火のないところに煙は

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  • 新潮社 (2018年6月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784103500827

作品紹介・あらすじ

本年度ミステリ・ランキングの大本命! この面白さ、《決して疑ってはいけない》……。「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」。突然の依頼に、かつての凄惨な体験が作家の脳裏に浮かぶ。解けない謎、救えなかった友人、そこから逃げ出した自分。作家は、事件を小説にすることで解決を目論むが――。驚愕の展開とどんでん返しの波状攻撃、そして導かれる最恐の真実。読み始めたら引き返せない、戦慄の暗黒ミステリ!

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

怪談をテーマにした連作短編集は、各話が独立しながらも繋がりを持ち、読者に不気味な恐怖を与えます。短編ごとに異なる怖さが展開され、特に人間の欲望や業が絡むことで、恐怖の深みが増していく様子が印象的です。...

感想・レビュー・書評

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  • 怖かった(全力) 。 フォロワーの皆様、この作品を手にした方は多いかと思うのですが、その後どうお過ごしですか。恐怖に支配され水周りに近寄れない哀れな私にどうか助言を....

    作家買いとなった「火のないところに煙は」ですが、事前情報でオカルトホラーという事は認知済み。無論手を出せず、何故 どうして どうやって 私の本棚に紛れ込んだのか(注:自らの意思)問答する日々を送り、とうとう意を決して日の明るいうちに読んでしまおうと手に取り申しました。....こわぃぃぃいぃぃん。

    連作短編集。「わたし」が投稿した一つの怪談話から繋がる全5話+最終話で成り立っている。
    何が一番怖かったか〜と、セオリー通りのレビューを書くつもりだったが、オカルト耐性が皆無の私は誇張抜きで全てに恐れ慄いた。半べそをかきながら「一度手にした作品は必ず最後まで読む」精神で読破。所要時間3時間の読書だったのに疲労蓄積値は参考書読了後の重量感だ。
    全てが繋がる最終話で持ち上がる「信仰心」を軸とした真相が、「論理的」という名のセーフティポイントに感じた。理由を渇望していた私にとっては藁にすがる思いの救いに見えたのだがあえなく撃沈する。最初から最後までオカルトだ。我が家の手洗場がどんどん遠くなる。行かないでくれ...。
    ーーーーーーーーーーーーーー

    内容に触れるのを恐れ過ぎている事が見抜かれてしまいそうだが、そのままのスタイルでいこうと思う。これは保身以外の何者でもない。私の心の安定の為なのです...(笑)
    と、ひたすら嘆いてはいるが、考えてみるとホラー小説の面白さの醍醐味が「恐怖心」なら、私は全力でこの作品を楽しんだ事になる。確かにやはりと言うべきか、著者の丁寧に組み込まれた構築は流石だった。挫けそうな心を繋いでくれたのは文字通り物語も繋がっていくからだ。1→2 、2→3 、3→4 ...この単調な繋がりを最終話というパワーポイントが見事に全てを結ぶのだ。連作短編としてとても整った構築であり、図解にしたいくらい鮮やかだった。
    もう当分、なんなら一生オカルトは遠ざけたい気持ちではいるのだが.....面白かった。望まないが、著者がまた脳内にて恐ろしい傑作を生み出し、それが製品化されてしまったら、やはり手に取ってしまうのだろう(´;ω;`)うぅ
    ーーーーーーーーーーーーーーー

    【ホラーによって鳥肌の数をきそう競技】が産み出されたら私は確実にオリンピアンになれる。

    • NORAxxさん
      土瓶さん、こんにちは♪
      あぁ、やはりこれはホラーを堪能しているのですね、 竜ちゃんが憑依しているのですね。嫌よ嫌よもなんとやら精神を習得し...
      土瓶さん、こんにちは♪
      あぁ、やはりこれはホラーを堪能しているのですね、 竜ちゃんが憑依しているのですね。嫌よ嫌よもなんとやら精神を習得しちゃいました(笑)
      「見切られた!!!水周りの対処法を教えて貰える!!!」と、その後の文を尻尾振りながら読んだ私の気持ちを...新たなるホラーの紹介だなんて....一言物申す....よくも....

