か「」く「」し「」ご「」と「

著者 :
  • 新潮社
3.40
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本棚登録 : 1519
レビュー : 165
  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103508311

作品紹介・あらすじ

きっと誰もが持っている、自分だけの「かくしごと」。みんなには隠している、ちょっとだけ特別なちから。別になんの役にも立たないけれど、そのせいで最近、君のことが気になって仕方ないんだ――。クラスメイト5人の「かくしごと」が照らし出す、お互いへのもどかしい想い。ベストセラー『君の膵臓をたべたい』の著者が贈る、眩しくて時に切ない、共感度 1の青春小説!

感想・レビュー・書評

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  • 京、ミッキー、パラ、ヅカ、エル。
    それぞれが特殊な超能力を持つ、5人の高校生の物語。

    SF小説が好きで、眉村卓さんや筒井康隆さんを夢中になって読んだあの頃。
    特に『七瀬ふたたび』は何度も繰り返し読んだっけ。

    修学旅行、文化祭、笑いさざめく声と、時々起こるわだかまり、
    自意識のかたまりで、コンプレックスにあえいで、
    かと思えば、何でもないことが妙におかしくて笑い転げたりして…。

    彼らのぴゅあな心に触れて、人の感情が読めてしまうことって、
    すごく特殊なチカラでもないのかもしれないと思った。
    好きな人が誰を好きなのか、不思議とよくわかってしまうように、
    あの頃の自分にも、そのチカラが少しはあったのかも。

    あぁ、こんな子いたな。自分はこの子に似てるかな。
    と、思い巡らしながら、
    5人がずっと、ず~っとこのまま仲良くいられるようにと願いながら本を閉じた。

    裏表紙のQRコードからのスピンオフのようなお話も
    良かった。
    懐かしくて、甘酸っぱい素敵な物語でした。


    余談ですが、住野よるさんが男性だったこと、ごく最近知って驚きました!

  • 住野よるはヒトそのものではなく、ヒトとヒトの間にある目には見えないなにか、を描こうとしているのだろう。
    5人の高校生たちの、それぞれが持っているとある才能、というか特殊技術。それによってヒトとの距離の取り方を一生懸命工夫してもがいているいる彼らが愛おしい。
    高校生。10年後のことなんて想像もできない彼らの「今このとき」は、誰かに嫌われないこと、誰かを傷付けないこと、みんなと「仲良く」していくこと、が全て。
    大人になれば、そんなことそんなに気にしなくても、って思えるのだけど、渦中の彼らにとってはそれこそが一大事。
    5人がもっている「かくしごと」は違っているようで、実は同じ。もしかすると、それは「かくしごと」なんてもんじゃなくて、みんな誰でも普通にやっていることなのかもしれない。そんな風に思うのは、普通の大人になってしまったからなのかもしれないけど。

  • この題材としかけならメディアとしては少女マンガの方が適しているように思う。

  • 高校生男女5人の、恋愛のお話。
    初々しくて、懐かしい感じ(私は女子校だったけど)がして、微笑ましく読めた。

    それぞれの視点で描かれてるのは面白かったかな。

    静かなお話で、盛り上がるピークもなく。最後、も少しググッと来ることを期待したけど、静かなまま終わったのがちょっと残念。

  • この本の裏表紙にかくし頁にあくせすできるQRコードがあり、登場人物の話が読めるけど、質問に回答する必要があるので先に質問を見てから読むといいかも。

  • 登場人物5人は、相手の気持ちが↑とか♣︎とかで見える能力をそれぞれに持っている。その設定はいまいちだったけど、中学生の時を思い出してとても懐かしくなった。あの頃の自分を認めてあげたくなる。中高生が読んだらもっと共感できるんだろうな。装丁もかわいい!QRコードを読み取るとショートストーリーが読めるのも楽しい。

  • 高校を舞台にした青春小説。5人の視点から語られる切ない愛しい優しい物語はどれも良かった。伏線があったり叙述トリックがあったり遊び心もあり楽しめた。内容も共感でき面白く巧妙な作品。ネットとの連動した試みも今風。

  • 帯文:”きっと誰もが持っている、自分だけのかくしごと。” ”『君の膵臓をたべたい』の著者が贈る、共感度No.1の青春小説!” ”5人のクラスメイトが繰り広げる、これは、特別でありふれた物語。”

    目次:プロロオグ、か、く。し!ご?と、か/く\し=ご*と、か1く2し3ご4と、かスペードく♢しクローバーご♥と、か↓く←し↑ご→と、エピロオグ

  • 表紙も含め、序盤から少女小説のようで驚きました。前の三作を読んでいるだけに、どこに向かっているんだろうと。不思議な能力を隠し持っている仲間たちが、その能力を活かさず殺さず当たり前の青春の悩みに立ち向かっています。純粋な彼らを微笑ましく感じる半面、小説としては魅力を感じませんでした。もっと凄いのを期待してしまった。住野よるさんという若い作家が今後どういう作品を書くのか、不安も覚えつつ追っていきたいです。

  • わたしには痒くなってしまって無理だった...残念

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著者プロフィール

住野 よる(すみの よる)
高校時代より執筆活動を行っていた。2014年2月ごろ夜野やすみ名義で、様々な賞に落ちてしまった小説「君の膵臓をたべたい」を広く世で読まれてほしいという願いから小説投稿サイト「小説家になろう」に投稿。同作が話題となり、2015年6月双葉社から書籍化されデビュー。同作が「本屋大賞」2016第2位、「読書メーター読みたい本ランキング」1位、「埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本2015」1位と高く評価され、売上面でも「2016年年間ベストセラー」総合5位、文芸書1位(トーハン調べ)、「2016年 年間ベストセラー」総合4位・単行本フィクション1位(日販調べ)となり、累計発行部数200万部を突破した。実写版映画が2017年7月28日公開、アニメ映画が2018年公開。
その他作品に、『また、同じ夢を見ていた』『よるのばけもの』『か「」く「」し「」ご「」と「』『青くて痛くて脆い』がある。

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