行こう、どこにもなかった方法で

著者 :
  • 新潮社
4.05
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本棚登録 : 155
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103509417

作品紹介・あらすじ

扇風機やトースターで大注目の「バルミューダ」、心躍る創業ストーリー! 自然に近い風を生みだす夢の扇風機。世界一おいしいパンが焼ける感動のトースター。斬新な発想で家電を再発明し、卓抜したデザインで人々を魅了し続けるバルミューダは、いかにして生まれたか。ロックスターになりたかった若者が、ものづくりに新たな夢を見いだし、大ヒット商品を生みだすまでの興奮と驚きに満ちた道のり

感想・レビュー・書評

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  • 読了。スティーブジョブズもこのような生き方をしていたのかなと思った。前半の両親の話が良かった。ドラマで見たいと思った。いい話だった。作者は、まだまだ線路は続いており、旅の途中だろうなと思った。

  • 読み始めは、変わった本だと思いました。哲学書かマニア本かと。最後まで読んで、あの有名なバルミューダの社長が書いた自伝だとわかりました。面白い。世の中にはいろいろなことを経験した、すごい人がいるんだなと思いました。
    「理性や良心は、悪い状況の長い継続には勝つことができない。それらを活かすためには少しでもいいから、余裕というものが必要だからだ」p24
    「真の安住はこの世にはない」p46
    「(母の無責任な行動)愚かだと片づけてはいけない。こういう人たちが、間違いなく世の中にはいるのだ。自信がなくても、怖くても、面白そうだから行く人たちが。スイッチが入った時の彼らは、ほぼ自分の興味のためだけに動く勝手な人たちだ。しかしまれに、その先端が社会の閉塞を破り、次の時代へ人類を導く」p57
    「(二人の息子へ)思う存分、生きて欲しいと願ってやまない。恥ずかしくても、情けなくてもいいのだ。それでいいのだ。決してブレーキをかけるなと言いたい」p115
    「私は、いらいらして焦っていた。困っている現状があり、それを打開する策が見つからない時、私たちはついケチになってしまう。寛容さを失ってしまう」p193

  • “夢の扇風機”で一躍有名になった会社の創業者が自らの半生を綴った本。
    著名人の自叙伝というと、何となく(単なる想像でしかないかもしれないけど)、ゴーストライターの影がちらつくような本が多いなか、この本はご本人が全部書いているのは間違いないはず。
    本のはじまりのあたりは、書くことに対する力みがあるような。でも読み続けるべきです。中盤の海外を放浪する話のあたりからその力みもなくなって、思いがそのまま胸にがつんとくる、味わいのある文章に変わっていきます。
    成功者として讃えられる人には、確かにそれを裏付けるだけの努力と苦労があり、それを楽しむくらいの根性があるものですね。上手くいくか、上手くいかないかは、誰にもわからない。それでも自分を貫くのは、相当な信念がいるものだし、真の意味で自由を謳歌する者の特権であると共に、重圧でもあります。
    でも、安全だと思っていた橋が突然落ちるようなことが人生にはあるもの。それならば、寺尾さんのように、自分の夢に掛ける人生はきっと何千倍も面白い。
    このような本を読むと、寺尾さんのように成功した人、残念ながら成功まで至らなかった人のことを考えます。また、いったん成功したあと、それを持続し続けることの難しさについても。

    煮えたぎるほどの情熱は、人の心を動かし、人生をカラフルに、豊かなものにしていくものだと素直に思えました。
    情熱の力、人と人のつながりの素晴らしさを感じます。

  • 【No.86】「いつもいつも、山あり谷ありだった。驚きと失敗の数だけは、人に負ける気がしない。平坦な道が極端に少ない、決して退屈しない人生だった」「貧乏は楽しくてつらい。多くの工夫が生まれるし、多くの悲しみも生まれる」「誰かが死ぬということは、その誰かに対してしたいこと、してあげられること、それらすべてをできなくする」「恨むより受け入れなければならないのだろう。どんなことでも、起こったことは純然たる事実なのだし、嫌だと言っても起きてしまったものは仕方がない」「起きたことに対して、私たちができることは意外と少ない。それが一体どんな現象だったのかを理解し、なぜ起きたのかを考えて、その理由について仮説を立てるくらいがせいぜいなのだ」「まれにだが。絶対にしてはならないと思うことに直面することがある。意味など考えるまでもなく、これは絶対に嫌だと思うようなことだ。直感的にそう思うようなことは、しない方がいい」「その日の出来事を思い返し、自分のたくましさを誇りに思ったり、弱さを情けなく思ったりした」「気分が良いのだが、その反面、責任もある。人々がなぜ見ているかといえば、期待や興味があるからで、ステージに立つ者はこれに応えなければならない」「失敗をすると、恥をかき、傷つき、後悔をすることになる。しかし、その後に、それでもやっぱり自分はこうしたいんだという気持ちに出会うことがある。これこそが、私たちの本当の願いだ。普段は、他のくだらない願いと一緒になっていて、見分けがつかない。私にとっては、人々に認められたいという気持ちは、やっぱり本当の願いだった」「準備が万全かどうかは分からないが、そもそも、何かの準備が万全になる時など、一生待ってもやってこないはずだ」「音楽で社会から現金を稼いでくるのは、ものすごく大変なことだ。それはおそらく、デビューして、かつ、人気が出た時以外にありえない。それまでは、じっと時間と労力を投資し続ける日々なのだ」「彼らは、本人や周りの努力で今日の地位とイメージを築き、いるだけで、話すだけで、経済効果を生み出す人々だ」「人生は、切り開くことができる。いつでも、誰でも、その可能性を持っている。自分では何も変えられないという考えは間違いだ。どんなに不利な状況も、逆転できないとは限らない。できない時もあるが、できる時もある。そして私の場合、それができたのは、人生そのものを賭けた時だった」

  • 会社を創業してから(第3部)が面白かった

  • 胸に突き刺さる。壮絶な半生だ。
    息子に読ませよう。

  • 家電業界を変えたバルミューダ社長の自叙伝。ナイキ創業者の本に似ていて(たしか『シュードッグ』の帯はこの著者が書いている)、バンドをやっていていただけあって、文章が文学的。ビジネス本というより物語。まだ先のある物語だった。

  • 恥ずかしながら読みながら目に熱いものを感じた。気づかないうちに自分に重ね合わせて読んでいた。貧困、両親の離婚、自由の意味を考える日々、まわりからの孤立感。本当に私のために書いてあるのではないかというくらい、思い当たることがたくさん。

    寺尾さんが旅立つシーン。涙が出た。
    勇気をもらった。
    まだ二部も読み始めていない段階で、本当にバイブルの一つになると確信した。

  • 自叙伝のようで、寺尾社長の今までの生き様が、とても伝わってくる文章でした!
    人間、何も持ってなくてもイチから頑張れる。怖がることはない。そんな思いが伝わってきました。
    とても勇気付けられる1冊でした!

  • 驚きの人生。感動しました。

    作者である寺尾さんは、もとミュージシャンということで、文章も美しく、まるで美しい詩を読んでいるようでした。

    バルミューダの商品がめちゃくちゃ欲しくなりました。今後どんな素敵な製品が生み出されるのか、楽しみ!

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