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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784103415053
感想・レビュー・書評
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原田康子さんが亡くなってから、もう15年経とうとしている。ここには私が知りたかった、昭和の頃の北海道がある。釧路の原風景は想像するばかりだが、札幌の暮らしには少しだけ馴染みがある。原田さんの言葉はたおやかで、昭和の人を表現するのに相応しかった。
私は札幌で生まれたが、最近戻ってくるまで、本州を転々としていた。いよいよ北海道に住む、となった時、無性に知りたくなったのは、北海道で私がいない時代に暮らしていた人たちのこと。生まれる前の開拓時代の人たちのこと。さらに遡って、アイヌ民族や北方民族の人たちのことだった。こちらで暮らすにつれ、だんだんとその思いが強くなっていく。
それを著してくれたのは、北海道の、または北海道にゆかりのある作家たちだった。原田さんもそのお一人。「海霧」は、原田さんの一族がモデルになった。開拓の歴史に生きた女性たちの、圧巻の生き方を教えてくれた。
作家が亡くなると、書店で著書を見かけることは少なくなる。でも電子書籍ならすぐに手に入る。そういう時代になった。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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原田康子の作品
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