• Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103511120

感想・レビュー・書評

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  • 「迷う」から「惑う」を読んで「迷惑」完成(笑)
    加納さんのお話は『トオリヌケキンシ』系。
    あなたはあなたのままでいいんだよとそっとエールを送る。じんわり。
    いつも楽しみの光原さん、今回はマヨイガ三題。
    確かにお菓子の家もマヨイガ的だわとおもしろかった。
    思わずうるっとした矢崎さんのお話が一番好き。
    結果は変わらない、だけど、旅立つ人にとってなんて優しい“誤差の範囲”。
    「迷う」と「惑う」。似た意味の2冊だけど、こちらのほうが凝った(凝りすぎた)作品が多い印象。
    アンソロジーとしては、私は「迷う」のほうが好みだった。

  • 色々な方の作品が読めて良かった。

  • 【収録作品】「かもしれない」 大崎 梢/「砂糖壺は空っぽ」 加納 朋子/「惑星Xからの侵略」 松尾 由美/「迷探偵誕生」 法月 綸太郎/「ヘンゼルと魔女 赤い椀  喫茶マヨイガ」 光原 百合/「最後の望み」 矢崎 存美/「太陽と月が星になる」 永嶋 恵美/「内助」 今野 敏 
    力作揃いのアンソロジー。

  • 今回もアミの会(仮)は面白い。
    加納さんの砂糖壺の話が1番好き。今野さんの内助もよかった。
    しんみりするものあり、ぞっとするものありなのも嬉しい。
    それにしても、(仮)の謎はいつ明かされるのか(笑)

  • 「迷う」の方が怖い話が多かっただろうか。
    今作はじんわり、ほっこり系が多かったかも。
    登場する作家さんの他作品も読んでみたい。

    「かもしれない 大崎梢」
    →ヨシタケシンスケ氏の絵本は確かに可愛いし面白い。
    日常ミステリー?

    「砂糖壺は空っぽ 加納朋子」
    →物語ならではの綺麗な謎解きラストだけれど、でもこの後も主人公は生きていくわけで。
    思い出だけでは生きられないし、納得して満足した思い出でもないわけで、ラストの主人公の 今だけは って思いが辛い。。ISって漫画を思い出した。

    「惑星Xからの侵略 松尾由美」
    →自分的には迷う、かな、と思った。ラストの主人公の選択、うんうん、実際はそうだよね、脚本などと違って、最善が何かわからないしなかなか行動に移せないものだよね、と。甘酸っぱい。

    「迷探偵誕生 法月綸太郎」
    →ジョーカーシリーズで頭の良い人達は敗戦まっしぐらの日本とどう折り合いをつけていたのだろう、と思ったのを思い出した。
    賞賛を得るのが楽しい人だったら、名探偵の地位は嬉しいだろうけれど、謎解きが楽しい人だとこうなるのか。。

    「へンゼルと魔女/赤い椀/喫茶マヨイガ 光原百合」
    →昔話、伝承をモチーフにしているのだろうか。
    赤い椀の女性のような考え方、自分は持ち続けること出来るだろうか。。
    マヨイガの女性の行動が読み終えて爽快感。

    「最後の望み 矢崎存美」
    →親になる人に是非ともこのアドバイスを読んで欲しい!

    「太陽と月が星になる 永嶋恵美」
    →正に 惑わせる だなぁ。。。 

    「内助 今野敏」
    →ラストを読んでタイトル理解。出来た奥さん。。

    「あとがき 大崎梢」


    怖いんだろう?
    父親になるなんて実感がないんだろう?
    でも、…に対してだけは、その不器用を捨てろ。
    なるべく一緒にいられるようにしろ。世話も、女房の手伝いじゃなく、一人でなんでもできるくらいになれ。よく観察して、なんでも憶えておけ。
    日記をつけるのもいいな。
    手帳に2、3行でもいいんだ。忘れてもいい。あとから書いてもいい。思いついたら、なんでも娘の事を書いておけよ。
    女房が娘の事を話してくれるのを待つんじゃなく、自分から訊くんだ。話さなければ問題ない、なんて思うな。
    娘の好きなものや好物がなんなのか、ちゃんと憶えているようにしろ。
    娘がいっしょうけんめいやっていることを、頭ごなしに否定したりからかったりするな。
    理解できなくても、いっしょうけんめいやっていることは評価してやれ。そのときになにも言葉が出てこなかったら、あとから手紙でも書け。メモでもチラシの裏でもいい。たったひとことだけでもいい。はげましてやれ。
    娘がはなしかけてくれないからって、自分も話さないなんて思うな。そんなの気にしてもなんの得にもならない。自分から話しかけるんだ。何の話をしたらいいかわからなかったのは、娘の事を知らなかったからだ。知れば、きっと話しかけられるー。

