思わず考えちゃう

  • 新潮社
3.89
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本棚登録 : 442
レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103524519

作品紹介・あらすじ

あわよくば、生きるヒントに! みんな待ってた、初エッセイ集。大人も子どもも、それ以外も、「考えすぎちゃう」すべての人へ──。「自由って何?」「子どもに優しくできないよ」「あれは人生の無駄?」「他人のストローの袋が気になる」「明日、すごいやる気を出す方法」等々。絵本作家ヨシタケシンスケの、読むとクスッとしてホッとしてちょっとイラッとする、スケッチ解説エッセイ! 新感覚。

感想・レビュー・書評

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  • 花金でした。友だちと待ち合わせているあいだに読了。

    ヨシタケさんは講演で時間が余ったときに「つなぎ」としてネタ帳をスクリーンに映し出しながら、描きためた絵について、この絵は何が面白いと思ったのか、どんなシチュエーションだったのか…と、ゆるくトークされるそう。それがあまりウケるものだから本にしてしまったと。

    どんな絵かというと、たとえば一生懸命身振り手振りで道案内をしてるオジさんがいて、でも相手はわかってない感じの場面のスケッチ、とか。そういうなんかおもしろいぞと思う場面に遭遇したりするたび、スケッチしている。
    でも実際ヨシタケさんの視点はおもしろい!です。他の人のレビューにある[ヨーグルト][シャンプー][すごくやる]も傑作だったし、ぼくのお気に入りは、[もう脱いでいいですか]なんだけど。(後半の生き方的な、自己啓発書やビジネス書っぽいのはちょっと要らなかった。売るために入れてる?って思ってしまう。流行りなのかもしれないけど。)

    最後の「おわりに」のメッセージ、素敵でした。
    おもしろい、と思ったら何かの形で記録に残すといいよ、
    自分はイラスト派だからスケッチしておもしろいものを残すけど、「これは写真を撮るひとのほうが上手く残せるな」とか思うこともある。
    それぞれの担当物件みたいなものがあるということ。それを知って世界を見ると、人に優しくなれるのでは、と。

  • うちの子もシャンプーしてると欠伸する

  • 可愛い、そしてユルい。

    この本は、著者が普段のメモ代わりに描いた絵を載せて、そこにエッセイを加えたもの。だから、著者曰く「人様にお見せするものではない」みたいなことが書いてあった。

    だけど、こんな風に色んなネタを手帳にイラストとして落としながら、毎日を生活しているのは素敵だなって思った。イラストは人生訓みたいなものと、ガラクタみたいなものとが混在していて、考えさせられたり、クスッと笑わせてくれたりした。

    この本を読んで、俺ももっと日常にネタを探しながら生きてみようと思った。

  • 先日「ゼロ秒思考」を読んだばかりだったので、ヨシタケさんの場合は、メモではなく、イラストで頭にうかんだモヤモヤを全て書き起こすことで、常に頭が回転できていて、普通の人が見逃してしまうようなことでもしっかりキャッチして面白く表現しちゃえるようになっているんではないかと勝手に想像ながら読んじゃいました。全く勝手な想像ですが。
    イラストも文章も、ニヤニヤしちゃいそうなゆるさの中に、本質を突く「鋭さ」もあれば、弱さを自虐する「痛々しさ」もあり、大好きです。

  • かなりのスペースをイラストが占めるけど、それでも本作は、エッセイたる読み物。”あるかしら書店”とか”ヨチヨチ父”とかも、絵本からは少し距離を置いた作品だったし、これまでに無かった訳じゃないけど、本作のテイストはちょっと斬新。でもヨシタケ節は相変わらず全開で、ファンとして思う存分に楽しませてもらいました。作者独特の人生観みたいのが開陳されているけど、結構自分にも当て嵌まる部分が多いように感じたりして。ってか、よほどの極論を除き、大概のものには共感できてしまう自分の性質って、中身がないことの裏返しなのかも。そんなことを思いながら読了した次第。

  • ヨシタケシンスケさんが、日常でちょっと面白いなと思ったことや、ひっかかりを覚えたこと、ふと考えたことなどを記録した、覚書のようなスケッチ集。
    もうそのスケッチの視点がヨシタケシンスケさんならではで、斬新かつ楽しい。言われてみれば!というのが多々あって、なんというかアハ体験。
    確かに、こういうささいなところから創作の芽が出たりするのかもしれないな。ただ流れ去っていく日常のなかで、ほんのちょびっとでも心が揺れ動いたことや心に留まったことがあれば、そりゃ残しておかなきゃ損だ。

    心配事を吸わせるあぶらとり紙のような紙があったらいい
    「もう明日やるよ。すごくやるよ。」「明日すごいよ、明日すごいやるからね」と自分を甘やかす呪文
    時計の7時って靴下みたい
    ラーメン屋さんでアメをもらった子のうれしそうな顔。信じられるものがあるとしたら、きっとこういうことなのだろう。

  • 面白かった。深い。明日やるよ。すごくやるよ。名言。

  • 【あらすじ】
    電車で、カフェで、自分の家で。「ついつい考えすぎちゃう」ヨシタケ氏がスケッチと共に書きとめた、まじめーな事から、世にも下らぬ事まで。たとえば―。「仕事のピンチを乗り切るには?」「いわゆる男女の仲って、何?」「他人のストローの袋が気になる」「孤独感を、どう解消するか」「明日、すごいやる気を出す方法」…。絵本作家ヨシタケシンスケの、「読むとクスッとしてホッとしてちょっとイラッとする」スケッチ解説エッセイ!

    【感想】

  • 日頃のメモスケッチの「こころ」を語りおろしてまとめたスケッチ解説エッセイ集。ああ、ちょっと自分に似ている、思わず親近感を感じてしまう話も少なからず。三連パックのヨーグルトのこととか、あと「甘やかして甘やかして」もわかるなぁと思った。
    中学生でも、「わかる」「おもしろくてとまらない」と喜んでいた。好きなのは「明日すごくやるよ」とのこと。

  • ささいなことにへこむけど
    ささいなことに 救われる
    どんぐり〜〜
    あったあった
    わかるわぁ

    野に咲く花だったり 桜の花びらだったり
    幸せをもらってたなぁ

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著者プロフィール

1973年神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。日常のさりげないひとコマを独特の角度で切り取ったスケッチ集や、児童書の挿絵、装画、広告美術など、多岐にわたり作品を発表。主な著書に、スケッチ『しかもフタが無い』(PARCO出版)、『結局できずじまい』『せまいぞドキドキ』(講談社)、『そのうちプラン』(遊タイム出版)、挿絵の仕事に『レッツ・シリーズ』(文 ひこ・田中/そうえん社)、『トリセツ・カラダ』(文 海堂尊/宝島社)、初の絵本『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)などがある。2児の父。
ブロンズ新社から刊行した4作品の累計発行部数は100万部を超える。

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