ルビンの壺が割れた

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 567
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  • Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103511618

作品紹介・あらすじ

この小説は、あなたの想像を超える。結末は、絶対に誰にも言わないでください。「突然のメッセージで驚かれたことと思います。失礼をお許しください」――送信した相手は、かつての恋人。SNSでの邂逅から始まったぎこちないやりとりは、徐々に変容を見せ始め……。ジェットコースターのように先の読めない展開、その先に待ち受ける驚愕のラスト。前代未聞の面白さで話題沸騰、覆面作家によるデビュー作!

感想・レビュー・書評

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  • 壺が割れている表紙が気になり、手に取った
    知らなかったのだが、これは多義図形といって向き合った二人の顔にも大型の壺にもみえる絵で、デンマークの心理学者のルビンが考案したというルビンの壺の絵だということ
    黄色と黒で、危険な感じの色使いにしてあるようだと思って、この作品によく合っている

    前知識ないまま読み始め、あっという間に読み終えた一冊

    フェイスブックのメッセージを通じて行われる元婚約者同士の男女のやり取りだけで話が進んでいく内容。
    ネタバレ厳禁の(ミッフィーのお口 ☓ )小説

    どんでん返しも、イヤミスなものも、
    私は今までは嫌いではなかったのだけれど…
    この作品は…
    イヤな
    読後感だったな…(笑)

    でも先がどんどん気になる展開で
    確かにそれは良かったし、うん
    面白かった……(笑)

    この作品。
    覆面作家さんのデビュー作品であることと賛否両論の問題作といわれてるらしい…ですね
    話題作でしたね…

    • チーニャ、ピーナッツが好きさん
      しじみさん、こんにちは(^_^)/

      ねぇ、宿野かほるさん、今、この人なのでは?とされている人がいますけど。本当なのかしらねぇ…?

      そして...
      しじみさん、こんにちは(^_^)/

      ねぇ、宿野かほるさん、今、この人なのでは?とされている人がいますけど。本当なのかしらねぇ…?

      そして他にもいますよね…。たしか…坂木司さんもね。
      気になっちゃいますよね〜!
      覆面レスラー。マスク被って大変
      そう〜(笑)

      ルビンの壺の絵、なんとなく不気味感…: ( ºωº ;):
      点滅信号のように…混乱しちゃうのも気をつけてください(笑)
      2023/09/01
    • ヒボさん
      チーニャさん、こんばんは♪

      この作品、賛否別れますよね^^;
      チーニャさん、こんばんは♪

      この作品、賛否別れますよね^^;
      2023/09/24
    • チーニャ、ピーナッツが好きさん
      ヒボさ〜ん、こんばんは〜(*^_^*)v

      そうですよね〰️…(笑)
      面白いのは面白いんです
      ケレド…。

      やっぱり嫌〜な感じですよね〰️(...
      ヒボさ〜ん、こんばんは〜(*^_^*)v

      そうですよね〰️…(笑)
      面白いのは面白いんです
      ケレド…。

      やっぱり嫌〜な感じですよね〰️(笑)


      2023/09/24
  • うわぁー!そうなるんですね。
    かつて結婚を約束した水谷と末帆子だったけど末帆子の失踪により、別々の人生を過ごし三十年。
    Facebookの交流で明らかになる過去。
    いや、最後の大どんでん返しに、ただ驚くばかり、目が覚めました。
    見方が変われば、結果は変わる。
    水谷目線で読み進んだから。
    表紙もどう見ても壺にしか見えないけど、他の方の感想を読んで、凝視!!
    あー、会話している2人に見える、見える。
    多方面から見る、大事‼️

  • 帯に「大どんでんがえし」「賛否両論」と書いていたので、凄く興味は持っていました。しかし、なかなか読むタイミングがなく積読本となっていましたが、本日ようやく読み始め、先ほど読了。

