わたし、定時で帰ります。 ハイパー

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 345
レビュー : 47
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103516422

感想・レビュー・書評

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  •  今度は「取引先」や「新人」が大変で、主人公が振り回されている。1巻目ではインパール作戦の話が出てきたけれど、この巻では忠臣蔵。

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    定時の女王は体育会系ブラック企業に勝てるのか!? 大注目のお仕事小説第二弾。絶対に残業しない主義の結衣だったが、なんと管理職になってしまう。新人教育を任されたものの、個性的過ぎる若者たちに翻弄される結衣。そんな折、差別的なCMで炎上中の企業のコンペに参加することに。パワハラ、セクハラのはびこる前時代的で超絶ブラックな社風に、結衣は絶句するが……。
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    さすがタイトルに「ハイパー」とつくだけはある。前作に比べ、取引企業のブラック度のひどさは飛びぬけている。しかも、管理職になった結衣の下についた新人たちのキャラも個性派ぞろいで、一般的な新人の概念ではくくれない。とはいえ、なんだかんだで、結衣の味方は多くもあるのである。しかも今作では、上海からも強力な味方が現れるのもハイパーだ。残業漬けの日々を送りながらも、それでいいはずがないと思っている人はたくさんいるのである。胸が痛む描写も多々あるが、ひとつずつクリアして前へ進まなければ、どうにもならないのだろう。定時で帰る結衣だからこそできることもあるのである。ラストでは、結衣にとうとう新しい帰る場所ができそうで、心底ほっとする。フィクションとは思えない凄まじさでもあるが、要は人のつながりだとも思わせてくれるシリーズである。

  • 2019年4月30日読了。衝撃的な会社が出てきて、もうびっくり。枕営業までいかずとも、それに近いことしてコンペに勝とうなんて考え方がおかしい。忠義を尽くせってはぁ?と何度も思った。働きやすい環境の会社に生まれ変わって欲しい。そして1作目はインパール作戦だったのが、2作目は忠臣蔵ってのがもう笑えた。主君の仇討ちとか日本人は好きだよねぇ。3作目は何が出てくるやら。最後の展開はほっとしました。晃太朗と結衣に幸あれ。

  • 2019年04月22日読了。

  • 前作は、社外恋愛だったが、本作は、社内恋愛。

    2019年4月スタートのTBS火曜ドラマになった、「わたし、定時で帰ります。(朱野帰子)」(2018/03/30)(文庫化「わたし、定時で帰ります。(新潮文庫)(朱野帰子)」(2019/01/29))の続編。「わたし、定時で帰ります。 :ハイパー」。

    なぜか書名が「~ハイバー」と半濁音(パ)ではなく濁音(バ)で登録されている。電子版(kindle)は、正しく、「~ハイパー」。(2019/05/24に気付いたが、修正されている。)

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著者プロフィール

東京都中野区生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。2009年、『マタタビ潔子の猫魂』(「ゴボウ潔子の猫魂」を改題)でメディアファクトリーが主催する第4回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞し、作家ビュー。13年、『駅物語』が大ヒットに。15年、『海に降る』が連続ドラマ化された。現代の働く女性、子育て中の女性たちの支持をうける。主な作品に『賢者の石、売ります』『超聴覚者 七川小春 真実への潜入』『真壁家の相続』『わたし、定時で帰ります。』など。

「2019年 『くらやみガールズトーク』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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