春待ち雑貨店 ぷらんたん

著者 :
  • 新潮社
3.27
  • (6)
  • (16)
  • (36)
  • (6)
  • (2)
本棚登録 : 195
レビュー : 32
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103515111

作品紹介・あらすじ

いびつでもいい、不器用だってかまわない。手作りの幸せ、お届けします。京都にあるハンドメイドアクセサリーショップ『ぷらんたん』。店主の北川巴瑠のもとには今日も悩みを抱えた客人が訪れる。その一つ一つに寄り添い、優しく解きほぐしていく巴瑠。でも、そんな彼女も人には明かせぬ、ある秘密を抱えていた。大ヒットシリーズ『珈琲店タレーランの事件簿』著者が贈る、心震わす連作ミステリ。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 読み始めてすぐに「あれっ?これ読んだな?登録し忘れてる?(--;)」と思っていたら、最初の話だけ友人から借りたアンソロジーに入っていたことが判明(^^;)それにしてもまぁ~よくこんなに胸糞悪くなる人を揃えたな(-_-#)主人公の巴瑠さんと仲間達が心の強くてイイ人だから、余計に腹が立つι(`ロ´)ノ最後の人以外は改心の気配もないし┐(-。-;)┌そんなこんなに負けずに頑張る人には、もっと素敵な奇跡があっても良いと思う!!o(・ω・o)

  • 苦しみながらも前に進んで行く巴瑠が良かったです。
    自分自身を見つめて迷っているけど、暗い方にはいかないで前を向く、強い女性だと思います。
    ハンドメイドのお店も興味深い。周りで起きる事件も様々で楽しめました。

  • +++
    京都にあるハンドメイド雑貨店『ぷらんたん』。店主の北川巴瑠のもとには今日も不思議な出来事が舞い込む。イヤリングの片方だけを注文する客、遠距離恋愛中の彼氏から貰ったアルファベットの欠けたネックレス、頑なに体の関係を拒む恋人、そして、お店への嫌がらせ。ひとつひとつに寄り添い、優しく解きほぐしていく巴瑠。でも、そんな彼女にも人には言えない、ある秘密があった。とあるアクセサリーショップと4人の来訪者をめぐる物語。
    +++

    一歩店内に入れば、たちどころにその場所が好きになる。そんな店がぷらんたん。巴瑠の手作りアクセサリーを主に、数人の作家の作品も置いている小さな店だ。手作りアクセサリーには、作り手の内面がにじみ出るのか、リピーターもついてくれ、細々とではあるが続けることができている。そんな巴瑠にも、そのことによって、人生の道筋さえもちがってくるかもしれない屈託があるのだが、進んで人に言いたいことではない。店に舞い込む困りごとに、親身に向き合うのも、人の痛みがわかるから、ということもあるだろう。恋人や友人、お客さんとの関係を通して、困りごとに解決の糸口を見つけたりしながら、巴瑠自身も少しずつ強くなり、前向きになっていくのがわかって、応援したくなる。いつでも真っ直ぐでいようと思わせてくれる一冊でもある。

  • ハンドメイドアクセサリーショップを営む巴瑠。彼女は生まれつきの秘密があった。
    巴瑠にとって"ぷらんたん"は子とも言えるお店。「人が当たり前にできることができない」。そんな苦悩とずっと向き合ってきた巴瑠は、ある日プロポーズされる…

  • 【内容】女性がひとりで営んでいるハンドメイドアクセサリのショップには悩みのある女性が迷いこんでくる。タレーランかもしれない店もちょろっと出てくる。
    【感想】カバー絵から想像してたのよりわりと重い話かな。もっとほんわかしてるかと思った。ぼくには合わないけど人によってはしみるでしょう。

    ▼ぷらんたんについての簡単なメモ

    【安藤奈苗】ぷらんたんの客で先天性耳垂欠損の女性。とんぼ玉のイヤリングを3つ注文した。
    【小高未久】ぷらんたんの常連客。大学生。遠距離恋愛中。
    【北川巴瑠】主人公。ハンドメイドアクセサリの人気作家であり雑貨店ぷらんたんのオーナーでもある。ターナー症候群のため結婚や出産を縁遠いもののように感じている。正義感が強くけっこう短気。
    【桜田一誠】巴瑠の恋人。優しいが正義感が強い。
    【佐山唯美】名倉友則の恋人。なにかを隠しているらしい。
    【杉野美貴】小高未久の友人。明るく派手なタイプ。
    【宝田遼平】回想に出てくるクソ野郎。
    【名倉友則】桜田一誠の友人。大学のテニスサークルで出会ったらしい。
    【向原拓也】小高未久の恋人。プロのミュージシャンを目指している。
    【百田理香子】巴瑠にアクセサリー作りを教わりアクセサリー作家になった主婦。

  • 直前に読んだ岡崎作品「道然寺の双子探偵」よりもよかったです。何が、というとやはり主人公が迷いながらも自分と向き合いながら生きてゆこうという姿でしょうか。道然寺~においては語りの視点となる一海はともかく、双子のランとレンが中学生ということもあり、本作主人公である巴瑠ほどの迷いを感じさせない純真無垢な印象であり、どちらかというとライトな読み物という色合いが強い作品でしたが、本作及び巴瑠はというと、ターナー症候群を抱えているという状況もあって「プランタン」を訪れる客にまつわる出来事を通してや自分自身の考え方・生き方を模索する点が色濃く描かれている作品である、という印象を持ちました。個人的には本作のほうが読んでいてより一層入り込める作品でした。

  • シンプルに考えることしかできない自分は幸せかも・・・
    自分にとっては、登場人物の心理が複雑すぎて(^^;

  • 京都にある創作アクセサリーのお店を舞台にしたお話。それぞれの登場人物が自分に欠けているものを、うらやんだり、羨ましがられたり、思い悩んだり、受け入れたりしている。
    2019/8/23

  • 北川巴瑠がやっているアクセサリーショップ ぷらんたんで繰り広げられるエピソードを綴った短編が4つ.桜田一誠との付き合いで、お互いの体の欠陥を告白し合うなかで、安藤奈苗も加わっていく「ひとつ、ふたつ」.「手作りの春」で、百田理香子とやり取りで一誠との捜査らしき行動が面白かった.全般に、ほんのりした感覚で読める.

  • 柔らかくて
    フワフワした感じ
    どうも・・・
    出来過ぎてるような

全32件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

岡崎 琢磨(おかざき たくま)
1986年生まれ、福岡県出身。京都大学法学部卒業。元々ミュージシャン志望であったが作家を志すようになり、大学卒業後に福岡県に戻って執筆を続け、第10回『このミステリーがすごい!』大賞の最終選考に『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』が残った。手直しして刊行されたところ、大ベストセラーとなり第1回京都本大賞を受賞。のちに「珈琲店タレーランの事件簿」シリーズ化された。
ほかにもミステリ作を多数刊行しており、新刊に『夏を取り戻す』『九十九書店の地下には秘密のバーがある』。

春待ち雑貨店 ぷらんたんのその他の作品

岡崎琢磨の作品

春待ち雑貨店 ぷらんたんを本棚に登録しているひと

ツイートする