    大どんでんがえしとの事で、色々と予想を立てながら読んでいましたが、自分の想像とは違った終わり方でした。

    短くまとまっており、読みやすかったです。

    読み終えた後、メッセージの中に隠された、ほとばしる殺意に、背筋が凍るほどの恐怖を感じました。

    • マメムさん
      初コメです。
      サクッと衝撃を味わえる変わった作品ですよね。
      初コメです。
      サクッと衝撃を味わえる変わった作品ですよね。
      2023/12/07
    • オミさん
      コメントありがとうございます。
      短く、かつ衝撃を味わえたので、満足感がありました。
      長編ばかりだと疲れるので、こういう本を交えながら、読むと...
      コメントありがとうございます。
      短く、かつ衝撃を味わえたので、満足感がありました。
      長編ばかりだと疲れるので、こういう本を交えながら、読むと気分転換になりますね。
      2023/12/07
  • Facebookで繋がった大学時代の元恋人。
    30年近く経ち、お互いに懐かしい大学時代の思い出話に花を咲かせたやりとり。
    記憶の答え合わせをしているうちに何故、結婚を約束していた貴女はあの日式場に現れなかったのか?と、問われる。
    物腰柔らかい文体で、人の良さそうな元彼のイメージだが、メールの最後に何度も今の名字を聞きたがっていたあたりから違和感が。
    最後の一行はスカッとしたけれど、結局似た者同士じゃないか?と思った。
    先入観無しに読めたので楽しめた。

    あー、あの時のあの人は今どこでどうしているんだろう。やっぱりお互いにガッカリしちゃうかな。

    • 奏悟さん
      ゆうママさん、ご無沙汰でした

      雨穴さんは好き嫌いはっきり別れそうな感じですね(^_^;)
      図書館で予約中ですが、人気でかなり待ちそうです。...
      ゆうママさん、ご無沙汰でした

      雨穴さんは好き嫌いはっきり別れそうな感じですね(^_^;)
      図書館で予約中ですが、人気でかなり待ちそうです。
      早く読みたいなぁ。
      2021/12/12
    • アールグレイさん
      こんにちは♪

      な~んだ・・・(。_゜)
      私は奏悟さんがもう変な家を読んでいるのだと思っていました。以外と、図書館の順番が早く廻ってきました...
      こんにちは♪

      な~んだ・・・(。_゜)
      私は奏悟さんがもう変な家を読んでいるのだと思っていました。以外と、図書館の順番が早く廻ってきました。
      今、図書館の嵐が吹き荒れています!
      ・・・・ご存じかと思いますが、「桜の森の満開の下」ポプラ並木さんが最近お読みになった本。
      8人目の妻が首遊びを・・・・もしかしたら奏悟さんもこのような本を好まれますか?
      (・∀・)
      2021/12/12
    • 奏悟さん
      ゆうママさん

      ポプラ並木さんのレビュー早速読みに行きました。
      よっ、読みたい!!
      幼少の頃から怖いものは好きです。
      体験談も沢山あります笑...
      ゆうママさん

      ポプラ並木さんのレビュー早速読みに行きました。
      よっ、読みたい!!
      幼少の頃から怖いものは好きです。
      体験談も沢山あります笑
      積読本を消化したらチャレンジしたいと思います。

      2021/12/12
  • SNSかブクログか忘れてしまったが、おすすめのミステリー作品で何度か目にしており気になっていた作品。

    ◆あらすじ
    水谷一馬は、28年前の結婚式二日前に突然失踪した未帆子の存命をfacebook上で知り、未帆子にメッセージを送る。初めは返信がなかったが、数回目のメッセージに対し、未帆子から返信が来る。28年の時を経て交わされるメッセージの中で語られる演劇部での出会い、水谷と未帆子それぞれの生い立ちと薄暗い過去、未帆子の失踪の本当の理由(水谷の幼女殺人)が明かされる。
    ※全てメッセージのやり取りでストーリーが進む。