    お前は、すごくよくやってるよ。毎日毎日、真面目ずっと働いて、女房と生まれる子供のために金を稼いでるー。おれはそれを知ってる。お前がすごく頑張ってることを。
    お前は今でも充分偉い男だ。みんなそう思ってる。だれも言わないから、俺が言ってるんだ。

    だから、これからいい父親にもなってくれ。娘に対してはー娘に対してだけでもいいから、不器用さとか照れくささなんて捨ててくれ。やり方が分からなかったら人に訊け。それを恥と思うな。

  • 大崎梢を中心とした「アミの会(仮)」のアンソロジー第4弾。
    短編ながらどれも読みごたえがあって良かった。
    はじめの大崎梢の作品が面白くて、終わりに近づくにつれちょっとずつ面白くなくなっていったのが残念。
    光原百合は3編あったようだが、1作目で断念。苦手。

  • <アミの会(仮)>のアンソロジー!
    待ってました!今回は二冊!

    『砂糖壺は空っぽ』
    息子を思う。
    ディズニープリンセスのピンクの靴がお気に入り。
    戦隊物や、トミカ、プラレールには興味なし。
    私は子供たちに、もし何かあったとしても名前を変えずに済むように、それも考えて名前をつけた。
    男なら男らしく、女なら女らしく、そんな呪縛で悩まぬように。
    しかし、成長過程でもしかしたらこんなこともあるかもしれない、と物語を読んで心が痛んだ。
    そうだ、とも、そうでない、とも言えない、先走りすぎた親の心配だけれども。
    本作は思いのほか苦い物語だ。
    しかし校長先生のハゲと痔の話がふっと悩む主人公の心と、張り詰めた読者の心を弛ます。
    おちゃらけているのではなく、敢えてのその話。
    張り詰めてばかりでは辛いものだから。

    『ヘンゼルと魔女 赤い椀 喫茶マヨイガ』
    マヨイガは『迷』にも登場する。
    知らなかったが遠野物語に登場する伝承だそうだ。
    「助けが欲しいと声をあげることはみっともないことじゃない」
    この言葉が心を打つ。

    『最後の望み』
    今、選んだ世界と違った世界であっても、結果が同じであっても、ほんの少し今を変えるだけで違う世界が見えてくる。
    214ページに、子供への一番いい対応が書かれている。
    もしこれができたら、いい母親として、私は彼らの心の中に残れるだろうか?

  • 8人の作家による短編作品集。

    はじめて作品を読む作家さんが二人。
    光原百合さんの「ヘンゼルと魔女」「マヨイガ」はおもしろかったです。
    アンソロジーは、気になる作家さんに出会えるチャンスなのも良いところです。

    今回はテーマが「惑」なので、どの作品もとてもおもしろく読めました。

    大崎梢さん、加納朋子さん、矢崎存美さんは大好きな作家さんで、やっぱり作品も好きでした。
    今野敏さんの、大好きなシリーズの番外編も読めてラッキー!です。
    お得感満載な一冊です。

  • アミの会(仮)のアンソロジー
    よく読む作家さんの、大崎梢さん、加納朋子さんや、今回はなかったけれど近藤史恵さんとか載っているので楽しみにしてます。
    今回『惑』と一緒に『迷』も同時に出ていたのですね。知らなかった。

    大崎梢さんの『かもしれない』の想像力がすごかった!
    今回は、今野敏さんも参加。
    読み始めてすぐ『隠蔽捜査』のスピンオフだとわかりました。
    こんなところで出会えるとはラッキー!

  • 毎回めちゃめちゃ楽しみにしている
    アミの会(仮)のアンソロジー。
    今回は贅沢なことに、『迷』と『惑』の2冊同時発売です。
    そうか・・・迷うと惑うで迷惑なのかと改めて気づく。
    てか、迷ったり惑ったりするのは
    迷惑なことなのか?!

    先に読んだ『惑』を読む限り
    惑うことはちっとも迷惑なことではなく
    切なかったり、不思議の中にも優しかったりする
    素敵な物語が詰まっていました。
    毎回同じ感想ばかり書いているけれど
    人気作家たちが本気で書きおろしたアンソロジーは
    本当に面白い!
    ふだん本を読まない人にもぜひお薦めしたい一冊です。

アミの会の作品

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