      ありがとうございまァァァす♡
      澤村伊智、実は気になっていたんです!!余りにも「怖い、怖い」との評判なので比較的オカルト要素少なめと噂の「キリカ」から入ろうとしていたのですが、どうやら「ぼぎわん〜」を読んでからの方が良いとの事で中々動けずでした。背中を押されたような頼もしさを感じました!!奇数弾が面白いと...メモメモしておきますね。
      私の本棚にそんな怖い本があるわけな....ホンマや。こ、これが怪奇現象か...笑

      遊びに来てくれて嬉しいです。楽しいコメントをありがとうございました♪
      2022/03/22
    • メイさん
      こんばんは。NORAxxさん。

      この本ホラーだったんですね。ずっと気になってたんですが、イヤミスなのかな?と思って手が伸びなかったんですよ...
      こんばんは。NORAxxさん。

      この本ホラーだったんですね。ずっと気になってたんですが、イヤミスなのかな?と思って手が伸びなかったんですよ。私はイヤミスがどうも苦手で。(--;)でも、ホラーは好きなんで今度は読んでみたいです。レビューを読んでみるとミステリーも含まれてるみたいですし。
      レビュー、面白かったです。(^-^)
      2022/03/22
    • NORAxxさん
      メイさん、こんばんは♪

      確かにイヤミスのイメージが強い作家さんですよね。私も最初はホラーを匂わせたイヤミス作品だと思っていたのですが、、安...
      メイさん、こんばんは♪

      確かにイヤミスのイメージが強い作家さんですよね。私も最初はホラーを匂わせたイヤミス作品だと思っていたのですが、、安心して下さい。全部全て丸っと何処までもホラーでした...笑
      とは言っても、耐性皆無の私は比べる作品がないので、ホラー好きな方からしたらこの恐怖がどれくらいのレベルに値するのか想像も付きません。メイさんのお気に召すと良いなぁと願っております。

      お褒めの言葉と素敵なコメントありがとうございます☆
      2022/03/22
  • 怪談連作短編集。
    各話がそれぞれ怖くて ゾッ。
    話が繋がっていき ゾゾッ。
    何気なく背表紙を見てしまい ゾゾゾッ。

    • おみさん
      フォローありがとうございます。私も芦沢さんのこちらの本、読了してます(ブクログ始める前だったので、登録してませんが)。本屋さんで偶然手に取っ...
      フォローありがとうございます。私も芦沢さんのこちらの本、読了してます(ブクログ始める前だったので、登録してませんが)。本屋さんで偶然手に取った一冊でしたが、凄く面白かった(怖い本を面白いというのは変ですが)のを思い出しました。
      これからよろしくお願いします。
      2024/01/07
    • Tomoyukiさん
      おみさん、こちらこそありがとうございます。
      宜しくお願いします(^^)
      芦沢央さんが女性と知らず、驚いた覚えがあります。
      おみさん、こちらこそありがとうございます。
      宜しくお願いします(^^)
      芦沢央さんが女性と知らず、驚いた覚えがあります。
      2024/01/07
  • 期待したほどハマれず、特に最終話はよく分からなかった。真面目に読まず、ごめんなさい。
    昨日電車で目の前にいた女性の方が怖かった。
    メイクのせいかな…立ち寝しているお顔が、京極夏彦さんの本の表紙の女性を思わせ、ぎょっとして何度も見てしまった。ごめんなさい(* > <)⁾⁾