    ◆感想
    水谷がメッセージで未帆子の住所やフルネームを聞くところは、文章が丁寧だからこそ逆に怖くて気持ち悪かった。
    水谷と優子(許嫁)・叔父と優子(義理の父娘)の関係、未帆子と高尾の関係(ソープ・身体の関係)、どちらも歪で怪しく、未帆子失踪の理由は二人のどちらにもあるのでは?と思ったが、最後に明かされる水谷の犯罪はやはり決定的な一打だった。あのまま結婚していたら未帆子は犯罪者の妻となり、人生も破滅していたはずだから、失踪して(逃げて)正解だったね!と完全に未帆子に寄り添っていたが、最後のページを開いて目に入ってきたラスト一行が、あまりに強烈で、なぜか水谷の立場で殴られたような感覚になった。未帆子恐るべし。
    最後にタイトルについて。ルビンの壺は、壺にも見えるし、二人の人間が向かい合っているシルエットにも見えるし、という隠し絵。初め、なぜ劇のタイトルをそのまま本作のタイトルにしたのか?最後に劇の内容と本作全体が繋がる?と思ったが、そういうことではなくて、二人の人間(水谷と未帆子)の破滅を表していたのか〜と腑に落ちた。

  • 徐々に怖くなってきたけど最後の最後でどんでん返し。婚約者に逃げられた可哀想な人かと思っていたら...ラスト1行でドーン!ときた。
    夜中に読まなくてよかったかな。

  • 派手なポップで飾られた大型書店の一角。
    平台の上に積み上げられた本書。
    「この小説は、あなたの想像を超える。」
    「結末は、絶対に誰にも言わないでください。」
    「賛否両論の嵐が吹き荒れた」
    誘惑に負け手に取りましたが、
    とても薄い本なので数時間で読み終えました。

    学生時代の恋人の名を、フェイスブックでみつけて…
    という始まりに、キラキラした学生時代の恋物語?と期待したのですが…
    いや~合わなかったです。確かに想像を超えるものでした。
    すべてがわかった後で、もう一度初めから読み直したらまた違うのかもしれませんが、
    その気力すらなかったです。

    ただ一箇所だけ、
    「自分が病気になったのはバチが当たったんだ」という手紙への返信、
    「バチが当たるという考えは間違っている。
    もし病気がバチならば、すべての病人はバチが当たったことになる。
    だから病気に何か意味があるとは考えないでほしい。」
    この文章は、少し心に響きました。
    私も病気を抱える度、何か悪いことしたのかな…なんて考えてしまうことがあるので。

    ただ、矛盾するかもしれませんが、この人に限ってはバチでも仕方がないんじゃないかとも…
    ごめんなさい。そう思わないとやりきれないのです。

  • 評価分かれる本だと思います。

    ラスト1行の衝撃。

    今までに何冊かそんな本に出会ってきました。

    どうしても比較してしまう(苦笑)

    水谷と美帆子のFacebookでメッセージのやりとりのみという設定は今どきと言えば確かにそう。

    その中で2人の過去が少しずつ赤裸裸に明かされていき、最後の1行で明らかにされた水谷の本性。

    サクッと読み終えられた点を加味して☆3つ。


    説明
    この小説は、あなたの想像を超える。
    結末は、絶対に誰にも言わないでください。

    「突然のメッセージで驚かれたことと思います。失礼をお許しください」――送信した相手は、かつて恋人だった女性。SNSでの邂逅から始まったぎこちないやりとりは、徐々に変容を見せ始め……。ジェットコースターのように先の読めない展開、その先に待ち受ける驚愕のラスト。覆面作家によるデビュー作にして、話題沸騰の超問題作!

  • 男にも女にも、お互いに見せていない一面がある。
    つながりが見えなかったり、違和感があったり。だけど読み進めていくうちに「真実」が浮かび上がってくる。

    1時間ほどでさくっと読み終えた。よく見かける本だったので1回読めて満足。

    読後はただただ○○い…のひとこと。だけどこれは作品そのものに対してではない。

  • 確かに読後「おっ」とはなったが、それだけ。
    読書趣味の人にはあまり向かない本かと。
    あまり本を読まない人が同じく本を読まない友人に興奮気味に薦める、そんな本。

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