トモスイ

著者 :
  • 新潮社
3.06
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本棚登録 : 92
レビュー : 28
  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103516088

感想・レビュー・書評

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  • なーんか

    どんより、よどんでいる~

    死んだ人をしのぶ話が多かった×××

  • 読み進めるほどに、本からどろっとした質感が漂ってきた。主に風呂場で読んでたせいもあるかと…

  • トモスイってなんだー??
    手に取ったきっかけは、週刊ブックレビューを見ていて高樹さんご本人がこの本について、語られているのを見たからです。
    思えばその時は、亡くなられた児玉さんが出ていらっしゃいましたね。
    アジアを旅して書かれた短編集だからか、どの作品も湿度が感じられました。
    トモスイってSFに出てきそうですね、、私も吸いたい!

  • とろりとした空気の中でじわりとにじみ出て来るように
    物語は進んで行く

  • 『作家、髙樹のぶ子が九州大学アジア総合政策センターの特認教授として、五年の歳月をかけアジアの十カ国を訪ね歩いて各国の作家や市井の人々と交流し、その成果を様々なメディアを通じて発信するというプロジェクトSIA(Soaked in Asia)の記録』、『アジアに浸る』からできた短編集、『トモスイ』。
    『アジアに浸る』はどうも中途半端な印象をうけて、あまり好きではなかったのだけれど、SIA(Soaked in Asia)の活動からうまれたこの作品は、まったく違うものとなっている。


    全体的に、死のイメージがつきまとう。

    現実と虚構。
    現在と過去。
    死者と生者。
    相対立するふたつの存在が1つの短編の中で融合する。

    作者が感じたアジアとは、そういうものなのだろうか。

  • 遠い遠い昔に、高樹嬢の小説を読んで
    感銘を受けたときのことを思い出した。

    その余韻を充分引きずりながら、
    題目の 摩訶不思議な意味合いや語音に引かれて
    手に取った単行本は、
    中途半端な浮遊感を伴う短編集であった。

    文章は流れるように綺麗であったが、
    何処か 居心地悪い感じで、
    ゾワゾワっと心が揺れた

  • 第36回川端康成文学賞受賞作。この賞はすぐれた短編小説に与えられる賞です。原稿用紙18枚の超短編小説である本作は釣りに出る男性と女性の物語です。「トモスイ」というわけのわからない軟体動物を吸いあうシーンは男女をこえた性愛を表現しています。そのなんともエロティックな表現に陶酔してしまいました。

  • 年間で10カ国を訪ねるたびに書かれた短編集。 どの短篇も予想通りアジアンな熱気や湿度を醸し出す。 喪失感や孤独感を書いているものもあるけど、どれも前向きな力があって暗くはない。女性の持つたくましさ、しぶとさが見え隠れする。 とはいえ、お話のテイストはさまざまだ。 予想通り、短篇「トモスイ」は川上弘美に近い。 とらえどころのない漂うおかしみって好きだ。 旅情や思慕が立ち込める「ジャスミンホテル」、「芳香日記」は円熟した女性の書き手らしい話だ。 静から動への意外な結末の「投」もいい。 土砂降りの台風の映像が浮かんで印象的なのが「天の穴」。この本の中での私のベスト。福岡の話だしね。 あ、今気づいたけど、これ、九大のプロジェクトから生まれた企画だから、サービスで大学界隈を書いてくださったのかしら。

  • 幻想的、観念的?で、オツムのデキがいまいちな私には
    ニガテなジャンルの作品でした。
    まだ読むのが早かったかもしれない。
    15年後くらいに、再読してみたいです。

  • 「トモスイ」って何?と思って手に取った1冊。冒頭に据えられているが、不思議で官能的な作品。川端康成文学賞受賞というのも頷ける。
    アジア10か国を訪ねた際に書かれた10編の作品集。あとがきにも書いてあるが、重いどろどろしたものと突き抜けた境地の作風とが半々。命の狭間でのできごとが綴ってある。

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著者プロフィール

高樹のぶ子(たかぎ のぶこ)
1946年山口県防府市生まれ。東京女子大学短期大学部教育学科卒業後、出版社勤務を経て、1980年「その細き道」を「文學界」に発表。1984年「光抱く友よ」で芥川賞、1994年『蔦燃』で島清恋愛文学賞、1995年『水脈』で女流文学賞、1999年『透光の樹』で谷崎潤一郎賞、2006年『HOKKAI』で芸術選奨文部科学大臣賞、2010年「トモスイ」で川端康成文学賞を受賞。2009年紫綬褒章、2018年文化勲章をそれぞれ受章。他の著書に『マイマイ新子』『甘苦上海』『飛水』『マルセル』『香夜』『少女霊異記』など多数。

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