最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103502913

感想・レビュー・書評

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  • 藝大、ここもやはりある意味でギフテッドの集団であるということを再認識。来週の藝祭に行きたい。

  • やはり藝大は良い意味で「ブッとんだ」奴しかいないんだなあと実感。
    世の中努力すればなんとかなる事が多いけど、ここは違う。努力だけではどうにもならない、才能としか説明できないもので評価を得た人しか入れないんだなと感じる。
    もちろん死ぬほど努力はしてるだろうけど、それだけではダメで、作中の「何かキラリと光るもの」がないと入れない。


    天才の考えは一般人には理解不能だけど、天才ばかりの藝大だから他の人に理解してもらえないかもなどと考えずに伸び伸びと作品が作れるのかもと思った。

  • 正直もやもやしてしまう。やりたいことがわからずぶらぶらしながらやはり絵がやりたい? とりあえず院にいってから考える? 本場をみに留学? はぁーー?お金がたくさんあるお家でなによりですね という恨み辛みがよみがえって苦しい。ないならないなりに私も若さを謳歌すべきだった。国立といえば将来国のためになると期待されての学費だと思うんだが大半が行方知れず… いや、就職のための専門学校じゃないしいいのか。
    元ホスト経営者の話はよかった、刺青学びたいは言い訳で絵がやりたいというのが照れくさかったと。アウトローな生活してて年も上な人がそんな青少年みたいなまっすぐな気持ちいえないよね。
    ブラジャーウーマンやミスコンはむり読めない、下品すぎ。
    最後のとってつけたような互いの学部リスペクトしてますのまとめはなんなのか、急すぎにみえる。

  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB22106673

  •  話題になっている藝大の本。
     藝大には音楽関係の人が行く音校と、美術関係の人が行く美校に別れている。私は趣味でピアノを弾くし、ヴァイオリンもやっていたので、音校の方は話に聞いたことある様子だった。
     だけど、美校の方は知らない情報ばかりだった。美術は絵を見に行くくらいなので詳しくはないが、時折ある不思議なアートはなんの目的で作られているのかと思ってはいた。美校の生徒たちは、言語化できる理由があるわけでもなくて、何かに突き動かされるように手を動かして作品を作っていく。好き嫌いを超えた、それしか無いみたいなものが美術にはあるのかもしれない。そういうところが面白い。
     全体的に音校は求道者、美校は変人集団みたいな感じかな。音楽を極めたり、口笛を吹いたり、人から見たら全く分からないことを大真面目にしたりして、何をしても良い「芸術」という懐の深さを確認できる一冊だった。

  • 大好きなことにズッポリはまって、それが勉強になるわけで、いいよなぁ。

    芸術家の化学反応の中に身を置いてみたい

  • 興味深い人達が扱われている本。
    藝祭、行ってみたい。

  •  さすが国立!贅沢な教育環境と何でもありの広い教育内容、楽しく理解しました。芸術のすそ野を広げる、涙ぐましい努力の学生たち。「藝祭」は見てみたいです。著者の芸大生のつれあいが、存在感があり気になりました。

  • 内容的に、こちらが想像していたものを超えるものはなく、きちんと取材しているところは認めるけれども、おもしろいけれどつまらない、なんというか物足りない、という本でした。

  • 「僕にはお気に入りの箸があって、いつもそれしか使わない。しかし目の前にはその箸が二対あるのだ。」
    「僕の箸、増えてるんだけど・・・」
    「あ。作った」
    この会話がなんとも奇妙で笑ってしまう。藝大生が普段なにをしているのか、専攻別に独自取材を行なった本。99.99%の人から外れた藝大生の日常が垣間見られた。

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著者プロフィール

1985年、東京生誕。一橋大学経済学部卒。著書は他に「!」「!!」「!!!」「!!!!」「暗黒学校」「最悪彼氏」(ここまですべてアルファポリス)、「占い処・陽仙堂の統計科学」(角川書店)、「一番線に謎が到着します 若き鉄道員・夏目壮太の日常」(幻冬舎)などがある。

「2016年 『殺人鬼狩り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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