惑: まどう

  • 新潮社 (2017年7月31日発売)
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  • レビュー :30
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103511120

惑: まどうの感想・レビュー・書評

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  • 「迷う」から「惑う」を読んで「迷惑」完成(笑)
    加納さんのお話は『トオリヌケキンシ』系。
    あなたはあなたのままでいいんだよとそっとエールを送る。じんわり。
    いつも楽しみの光原さん、今回はマヨイガ三題。
    確かにお菓子の家もマヨイガ的だわとおもしろかった。
    思わずうるっとした矢崎さんのお話が一番好き。
    結果は変わらない、だけど、旅立つ人にとってなんて優しい“誤差の範囲”。
    「迷う」と「惑う」。似た意味の2冊だけど、こちらのほうが凝った(凝りすぎた)作品が多い印象。
    アンソロジーとしては、私は「迷う」のほうが好みだった。

  • シリーズ第四弾。「アミの会」メンバーそれぞれの味わいがあって、アンソロジーの良さを楽しめた。ただ、「ゲスト」である二人の男性作家の作品はちょっと…。特に今野敏「内助」は、なんじゃこりゃ?って感じ。

  • +++
    淡い恋心、男か女か、宇宙人が来襲!?火事と焼死体への既視感、そして、人生をあの時からやり直すべきか…。最強の作家集団、四たび集結。全作品書き下ろし。
    +++

    アミの会(仮)によるアンソロジーである。著者のラインナップは、大崎梢、加納朋子、今野敏、永嶋恵美、法月綸太郎、松尾由美、光原百合、矢崎存美。
    ほのぼのテイストあり、ホラーテイストあり、SFチックあり、ファンタジーテイストあり、とバラエティに富んでいて、次はどんなだろうと興味が先へ先へと導かれる。テイストは違えど、人の一生は、日々迷いと惑いの連続なのかもしれないと、改めて気を引き締める心地にさせられる一冊でもある。

  • 【収録作品】「かもしれない」 大崎 梢/「砂糖壺は空っぽ」 加納 朋子/「惑星Xからの侵略」 松尾 由美/「迷探偵誕生」 法月 綸太郎/「ヘンゼルと魔女 赤い椀  喫茶マヨイガ」 光原 百合/「最後の望み」 矢崎 存美/「太陽と月が星になる」 永嶋 恵美/「内助」 今野 敏 
    力作揃いのアンソロジー。

  • 今回もアミの会(仮)は面白い。
    加納さんの砂糖壺の話が1番好き。今野さんの内助もよかった。
    しんみりするものあり、ぞっとするものありなのも嬉しい。
    それにしても、(仮)の謎はいつ明かされるのか(笑)

  • アミの会 第四弾。
    『迷惑』:「迷ーまよう」と「惑ーまどう」の内の「惑」のほう。

    かもしれない/大崎梢、砂糖壺は空っぽ/加納朋子、惑星Xからの侵略 松尾由美、迷探偵誕生/法月綸太郎、ヘンゼルと魔女/赤い椀 ・喫茶マヨイガ/光原百合、最後の望み/矢崎存美、太陽と月が星になる/永嶋恵美、内助/今野敏 

    「迷」が最高に面白かったのに比べ、こちらは良い話が多く、凡作というかあまり面白くなかった。

    永嶋恵美「太陽と月が星になる」は、皮肉が効いていて一番面白かった。
    今野敏「内助」は、刑事の妻が事件解決に貢献するというミステリーで普通に面白かった。
    (図書館)

  • 色々な方の作品が読めて良かった。

  • <アミの会(仮)>のアンソロジー!
    待ってました!今回は二冊!

    『砂糖壺は空っぽ』
    息子を思う。
    ディズニープリンセスのピンクの靴がお気に入り。
    戦隊物や、トミカ、プラレールには興味なし。
    私は子供たちに、もし何かあったとしても名前を変えずに済むように、それも考えて名前をつけた。
    男なら男らしく、女なら女らしく、そんな呪縛で悩まぬように。
    しかし、成長過程でもしかしたらこんなこともあるかもしれない、と物語を読んで心が痛んだ。
    そうだ、とも、そうでない、とも言えない、先走りすぎた親の心配だけれども。
    本作は思いのほか苦い物語だ。
    しかし校長先生のハゲと痔の話がふっと悩む主人公の心と、張り詰めた読者の心を弛ます。
    おちゃらけているのではなく、敢えてのその話。
    張り詰めてばかりでは辛いものだから。

    『ヘンゼルと魔女 赤い椀 喫茶マヨイガ』
    マヨイガは『迷』にも登場する。
    知らなかったが遠野物語に登場する伝承だそうだ。
    「助けが欲しいと声をあげることはみっともないことじゃない」
    この言葉が心を打つ。

    『最後の望み』
    今、選んだ世界と違った世界であっても、結果が同じであっても、ほんの少し今を変えるだけで違う世界が見えてくる。
    214ページに、子供への一番いい対応が書かれている。
    もしこれができたら、いい母親として、私は彼らの心の中に残れるだろうか?

  • 大崎梢「かもしれない」が好み。
    (題材でもある絵本の「りんごかもしれない」は名著ですね)

  • 「アミの会」のアンソロジー、2名の男性作家も登場。「迷」と合わせて隠されたものがさらに深く掘り下げられると感じる。良かったと思う作品は今野敏さんの作品で、惑う、惑わされるという部分も合わせつつも、救われる部分もあり、良かったと感じる。他には加納朋子さんの作品で、性同一性障害に悩む女子の思春期の繊細な心情が表現されていて、迷うの気持ちが強いが、決心の表れだと感じる。光原百合さんの作品はファンタジー要素とミステリアスな要素があって面白い。矢崎存美さんはぶたぶた以外の作品も読めて良かった。「迷」も気になる。

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