    • なおなおさん
      くまさん、おはようございます。
      電車にも憑き物がいるんですか!?(||゚Д゚)ヒィィィ!
      ちなみにその方は、京極夏彦「絡新婦の理」(講談社文...
      くまさん、おはようございます。
      電車にも憑き物がいるんですか!?(||゚Д゚)ヒィィィ!
      ちなみにその方は、京極夏彦「絡新婦の理」(講談社文庫)の表紙の女性を思わせました。
      色白のお顔に、赤に近いオレンジ系のアイシャドウ。寝てらしたので瞼の赤色が目立ち、妙に気になりました。
      今日は会えるだろうか……(-_-;)
      2023/09/06
    • ポプラ並木さん
      なおなおさん、
      この本ダメでしたか?
      残念でしたね。。。
      この本のおまけエッセイ、
      https://ebook.shinchosha...
      なおなおさん、
      この本ダメでしたか?
      残念でしたね。。。
      この本のおまけエッセイ、
      https://ebook.shinchosha.co.jp/nami/201807_16/
      もしよろしければ読んでみてくださいね。
      では~
      2023/09/16
    • なおなおさん
      ポプラ並木さん、コメントをありがとうございます。
      読みました!えっ!?Σ(ㅇㅁㅇ;;)エッどういう事?
      だいたい本当の話なのかそうでないのか...
      ポプラ並木さん、コメントをありがとうございます。
      読みました!えっ!?Σ(ㅇㅁㅇ;;)エッどういう事?
      だいたい本当の話なのかそうでないのかよく分からなかったのですよ^^;
      もう一回サイトを読んでみますね:(´◦ω◦`):
      2023/09/16
  • 怖かった度★★★★(最高が★5)

    苦手ホラー克服のための「魁ホラー塾」の第五弾はゆーき本さん推薦本『火のないところに煙は』です

    読む前はミステリー?ホラー?って思ってたんですが、本人が怪談言うてるのでホラー小説です

    いやー、やっぱホラー小説は会社の休憩時間に読むに限るね〜( ^^) _旦~~
    明るいし周りに人いるし(克服する気あるのか問題)

    それにしてもやっぱ怪談話は短編集なんだわね
    最後の「こーわ」ってのが短い間隔で連続してくるから怖さが増すよね

    そして芦沢央さん、普通に怪奇のところで怖いのに加えて人間の欲とか業みたいなんのと違う種類の怖さをうまく重ねてきててなんかすごい数撃ってくる感がさらに怖さ増し増し

    さらにさらにミステリー作家らしく短編を通しての怖い謎みたいなんで貫く仕掛けも作ってなんかすごい「こーわ」

    あと、怪奇現象って結局ロジカルには説明できないんだよってことをロジカルに説明してるところが面白かった

    よし、次は『あんじゅう』!たぶん!

    • 1Q84O1さん
      マンガがずらーっと!
      なぜ?
      マンガ読んでないし、登録してないし…
      なぜ?
      マンガがずらーっと!
      なぜ?
      マンガ読んでないし、登録してないし…
      なぜ?
      2023/06/29
    • ひまわりめろんさん
      おびーキャラ濃くていいな
      ちょっと嫉妬しちゃうわ〜
      おびーキャラ濃くていいな
      ちょっと嫉妬しちゃうわ〜
      2023/06/29
    • ひまわりめろんさん
      一Qさんはうんまあ頑張れw
      一Qさんはうんまあ頑張れw
      2023/06/29
  • わー!榊さーん!!!

    ヒヤッとできて、暑い夏にもってこいの本でした。
    妙にリアリティがあるのがまた怖い。
    占い師がどう繋がるのか、気になりながら読みましたが、そこは微妙な繋がり方で終わってしまった感じもします。
    でも、ヒヤッと涼しくなれたので、夏はやっぱりホラーだな〜!と思いました(^^)

  • とてもあっつい夏ですね。ワタシの住む埼玉県は
    毎日40度超えで、秘密兵器『怪談もの』を読むように知事が言ったとか言わなかったとか。

    芦沢央さん、クセ強い作家さんですね。暫く積んでいた本作『火のないところに煙は』は夏に読むことにしていたので、手に取ったらサクサク読めてしまい、3時間で読了。

    芦沢さんが主人公として登場して、怪談を書くお話なんですが、ノンフィクション風に展開され、読み手と作家の距離感が近く感じる作品でした。

    オハナシとしてうまくできている分、怪談としての怖さが少なくて、ワタシとしては良かった良かった。寝られなくなっちゃうもんね。

    そしてやっぱりタイトルが秀逸ですね。
    加えて装丁もすごい。
    血のシミが3滴あるんですが、よーくよーくみると、赤い文字で、『✖️✖️✖️✖️』。
    こえぇー!

