評伝 石牟礼道子: 渚に立つひと

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 39
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103508212

作品紹介・あらすじ

「戦後文学最大の傑作」(池澤夏樹)と激賞された『苦海浄土』。その作家の全容。『苦海浄土 わが水俣病』の発表以来、文学界でも反対闘争の場においても類なき存在でありつづける詩人にして作家・石牟礼道子。恵み豊かな海に育まれた幼年時代から、文学的彷徨、盟友・渡辺京二との出会い、闘争の日々、知識人と交流のたえない現在まで。知られざる創造の源泉と90年の豊饒を描き切る、初の本格評伝。

感想・レビュー・書評

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  • 石牟礼道子のそばにいて、ずーっと支えてきたのが渡辺京二さんで、彼はすでに『もうひとつのこの世 石牟礼道子の宇宙』という彼女の評伝(?)を書いている。その渡辺さんが、新聞記者の米本さんに書くことをすすめて、出来上がったのがこの作品。視線も、時間も、少し離れたところから、書かれているところが、この伝記の命。対象に対する畏敬と驚愕、執筆に対する誠実と律儀、書き手の、そんな印象がきちんと伝わってきて、知りたい石牟礼道子像が出来上がっている。
    ブログもどうぞhttps://www.freeml.com/bl/12798349/986369/
    https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/201904150002/

  • 必読の書。苦海浄土も再読しなければ。学生時代に読んだが、それは文学作品としてであって、これだけ水俣病闘争にコミットしていたとは実感できていなかった。

  • 18/05/24。

  • 石牟礼さん、名前のごとく石に関連があった。そして意思も硬い方という。チャーミングな写真もあり、現状の体調の状況を伝えながら、遡って昔の石牟礼さんのことを、優しい文章で綴っていた。サブタイトルの「渚に立つ人」がぴったりとくる方だった。

    • tokota5さん
      石牟礼さん。お名前のごとく石に関連しているということ。そして意志も硬い。とてもチャーミングな、写真も、掲載されていて、現在のご体調の状況から...
      石牟礼さん。お名前のごとく石に関連しているということ。そして意志も硬い。とてもチャーミングな、写真も、掲載されていて、現在のご体調の状況から、昔を回想するのがとても優しい文章で語られておる。
      渚に立つ人という人サブタイトルが、ぴったりの人だ。
      2017/06/30
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著者プロフィール

1961年、徳島県生まれ。徳島県庁正職員を経て早稲田大学教育学部英語英文学科卒業。在学中に『早稲田文学』を編集。毎日新聞記者。石牟礼道子資料保存会研究員。著書に『みぞれふる空――脊髄小脳変性症と家族の2000日』(文藝春秋)、『評伝 石牟礼道子――渚に立つひと』(新潮社刊)で第69回読売文学賞「評論・伝記賞」を受賞。

「2019年 『不知火のほとりで 石牟礼道子終焉記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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