンバーワンはお母さん、というこのフレーズ。いろんな本を読んだけど、どこにも書いてなくて、これを目にした時、いつも不安ばかりだった私の心にすとーんと落ちてきて涙が止まりませんでした。順位付けなんて無意味で、どんな人も子供たちにとってはかけがえない存在だと思う。だけど、お母さんがナンバーワンだよ、とハッキリ示してくれた中川さんの言葉に震えました。

  • ぐりとぐらの生みの親、中川李枝子さんの著書。

    お仕事(塾のアシスタント)で、教育書をたくさん読んできましたが、やさしくてきびしい、でもただしい そんな本。



    「あせらないで、だいじょうぶ。悩まないで、だいじょうぶ。子どもをよく見ていれば、だいじょうぶ。子どもは子どもらしいのがいちばんよ。(P10)」


    子どもの居ない私は、お母さんの気持ちを全然わかってあげられないんですが、少しの時間、小さな子を見ているだけでいつも迷う。これは個人の価値観なのか、社会性を考慮して叱るべきなのか。許す事は簡単で、叱る事は難しい。怒るのと叱るのは違う。こんな葛藤が毎日何度も起こっているのかなと考えると、親ってすごいなって思います。



    「大人は、つい相手のことをかわいそうだとか、不便だろうになんて考えてしまいます。(P72)」


    知らず知らずのうちに自分の価値観で相手を判断してるのって、恥ずかしいなと思う。
    「かわいそう」かかわいそうじゃないかは、その人が決めることなのに。

  • 読んでいると、子どものことが、愛おしくなります。そして、母になれたことが誇らしく嬉しく思えます。
    絵も可愛くて、ほっこり。
    中川李枝子さんが元保母さんだったとは知らなくて、小さい時から大好きだったいやいや園やぐりとぐら、誕生の秘密も垣間見え、よかったです。

  •  中川李枝子さんといえば、「ぐりとぐら」「いやいやえん」など、絵本や児童文学作品を上げたらきりがないくらい。ご自身も保母として勤めた経験があって、子どものことをよく知っている中川さんからの、親への言葉。

     全編を通して、子どもを温かく見守ろう、子どもそのままのよさを生かそうということが感じられました。
     親の都合ではなく、子ども自身が生き生き暮らせることが大切だと感じます。
     問題児といっていますが、それぞれ子どもには育てにくいところがあって、それでも親が子どもの心を受け止めてあげる必要があるんだと思いました。

     絵本をたくさん読むというのも、子どもの空想する力、お話を作る力が素晴らしいから。中川李枝子さんは、いつも子どもたちと楽しんできたそうです。
     「いやいやえん」のなかの「くじらとり」の話は、それこそ中川李枝子さんが保育園の子どもたちと作った話。
     「くじらとり」のお話にもあるように子どもは自由に想像してお話を楽しんでいるのだな、それを伸ばしてやるのが親のつとめだと感じました。

     うちの子が小学校に上がる前にこの本を読んでいればよかったなあ。それだけが残念。

  • ぐりとぐらシリーズの著者、中川李枝子さんのエッセイ集。
    さすが何十年と保育士をされていただけあって、言葉の信頼感がちがう。
    子育てに対する明るく前向きな考え方がスッと背中を押してくれます。
    疲れているお母さんのことも認めて励ましてくれたうえで、子供を育てることの素晴らしさとかけがえのなさを改めて教えてもらえました。
    子供と一緒に本を読むことの大切さについても書いてあってそこも良かった。

    もっと全力で育児しないといけないな。
    子供がご飯を一杯食べるのなら、お母さんは二杯食べなきゃだめ。

  • 首もげるくらいうなづきまくってる。
    1文目からもう最高。

    お母さんたちにもお父さんたちにも、同業のみなさんにも是非読んでもらいたい、幸福な一冊。

  • 著者が「ぐりとぐら」の方だとか、そういうバックボーンを知らずに読み初めました。
    耳が痛い部分少し、なるほどなと思う部分少し。「ああ、この人は子どもが好きなんだな」という感想がいちばんで、内容に目新しさは感じませんでした。たぶん伝えたい事がごくシンプルだから、本として文章量は多くないはずなのに、なお似たような言葉の繰り返しになるんだと思います。
    もう少し子どもが小さくて育児書を読み漁る前だったらもっと素直にはいってきたかな。
    挿絵はさすが。本当に可愛らしかったです。

  • 「子どもへの最高の褒め言葉は、「子どもらしい子ね」ではないでしょうか。」
    「子どもらしい子は全身エネルギーのかたまりで、ねとねと、べたべたしたあつい両手両足で好きな人に飛びつき、からみつき、ほっぺたをくっつけて抱きつきます。」
    「子どもらしい子どもは、ひとりひとり個性がはっきりしていて、自分丸出しで堂々と毎日を生きています。」

    読み出して、ああ、うちのチビちゃんとはこの距離ではなくなってしまったな、と気づいた。ジンワリと湿った熱さを感じることがなくなってる。寂しい。
    育児に仕事に追われているみんなに是非読んでほしい一冊。
    「駅に近い」とか「24時間保育」なんて「大人の都合優先」の言葉にハッとする。
    いろいろ言い訳してるけど、親の都合だもん。確かに。
    もっとちゃんと子どものことを考えなくちゃと反省した。
    今は親も先生も余裕がないんだな。
    自分中心な欲も出てきちゃっうし。
    もっと子どもの視線で子どもと未来をみていきたい。

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著者プロフィール

中川李枝子

「2020年 『ぐりとぐらカレンダー2021』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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