  • ブク友さんたちの中で話題になっていた『火のない所に煙は』
    図書館からまわってきました〜♪


    「小説新潮」から「怪談」をテーマにした短篇小説の依頼を受けた作家の〈私〉がある事件や体験を怪談として書くのだが……

    初読みの作家さんでしたが、いいホラー感でしたね〜
    ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

    何だか本当にありそうな話ばっかり…
    ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

    染みも怖いし排水口の大量の髪の毛も怖いし…
    ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

    おばさんたちも怖い!
    会話が噛み合わないw、空気が読めないw平田さんに、豹変ぶりが凄い寿子さん…
    ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

    もちろん裏表紙の「赤い染み」もチェックしましたよ…

    夏の暑い夜に読んでみてはどうですか?
    ゾクっとヒヤっとしていいかも…( ̄ー ̄)ニヤリ

    • mihiroさん
      1Qさ〜ん、こんばんは(^^)v
      私も何年か前に読んだんですが、じわじわ後からくる怖さがあったような、、?←忘れてる笑
      2話目の母親のしつこ...
      1Qさ〜ん、こんばんは(^^)v
      私も何年か前に読んだんですが、じわじわ後からくる怖さがあったような、、?←忘れてる笑
      2話目の母親のしつこさも怖かった〜
      そろそろホラーの夏ですね〜(๑•̀ㅂ•́)و✧
      2023/07/13
    • 1Q84O1さん
      土瓶師匠
      今度古本屋でチェックしてみます(`・ω・´)ゞ
      土瓶師匠
      今度古本屋でチェックしてみます(`・ω・´)ゞ
      2023/07/13
    • 1Q84O1さん
      mihiroさーん、どーもです♪
      そーなんですよ!
      母親のしつこさがホラーですw
      おばさん粘い〜って思いながら読んでましたw
      夏の夜、ホラー...
      mihiroさーん、どーもです♪
      そーなんですよ!
      母親のしつこさがホラーですw
      おばさん粘い〜って思いながら読んでましたw
      夏の夜、ホラー作品を楽しみたいですね^_^
      2023/07/13
  • こんな時間に読み終わってしまった(꒪⌓︎꒪)
    わたしのバカ!!
    なぜ昼間に最後の書き下ろしを読み終わる時間配分をしなかった!?

    一つ一つはまぁ怖いけど…
    稲川淳二が語ったらちょっと怖いかなぁ…
    ぐらいだったのに(꒦ິ⌑︎꒦ີ)

    なぜこうも上手くまとめてくれるのか…
    上手すぎて実話だと思っちゃうじゃないか!

    今日火事の夢見たらどうしよう…
    もうお風呂入った後でよかった〜

    水回りと髪の毛が絡んだ話はやっぱ怖い( ̄▽ ̄)

    図書館で借りた本が残り一冊…
    それも怖いヤツ…呪い系 _| ̄|○

    • おびのりさん
      稲垣淳二の、ホラー語部の会、以前、一回招待されて行ってきたよ。上手いよね。
      稲垣淳二の、ホラー語部の会、以前、一回招待されて行ってきたよ。上手いよね。
      2023/06/29
    • みんみんさん
      おびさん守備範囲広すぎ笑
      おびさん守備範囲広すぎ笑
      2023/06/29
    • みんみんさん
      ワンコが空を見つめてる時ちょっと怖いし…
      ワンコが空を見つめてる時ちょっと怖いし…
      2023/06/29
  • ノンフィクション調に書かれてたけど、実話じゃないですよね?

