BOOK BAR: お好みの本、あります。

著者 :
  • 新潮社
3.62
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本棚登録 : 818
感想 : 64
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103516316

作品紹介・あらすじ

今までにない出会いが見つかる! 女優・杏と旅人・大倉眞一郎。2人が紹介してきた1000冊あまりの本から厳選した50冊を紹介。小説、ノンフィクション、絵本、マンガ……。面白い本はベストセラーだけじゃない! ユニークな魅力たっぷりのセレクトに、思わず読んでみたくなる。10年続く大人気ラジオ番組「BOOK BAR」が待望の書籍化。

感想・レビュー・書評

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  • 杏(個性的な俳優だ。ほんわかした感じがいいよね)と大倉眞一郎(クリエイティブディレクターだって。知らなかった人)が、ラジオの番組で週1回、2人が1冊づつ本を持ち寄って対談した中から選んで本にしたもの。読んだ本や知っている本も出てくるが、へえーこんな本があるんだと感心することもしきりだ。歴史あり、言語あり、世相あり、奇想小説あり、ノンフィクションあり、なんでもありかな。「たべもの起源事典」なんて、蘊蓄だらけのようで面白そう。「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」という本は、ベトナム帰還兵が女の子に尋ねられた言葉が題になっている。こう質問されたあと、どうなったと思いますか?
    対談の場合、2人が乗りまくってくれると、うひゃあ面白いと思う方なので、この2人はちょっと大人しいかな。まあでも、悪くない感じだ。

  • J-WAVEと聞くと懐かしさがこみ上げる。
    免許をとりたての頃、よくドライブしながら聞いていた。
    そのJ-WAVEで、土曜の夜放送していた「BOOK BAR」の書籍化。
    番組HPを見ると、すでに昨年の3月31日に終了している。
    リアルタイムで聴きたかったが、夜に弱い私が本当に聞けたかどうかは怪しい。

    スタートは2008年3月26日。
    杏さんと大倉眞一郎さんのふたりが毎週交替で本を紹介し合うというスタイルで、約11年間続いたことになる。
    書評番組ではなく「四方山話番組」だというから、おふたりの掛け合いも聴きどころだったのだろう。文字で読んでも軽快なトークだ。
    親子ほど年齢の離れた杏さん相手に、大倉さんは結構緊張していたらしいのだが・笑
    全1000冊から泣く泣く絞り込んで、50冊のチョイスだ。
    本の紹介番組の書籍化という、新しいアプローチ方のブックガイド。
    巻末には紹介リストがズラリと横書きで記載されている。

    杏さん、スタート時は19歳。
    その選書がどれもかなり面白そう。
    歴史小説、時代小説の通で、特に幕末ものが大のお気にいり。
    池波正太郎の「幕末新選組」がトップに登場するのだが、この紹介の中で杏さんがこう言っている。歴史上の人物で絶対に会ってみたいひとはという質問に「原田佐之助です」と。(な、名前しか知らん・・)そして、語る、それも熱く語る。筋金入りだ。
    「葉隠れ入門」や有名な「武士の娘」、西岡常一の「木に学べ」も紹介している。
    杏さん、お近づきになりたいです。。。
    かたや大倉さんは、若干アナーキーで趣味性の強いものが多い。
    「世界屠畜紀行」「テロ」やジョン・アーヴィングの作品等々。
    これを週イチで紹介し合ったというのは、双方ともかなりの凄腕ではないだろうか。
    紹介の仕方が上手いので、読みたくなった本も数多くある。

    「BOOK BAR」というものは、どこかに存在するのだろうか。
    もし私が開くなら、週末は読書会にしよう。おつまみ、あります。5品までご自由に。
    さあ、この指とまれ、と言いたいところだが現在の状況ではとてもとても。
    心おきなく本を読める日が、再び巡ってきますように。

