14歳のバベル

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 22
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103508526

作品紹介・あらすじ

巨大テロか古代王国の再臨か。カウントダウンの始まる中で展開するファンタジー長編。担ぎ込まれた病院の診察台で、14歳の見た奇妙な夢が発端だった。ビール樽の林立する地下工場。指揮を執る少年王シルトの姿。彼は告げた。地上世界は間もなく消滅する。代わって自分たちが人類史をやり直すのだと――。ビール会社の新商品キャンペーンにカムフラージュされた黙示録的計画。今週末の金曜日が危ない!

感想・レビュー・書評

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  • 武蔵野大学図書館OPACへ⇒ https://opac.musashino-u.ac.jp/detail?bbid=1000124923

  •  巨大ビール会社が仕掛けたイエローフライデーなるキャンペーン。金曜の夜は街を黄色に染めてみんなでビールを飲んで騒ぎましょう、という趣旨で様々なイベントで盛り上げていこうとする。
     このキャンペーンには実は現代人の存続を脅かす巨大な陰謀が絡んでいて、人類で初めてビールをつくったといわれている古代シュメール人が関わってくるのだが、現代と古代シュメールをつなげる橋渡し役として主人公の14歳の少年・冬人がいる。 

     古代シュメールと現代をつなげるアイテムはビールだ。そしてこの陰謀の成否を握る鍵もビール。多くの現代人にビールを飲ませることが前提で計画は進むので、その設定って無理じゃない?と、読み始めのとっかかりからつまづいてしまった感じがする。ロシア人とウォッカだったら説得力はあるような気もするが、日本人とビールだからねぇ。オクトーバーフェストだって、そんなに定着してないし。

     水面下でよからぬ陰謀が進んでいる雰囲気はいい。このなんだかもやもやとした、ホラー風にストーリ展開してくれたほうが個人的には面白いと思うんだけど…

     ラストをそうしちゃったんだ、どうして? 

     スティーブンキングのように救いのないラストにしたほうが後味は悪いが記憶に残ると思うのだが、好みの問題かなぁ。

     登場人物が暗い感じの人ばっかりなので、この作家さんはホラーを書いたほうがいいと思う。

  • 初出の記載なく書き下ろしか。

     滅亡したと思われていた古代シュメール人が、実はずーっと日本の地下で暮らしていたが、8年前に日本列島で大異変を引き起こし、ビールの副作用で日本人を地下に閉じ込め、地上を支配しようとしていた。というトンデモ話。

     中学生の冬人は8年前の事変以来、度々意識を失い精神的に落ち込んで保健室登校していたが、あるとき意識失っているときに、夢で異様な人々が働いている場に行き、そこの少年王と友達になったが、実は実体験であったことに気づく。
     やがてそれは、すでに地上でかなりの勢力を張っていた地上シュメール人によって、地下シュメール人の様子を探るために送り込まれ、地上シュメール人の王であるビール会社の社長は地下の人々を抹殺しようとしていることを突き止め、ビール会社に勤める父と協力して陰謀を妨害する。

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