嘘 Love Lies

著者 :
  • 新潮社
3.76
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本棚登録 : 392
レビュー : 60
  • Amazon.co.jp ・本 (535ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103399520

作品紹介・あらすじ

どんな地獄だろうと構わない。でも、この秘密だけは、絶対に守り通す。刀根秀俊、美月、亮介、陽菜乃は仲のいい友達グループだった。中学2年の夏にあの事件が起こるまでは――恐怖、怒り、後悔、そして絶望。生涯拭えぬ過ちとトラウマを抱えたまま、各々の人生を歩んでいた4人。求め合う体と秘めたる想いが、さらなる苦悩を呼び、暴力の行き着く果てに究極の愛が生まれる。著者渾身の恋愛長編!

感想・レビュー・書評

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  • 眼を覆いたくなるような暴力や
    虐待・恐喝・レイプと、
    描かれている禍々しいものの向こうに
    少しづつ見えて来たのは
    不思議なことにとても純粋な魂でした。

    まだ自分が何者かもわからぬ中学生の頃に
    抱え込んでしまった重大な秘密と嘘。
    その嘘も秘密も裏を返すとそこにあるのはやはり
    あまりに拙いけれど、確かに愛であったのでしょう。
    読んだのは暴力を描いた小説なれど
    読後に感じるのは人を思うピュアな心。
    面白くて一気に読めるストーリーでした。

  • ストーリーはよく練られていてほぼ完璧だと思う。良質な劇場映画を観ていた気分。作者の文章は流れるような安定感があって、読んでいて心地よく前に進んで行く感じだ。村山由佳は、女性の感情の深いところを描かせると本当にピカイチだと思う。

  • 新潮社出版部部長、中瀬ゆかりさんの絶賛に乗っかって読んでみた。
    乗っかって「良かった」
    隠し通さなければならない秘密を共有する4人の中学同級生。彼らのその後の人生は同じ秘密に引きずられながら4人4様の異なった方向に捻れて行く。

  • 重苦しい設定で途中から読むのをやめようかと迷ったが、登場人物の一途さだなぁ、見捨てられずに最後まで。予想を裏切って、うまく納まったから読後感も悪くない。村山作品として秀作の部類かな?ただ、もう少し明るさも欲しいなぁ~
    中学時代の4人組が事件を引きずっての現在、やくざが絡むので残酷な部分も多く、巫女体質は不自然じゃないかとか疑問もあるが、不運、不幸な状況でも純さを失わない登場人物って感じだな。面白いってより、結果として入り込めた。

  • 母親の愛人から虐待を受けて育った秀俊は中学2年になっていた。
    同じ班で仲良くなった男女4人で迎えた夏休み、ある事件が起こる。

    すごい話だった。
    とねの存在感に圧倒されつつ、最後は佐々木に持っていかれました。

    親によって人生が変わってしまう子供。仕方ないとはいえ、そんなことがなくなって欲しいと願います。

    極道の人と関わるなんてこと、そうそう起こりえないと思いながら読んでいましたが、なるべくしてなったということでしたね。
    この先、3人と真帆には静かに幸せに暮らして欲しいと思います。

  • *刀根秀俊、美月、亮介、陽菜乃は仲のいい友達グループだった。あの事件が起こるまでは―。恐怖、怒り、後悔、そして絶望。生涯拭えぬ過ちと心の傷を負ったまま、各々の人生を歩んでいた4人。純粋な想いと暴力の行き着く果てに迎えた結末とは?純愛と狂気。聖と贖い。読む者すべての感情を揺さぶる究極の愛! *

    とにかく、濃ゆいです。それぞれの想いの重さが読み進むたび降り積もっていくよう。人物関係が少々入り組み過ぎて、一読ではよくわからなかった箇所があるものの、最後はキレいに収束してなんとも言えない余韻が残ります。個人的には、近藤の闇の静けさと強さが印象的でした。

  • すべてを変えた14の夏から20年。
    様々な愛の形。
    「私はこんな目に遭ってきた」露骨さからようやく抜け出て新境地へ。
    疾走感ありグイグイ読めたが、幕引きだけはもちょっとタップリ楽しみたかった。

    【図書館・初読・3月13日読了】

  • 村山由佳さんの新刊「嘘 Love Lies」 ゆがむ人生、幸せとは? - 産経ニュース
    http://www.sankei.com/life/news/180228/lif1802280012-n1.html

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    刀根秀俊、美月、亮介、陽菜乃は仲のいい友達グループだった。中学2年の夏にあの事件が起こるまでは――恐怖、怒り、後悔、そして絶望。生涯拭えぬ過ちとトラウマを抱えたまま、各々の人生を歩んでいた4人。求め合う体と秘めたる想いが、さらなる苦悩を呼び、暴力の行き着く果てに究極の愛が生まれる。著者渾身の長編ノワール!
    http://www.shinchosha.co.jp/book/339952/

  • どんな地獄だろうと構わない。でも、この秘密だけは、絶対に守り通す。刀根秀俊、美月、亮介、陽菜乃は仲のいい友達グループだった。中学2年の夏にあの事件が起こるまでは――恐怖、怒り、後悔、そして絶望。生涯拭えぬ過ちとトラウマを抱えたまま、各々の人生を歩んでいた4人。求め合う体と秘めたる想いが、さらなる苦悩を呼び、暴力の行き着く果てに究極の愛が生まれる。

  • 2020年3月29日
    すごい‼️
    息苦しくなる関係。
    抑制と愛情とが
    なんと言ったら良いのか…
    内面をここまで描く物語に夢中になった。

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著者プロフィール

村山由佳

1964年、東京都生まれ。立教大学卒。93年『天使の卵――エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2003年『星々の舟』で直木賞を受賞。09年『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞をトリプル受賞。『放蕩記』『La Vie en Rose ラヴィアンローズ』『嘘 Love Lies』『風は西から』『ミルク・アンド・ハニー』など著書多数。ツイッター公式アカウント @yukamurayama710

「2020年 『燃える波』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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