    • goya626さん
      杏さんの本を探してみます。
      磯田さんの本は、これぞ読書の醍醐味という感じですね。文章にユーモアが溢れています。菅野投手、どうです?
      杏さんの本を探してみます。
      磯田さんの本は、これぞ読書の醍醐味という感じですね。文章にユーモアが溢れています。菅野投手、どうです?
      2020/04/06
    • nejidonさん
      goya626さん、こんばんは(^^♪
      菅野選手に激似ですよ!!
      昇太さんよりはずっと似てます。
      ハイジさんがそこに突っ込んだのが可笑...
      goya626さん、こんばんは(^^♪
      菅野選手に激似ですよ!!
      昇太さんよりはずっと似てます。
      ハイジさんがそこに突っ込んだのが可笑しかったです!
      杏さんの本、ぜひ探してみて下さいね。
      2020/04/06
  • 杏さんと大倉眞一郎さんの「本から始まる四方山話」とても楽しかったです。お二人が紹介される大好きな本や興味深い本は、わたしにとって未知の世界へ誘ってくれる本でもありました。
    本、本、本……!あぁ、難しいことを語るではなくこんな風に楽しく本のことを語り合えたら、どんなにワクワクするでしょう。羨ましくてたまりません。
    わたしの現実はなかなか世知辛いものです 笑。「わたし本が好きなんよ」って言っても「え、そうなん?」から話が広がっていくこともなく、周囲はまだまだ読書に対して取っつきにくい趣味のひとつ、そんなイメージがあるようです。とは言え、読書ってひとりで出来るものだから困ることはないのだけれど。
    本が好きってちゃんと声に出して言える人と向かい合って、こんな風に楽しく(ここが肝心だと思う!)語り合えることは、まだまだわたしにとっては特別なことなのかもしれません。
    だからこそ、この本を通じて知ることが出来た本好きのお二人、そしてお二人の「本から始まる四方山話」を楽しんでらっしゃる全国の本好きさんたちとの縁を感じられたことは嬉しく、そして本が好きで良かったなと思えました。

  • hontoサイトのツイートで読みたいと思ったので読む。
    書評でなく、本から派生した四方山話を書いたまとめ本。そして10年の歴史が詰まった本。
    紹介されているのは知らない本ばかりで、今まで読んだこともないジャンルばかり。しかしそれでも面白そう! と思えるのは何故なのだろう。やはり杏さんと大倉さんが楽しそうに、興味深そうにお互いの話を聴き、話を展開させているからだろうか。
    こんな風に本を紹介し合い、四方山話ができる人がいるのは羨ましいと思う。
    本の最後に載っている2008年~2017年で紹介した本リストのうち、私は何作品を読めるのだろうか。また挑戦するモノが増えた。

  • J−WAVEで放送されていたBOOK BARというラジオ番組で紹介された1000冊の中から選び抜いた50冊が掲載。
    私は西日本在住なので、この番組のことは全く知らなかったけれど、楽しく読めた。書評ではなく、本から始まる四方山話ってところが良かった。紹介されている本もおすすめというより、お二人がただただ好きな本という感じなのも良かった(かなりマニアックな本もあり)。
    それにしても、杏さんって読書家で歴女であることはなんとなく知っていたけど本当に頭が良くておもしろい人だな〜と思った。
    巻末に番組で紹介された本のリストが載っていてこちらも興味深い。

