ホンマタカシの換骨奪胎: やってみてわかった!最新映像リテラシー入門

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103519317

作品紹介・あらすじ

最新にして、決定版。映像表現の〈いま〉を網羅した、超実践的入門書! 「ヒトツの表現は突然、天才のもとに空からふってくるわけではありません。しっかりと先人の作品を受け取って、自分なりに前進させて、また次の世代にパスしなければならないのです」。古今東西の写真・映画・現代美術の技法に挑戦し、作品を通じて日進月歩する映像の世界を読み解く。ホンマタカシ流「映像論」の集大成!

感想・レビュー・書評

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  • ・過去の写真芸術家の考え方、手法を取って、自分の作品とする所がいろいろ示されている。形より入る面もあるか。
    ・中平卓馬は記憶喪失?毎回初めて世界に出会うことの幸せ。普通の写真家はある時点でテーマをまとめて終了とする。

  • ホンマタカシさんが写真と向き合う時の思考が漏れ出したような本で、刺激的だった。

    ヒトツの表現は脈々と続く人間の営為の大きな流れにある、とホンマさんは冒頭で書いている。

    表現の歴史の中で作品を捉えることの面白さが、この本に凝縮されている。

  • ホンマタカシの換骨奪胎: やってみてわかった!最新映像リテラシー入門

  • 過去の作品や制作方々を実際に試してみる事で、わからなかった事が色々わかって面白かったです。

  • 文字通りカメラオブスクラ(暗い部屋、ピンホール・ルーム)をやってみた上その部屋で一晩寝た。雑巾掛けという日本独自のレタッチ技術。赤瀬川原平のトマソンについて。入れ子構造となる窓のある写真。マグリットと視覚。戦争や悲惨に対する気持ちがぼやけてしまい、現実の問題が抽象的にすり替わってしまうため、苦しみを描く報道写真は美しくあってはならない。

  • いま日本で最もホックニー的な分析・研究・実践をしている芸術家がホンマタカシだと思う。
    ●僕は芸術の形式の進歩に興味があります。個々の作家の人生ではなく歴史上どういう流れの中にその作家と表現は立脚していて、その流れはドコからどこに流れていくのか?その事に興味があるのです。
    ●デヴァイスの進化と芸術の表現は密接な関係があります。どの時代に生きたかによって表現方法は本人の意志とは関係なく全く変わってしまうものです。絵画と写真の関係もそもそも遅れてきた写真の進歩によって時代時代でその関係性が変わります。

  • 創造は模倣から始まる。ホンマタカシ自身が、メディアアートを歴史を追いながら、解説するだけでなく、自分でもやってみるところが何より良い。
    歴史はいわば現在からの視点からのパースペクティヴである点ですでに死んでいる。やってみることで、歴史は未来にむかっていやでも開かれる。

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