    妙にリアルでゾクゾクした。

    夏バテ予防にオススメ。

    身体の芯から冷してくれる一冊。

  • ホラーというと小説にしろ映画にしろ、とにかく「怖がらせる」を重点に置くと内容が薄っぺらい作品になってまうけど、この本はストーリーの土台がちゃんとしてたのでよかったです。正直、恐怖より面白いが勝ってしまった。(こんなことを言ってしまっていいのかわからないけど。)

    読んでて思った事は、一番怖いのは人です。もちろん怪奇現象、幽霊とかも怖いけど…。

    NORAxxさんの言うとおり、全て丸っとホラーでした。

    • NORAxxさん
      メイさん、こんばんは。
      読まれてしまったのですね...全然怖がってなくてぐぬぬです...笑
      確かにストーリーが繋がっているので最後まで読めち...
      メイさん、こんばんは。
      読まれてしまったのですね...全然怖がってなくてぐぬぬです...笑
      確かにストーリーが繋がっているので最後まで読めちゃうし、着地は紛れも無く「面白かった」なんですよね。楽しんでくれて嬉しいです(*^^*)レビュー、ありがとうございました♪
      2022/04/12
    • メイさん
      こんにちは、NORAxxさん。コメントありがとうございます。

      NORAxxさんのレビューにも書かれてた最終話で全て合点が行きました。
      おぉ...
      こんにちは、NORAxxさん。コメントありがとうございます。

      NORAxxさんのレビューにも書かれてた最終話で全て合点が行きました。
      おぉ〜、そういう事か。と思ったのと同時に一番そこが怖かった気がします。
      ((( ;゚Д゚)))
      2022/04/12
  • 神楽坂を舞台とした怪談の執筆を依頼された“私”は、8年前に友人との間で起きた怪異の顛末を「染み」と題した小説に書き、「小説新潮」に掲載。それを皮切りに、新たに寄せられた情報に基づき、“私”は「小説新潮」での連載を続けるが…

    先日初めて読んだ「魂婚心中」が私には全然合わなかった芦沢央作品だが、コレは面白かった…というか、めちゃ怖い、こわ面白い。連作短編形式で一つ一つのお話は一話完結型なのだが、謎が完全には解かれずあえて消化不良の点を残す事で、ゾワつき度合いを増している。超常現象も怖いが、「お祓いを頼む女」と「妄言」の人間的怖さが際立っていた。
    全体的に読みやすい文章で、リーダビリティは高い。読みやすいがゆえに、突如急降下する展開に戦慄を覚える。一連の短編群は、実際に「小説新潮」に連載されているというモニュメンタリー形式をとっており、事実なのか虚構なのかが朧げになっていく怖さもある。連作短編ならではの各話を串刺しにする仕掛けも上手く、単なるホラーで終わっていない。オカルトライター•榊桔平でググッてみると、さらに驚かされる…新潮社さん、やってくれるねー。
    やはり、「魂婚心中」は変化球だったかな。作者の他作品にも手を伸ばしてみよう。

    週刊文春ミステリーベスト10 5位
    このミステリーがすごい! 10位
    本屋大賞 9位
    キノベス! 12位
    ミステリが読みたい! 7位
    未来屋小説大賞 8位

  • 主人公が、過去の経験や取材した怪異を本にまとめたものがこの『火のないところに煙は』という小説。
    怪異について1話書き終えた主人公に次々と依頼が続き、最終5話が完成する。

    怪異5話だけだと怖い話で終わってしまうが、最後の6話目で全ての怪異を考察していくパートがこの小説のメインのように感じた。
    核心の部分に迫る前に煙に巻かれたようで、薄気味悪さが残りゾワゾワする。

    さも本当に起こった話のように描かれているので、途中までノンフィクションだと思って読んでしまった。フェイクドキュメンタリーというみたいですね。
    ホラーが苦手ということもあり、めちゃくちゃ怖かったし、再読は出来ないだろうなと思う。