    • 村上マシュマロさん
      こんばんは、そよ子さん。今年もよろしくお願い致します。この本もラジオ番組も存じていませんでした。私の住んでいる地域では、たぶんJ-WAVEは...
      こんばんは、そよ子さん。今年もよろしくお願い致します。この本もラジオ番組も存じていませんでした。私の住んでいる地域では、たぶんJ-WAVEは聴けると思うのでradikoのアプリで聴いてみたくなりました。ありがとうございます。
      2022/01/21
    • そよ子さん
      村上マシュマロさん、こんばんは。こちらこそ今年もよろしくお願い致します。
      コメントありがとうございます!
      BOOK BARは今は番組が終了し...
      村上マシュマロさん、こんばんは。こちらこそ今年もよろしくお願い致します。
      コメントありがとうございます!
      BOOK BARは今は番組が終了しているみたいで、代わりの番組が放送されているのかどうかわかりませんが、私も過去の放送をYou Tubeで見てこの本を知りました。
      ナビゲーターのお二人の知識が広く深く、楽しく聴いています。
      2022/01/21
    • 村上マシュマロさん
      そよ子さん、こんばんは。コメントの返信ありがとうございます。私もYouTubeで探して見ます!貴重なコメントをありがとうございます!!
      そよ子さん、こんばんは。コメントの返信ありがとうございます。私もYouTubeで探して見ます!貴重なコメントをありがとうございます!!
      2022/01/21
  • 番組でのお二人のテンポが好きで、毎週聞いているが、この本でもこの気持ちの良いテンポがそのまま再現されている。

    自分がよく読むジャンルとは違う本がたくさん紹介されていて、しかも結構マニアック。
    この本を読んでなかったら、手にとってはいないだろう。
    興味のないジャンルの本でも、「気になる…読んでみたい」と思わせるお二人の紹介の仕方が素晴らしい。

    巻末の書籍リストも嬉しい。
    「この本のときの放送を聞きたかった!」と切実に思ったり。再放送、してくれないかなぁ。

    • ねるねる (旧shaadi)さん
      Youtubeで「Bookber」と検索すると、全部ではないかもしれないけれど、聞けそうですよ(^^)
      なるべく毎週聞くようにしているので...
      Youtubeで「Bookber」と検索すると、全部ではないかもしれないけれど、聞けそうですよ(^^)
      なるべく毎週聞くようにしているのですが、大好きな番組です!
      2018/05/23
    • もちこさん
      shaadiさん、コメントありがとうございます!
      YouTube、早速検索してみました!結構前の放送日のもあって、感激しております(๑°ㅁ...
      shaadiさん、コメントありがとうございます!
      YouTube、早速検索してみました!結構前の放送日のもあって、感激しております(๑°ㅁ°๑)‼✧
      教えていただいて、ありがとうございます‼︎
      2018/05/23
  • J-WAVEの番組なんだけど、私は聞いた事はない。
    ただいつもHPはチェックしてる(笑)
    どんな本が紹介されたか気になるから。

    50冊紹介されてるんだけど、最後の紹介書籍リストも参考に、いっぱい読みたいと思います。

    時間が欲しい~~

  • いつもは自分の好きな作家やテーマの物を読んでばかりだったので、こういう本の紹介の仕方や探し方があるんだと再発見。

    おふたりのトーク形式で書かれています。
    もともとはラジオ番組で紹介されたものを書籍化にされていて、今はもうラジオ番組が終了してしまったのが残念…
    杏さんのYouTubeで時々本の紹介をされているので、その片鱗?を見られます。

    おふたりの紹介した本、さっそく読みたいリストに追加して少しずつ読んでいきたいと思います。

  • 読みたくなる本に必ず出会える! 女優・杏と旅人・大倉眞一郎が選び抜いた50冊を紹介する。スペシャル対談、2008~2017年に紹介した全作品リストも掲載。同名ラジオ番組を書籍化。

    次読む本へつながる本。

  • 人が紹介してくれた本は読みたくなる。
    この本を読んで、何冊も読みたいリスト入り。
    巻末のリストも眺めているだけで楽しい。「あ、この本私も読んだ!」「え、大倉さんがこの本を!?」なんて見てしまう。

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著者プロフィール

杏恋愛で振り回される女性の悩みをばっさり切り、「無理も我慢もせず言いたいことを言うけど愛される」主張がTwitterで人気。辛口なコメントのイメージとは裏腹に、萌え声でゆっくり話すおっとりさん。プロフィール非公開。 Twitter @apricot_candy_a

「2019年 『好きを、もっと。可愛いを、もっと。愛されて満たされる自分でいたい。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

杏の作品

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