僕の音楽キャリア全部話します: 1971/Takuro Yoshida―2016/Yumi Matsutoya
- 新潮社 (2016年10月31日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103504818
感想・レビュー・書評
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アマチュアハンドを組んでいた学生時代にコンテストに参加し、その審査員だった加藤和彦にドラムの林立夫とともに誘われて、1971年にCMのレコーディングを行った。その後、吉田拓郎の「結婚しようよ」でハーモニウムを演奏して、実質的にデビューした。
小坂忠、後藤次利がメンバーのフォージョーハーフには林に誘われて参加したが、松任谷は小坂の音楽が理解できなかった。改めて林から誘われてキャラメル・ママに参加し、3回ライブを行った。キャラメル・ママからティンパン・アレーになる頃に、自分たちの強みはクリエイティビティと演奏技術であると分析し、サウンド・クリエイト集団になることをイメージした。そして、「ひこうき雲」と「扉の冬」のレコーディングのオファーを受けた。「MISSLIM」から松任谷がアレンジを手掛け、由実の家でプロコル・ハルムやミッシェル・ポルナレフのレコードを聴いたりした。「12月の雨」などでは、山下達郎、大貫妙子、吉田美奈子、鈴木顕子がコーラスを担当している。ハイ・ファイ・セットのアレンジも担当するようになり、伊藤銀次にも演奏してもらった。
85年に開催した「All Together Now」は、ニッポン放送の社長からのオファーに対して、松任谷がたくさんのアーティストが出演するものを提案して実現した。「今だから」のアイデアも松任谷が出した。
松任谷がよく聴いたアルバム
マリーナ・ショウ『フー・イズ・ジス・ビッチ、エニウェイ?』(Who Is This Bitch, Anyway?)
スタイリスティックス「ザ・スタイリスティックス」
ポール・サイモン『時の流れに』(Still Crazy After All These Years)
スティーヴィー・ワンダー『心の詩』 (Music of My Mind)
マイケル・ジャクソン『オフ・ザ・ウォール』(Off The Wall)
ボブ・ジェームス「Bj4」
松任谷が大切にしている映画
「男と女」
「未知との遭遇」
「グッバイガール」
「マディソン郡の橋」
「アイガー北壁」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
誰もが一度は耳にしたあのイントロ、あのフレーズは、いかにして生まれたのか。デビューしてから45年。日本ポップシーンのメインストリームで「音」をつくり続けてきた松任谷正隆が、自身の仕事と音楽観の全てを語りつくす。
穏やかな語り口。 -
ユーミンのアルバム一枚一枚解説するのかと思って読んだら大間違い。影響を受けたアーティストやプレイヤーを後から追って聴くのも楽しい。