  • 神楽坂が舞台になったホラーミステリー。現在神楽坂の隣の駅に住んでいるミステリー好きな私にとって、もはや必読な作品。

    怖いよ、怖い。

    何が怖いって、神楽坂まで徒歩10分の所に住んでいる私が読むもんじゃない。作中に出てくる場所やら地名やらがやたらリアルに伝わってくるのよ、ロイヤルホストと松屋のところが現場ですって? いつも行ってるBarがそこにありますよ。ひぃ

    しかもドキュメンタリー風に書かれているもんだから、よりいっそう身の毛がよだつんです。やめていただけませんか。

    なんだかんだ人間が一番怖いというお話かなと思っていましたが、決してそうではなくしっかりホラーでした。しかも構成と文章が上手で読む手がとまりません。さすがの芦沢央さんです。

    読み終わり浸っていたところに、本の装丁に違和感が… よーく見てみると…ひぇぇぇぇ

    最後に近所に住んでいるものとしての神楽坂のフォローを。
    あたりまえですが怖い街ではありません。むしろ神楽坂は超素敵でオシャンティな街です。雰囲気が良く美味しい店がたくさんあって、地元の皆さんに愛されています。

    おすすめの観光地は赤城神社、かくれんぼ横丁、兵庫横丁のあたりです。休日のオープンカフェで読書するにはマジおすすめな店がいっぱいあるので、是非一度いらしてください!

  • 1話目から怖い。
    夜寝る前に1話読んだら、怖くて眠れなくなった。

    神楽坂、新潮社等々、実在の場所やものが出てくるので、妙に生々しさを感じていたのですが、実話だったと。
    本のジャンルとしては、”実話怪談”というものなんですね。(初めて聞いた、この言葉)
    意味は「誰かが実際に体験した怪談を表すジャンル。出発点に体験談がある」とのこと。

    1話を読んで何でこんなにも恐ろしくなったのかというと、実は神楽坂の占い師(男性)に通っていたことがあるのです。本に登場する神楽坂の母ではないので、少しホッ。

    「よく当たる占い師で神楽坂の母なるものがいるらしいよ」と、誰かから聞いていたら……。
    精神状態がよろしくない状況で、このような話を聞いていたら、何が何でも見つけ出して行っていたような気がしないでもありません。
    検索した時に神楽坂の母、見つけられなくてよかった。
    自分の検索能力の低さに助けられました。
    運ってこういうことなのかもしれません。

    全部で6話。
    単独の話かと思いきや、「染み」からのご縁で芋ずる式に繋がっているという…。
    これは何かに引き寄せられている感があります。
    こんなことに使いたくないのですが、「引き寄せの法則」が働いているとしか思えない。

    読了後、思わず著者の生存確認をネット検索してしまいました。
    ご健在とのことで一安心。(コレ、著者を検索させる戦略なのかな?)

    ところが、ここで思わぬ衝撃に出くわしました。
    著者の芦沢さんはずーーと男性だと思っていたのです。
    が!な、なんと、女性だった。
    この本を読んでいる間も、第二の稲川淳二さんと思っていたので、想像を裏切られる展開が最後にありました。
    あの怖い体験を女性が経験していたとは!
    さらに身の毛がよだちました。

    自分の身に危険が及ぶ前に、この本の内容は早く忘れたいですね…。

  • ★3.5

    「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」
    突然の依頼に、作家の「私」は、かつての凄惨な体験を振り返る。
    解けない謎、救えなかった友人、そこから逃げ出した自分。
    「私」は、事件を小説として発表することで情報を集めようとするが―。

    ・染み
    ・お祓いを頼む女
    ・妄言
    ・助けてって言ったのに
    ・誰かの怪異
    ・禁忌

    6編からなるホラーミステリー…?連作短編集。
    短編怪談集って言えばいいのか…?
    ホラーを殆ど読まない私には十分怖かったです。
    書き出しから実話風なのが、これは作者本人の実体験なのでは、
    と思わされ引き込まれ、とても怖くなった。

    読みながら心がザワザワして止まらない。
    実話なのかそうではないのか?
    登場する人々が皆普通の人達ばかりで、
    身近に感じられるのも怖さを引き立てられた。
    もしかしたら、自分の近くにも…って思わされた。

    タイトルも意味深で、
    装丁も表も裏もゾワッとしました。
    ラストに全てが繋がる…。
    ラストまで怖さを楽しめ(!?)ました。

    とにかく、関係の無い亡くなった方に手を合わせないようにしよう。
    縁を作らないようにしよう。
    そして、決して疑わない事…。

  • 9月も半ばになっても全然いまだに夏だから~
    ホラーもいいかな?と振り返りました。

    「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」と依頼された「私」は、8年前の事件を思い出す。
    自分の身に起きたことで、後悔が残っている‥
    そして、一作書き上げると、また次の依頼が?
    連作短編集。

    染み
    お祓いを頼む女
    妄言
    助けてって言ったのに
    誰かの怪異
    禁忌

    どれも、怖そうなタイトルですねえ。
    前もってわかっていると、あまり怖くなくなるかも?
    だから、ネタバレ無しで。
    ずいぶん前に読んだのですけれど、印象に残った1冊☆

  • ホラー、怪談を描いた小説は初めて読んだのですがゾクゾクさせられる瞬間がとても良かった。
    この本では5つの怪談と最終話で構成されているので読みやすくもあった。
    最終話に進むにつれて5つの話が少しずつ繋がっていくので一気読みするのがオススメです!
    (私は登場人物や話を忘れがちなので…同じようなタイプ人は是非一気読みを!)

  • いや、怖かったです・・・
    途中からは夜に読むことは避け、なるべく朝に読むようにするくらいには怖かった・・・
    ただのホラーではなくミステリ要素もあり、幽霊だけでなく人間の怖さも感じた一冊です。(それも怪異の影響だったのかな)
    怖い・・・読みたい・・・怖い・・・読みたい・・・と繰り返していくうちにあっと言う間に読了してしまいました。
    最終章にかけて畳みかける感じはもう一気読みでした。
    これ本当にフィクションですよね・・・???
    多分この作品の再読はしないと思います・・・(いい意味で)

  • 2020/09/10読了
    #このミス作品48冊目

    ホラーオムニバス。全5話
    著者が取材で得たエピソードを
    まとめたというもの。
    ホラーが苦手な私でもまだ読めるレベル。
    最後無理やり5話を関連づける意味は
    あったのか疑問。

    第3話「妄言」がゾクっとした。

  • 全六話からなるホラー小説。それぞれの章で不可解な怪奇現象が起こり、その怪異を導き出していく流れとなっている。それぞれの話に書かれた伏線を最終章で回収をしているが、そこのつながりのゾワっと感とかなるほど感とかは少し薄く感じた。個人的には第二話のお祓いを頼む女の話の中の痛々しい家族の姿が読んでいて一番ゾワゾワとした。また三話の妄言も話の中での伏線の回収の仕方、その中で起きた怪奇現象に対するアンサーが納得いくようなものだと読んでいて思った。
    確かに怪奇現象とか霊とかを意識したり、自分から繋がったりするとそことの縁を作るなぁと思った。良い縁だとしても悪い縁だとしても。

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著者プロフィール

1984年東京都生まれ。千葉大学文学部卒業。出版社勤務を経て、2012年『罪の余白』で、第3回「野性時代フロンティア文学賞」を受賞し、デビュー。16年刊行の『許されようとは思いません』が、「吉川英治文学新人賞」候補作に選出。18年『火のないところに煙は』で、「静岡書店大賞」を受賞、第16回「本屋大賞」にノミネートされる。20年刊行の『汚れた手をそこで拭かない』が、第164回「直木賞」、第42回「吉川英治文学新人賞」候補に選出された。その他著書に、『悪いものが、来ませんように』『今だけのあの子』『いつかの人質』『貘の耳たぶ』『僕の神さま』等がある。

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