思わず考えちゃう

  • 新潮社 (2019年3月29日発売)
3.85
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本 ・本 (144ページ) / ISBN・EAN: 9784103524519

作品紹介・あらすじ

あわよくば、生きるヒントに! みんな待ってた、初エッセイ集。大人も子どもも、それ以外も、「考えすぎちゃう」すべての人へ──。「自由って何?」「子どもに優しくできないよ」「あれは人生の無駄?」「他人のストローの袋が気になる」「明日、すごいやる気を出す方法」等々。絵本作家ヨシタケシンスケの、読むとクスッとしてホッとしてちょっとイラッとする、スケッチ解説エッセイ! 新感覚。

感想・レビュー・書評

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  • R4.2.1 読了。

     先に読んだ「欲が出ました」でその面白さにハマってしまいました。「心配事を吸わせる紙」や「心の謙虚さを保つクリーム」などの発想がすごいなあ、自分にはそういう発想はないなあって思います。
     ヨシタケさんのエッセイは、文章が良いのはもちろん、ちょっとしたイラストが良いんですよね。落ち込みや考え込んでいるような微妙な表情や身体のしぐさなどなど。
     また、同じようなエッセイが出版されたら、きっと買っちゃいますね。

    ・「改めて考えると、我々の人生も、神様に、どうぞ自由にその身体をお使いくださいって言われて、この世に生まれてきてるわけです。」
    ・「世の中の悪口を言いながら、そこそこ幸せに暮らしましたとさ、っていうのが、理想の老後だなって思ったりするわけです。」
    ・「よごれて洗って、よごれて洗ってってやっていくうちに、だんだんいい感じの風合いになるじゃない、その風合いはよごれたり洗ったりを繰り返さないと出てこないのよみたいな、そういう、ヴィンテージ物みたいな人になりなさいってことですよね。よごれて洗ってよごれて洗って。いい感じになりなさい。」
    ・「何でもできるようにするんじゃなくて、自分ができないことっていう短所を、どう長所に変えるかみたいな部分が、案外、誰にとっても大事なんじゃないかなと思って。」
    ・「いくつになっても、あの頃の自分の味方で、理解者でいてあげたい。」
    ・「何でおまえはそれができないんだよっていうことが、一番人の悩みの根源なんじゃないのかなって。それこそ、相手のできないことによりそうっていうことが、多分、人として一番難しいことなんじゃないのかなって思いました。思い通りにならない他人と、思い通りにならない自分。どちらも大変なんですけどね。」

  • 先週、地区センターで講習会に参加。
    久々に来たら、やっぱり覗いちゃいますよね、図書コーナー♪

    せっかく来たし何かないかなぁ…

    わっΣ(゚д゚;)
    ヨシタケシンスケさんじゃないか!!

    ってことでお借りしてきました♪

    (´ρ`*)コホン
    では、本書の内容について。

    なんかこう、「考えすぎるのも悪くないよなあ」と思える本だった。
    とにかく、考えちゃう。
    でもそれが楽しい。

    しかも、読んでると「あれ?これ自分のこと?σ(・ω・`)」ってなる。
    そんなことを思いながら、ページをめくるたびに「うんうん(((uдu*)ゥンゥン」「なるほどね( ˙꒳​˙ )ナルホド」「でも結局どうすればいいんだ?(´・ω・`)?」ってなって、また考えちゃうのだ。

    たとえば「自由ってなんだ?」という話。
    自由になりたい。
    でも自由になったら、何していいか分からなくなったりする(˘-ω-˘ ).。oஇ。
    ほら、公園で何して遊ぼうか決められなくて、結局ベンチに座るみたいな。

    そういうことが、日常にいっぱいある。
    だから、自由って案外不自由なんじゃないかと思ったりもする。
    でも、その考え方すらも、楽しい。
    考えすぎて面倒くさくなるのも、自分らしさなんじゃないかって思えた。

    あと、イラスト。
    これがまた、絶妙。
    考えすぎて頭がぐるぐるしてる人とか、意味のない動きをしちゃう人とか、「わかる~!(´・д・`)ワカルワァ」ってなるのばっかり。
    しかも、説明されるより絵で見る方が「そうそう!( ´-ω-)σソレネ」ってなるのが面白い。
    読んでると、知らない間に「まあ、いっか」って気持ちになるのが不思議だ。

    結局、この本を読んで思ったのは、「考えすぎても、それはそれでいいんじゃない?」ってこと。
    だって、考えた分だけ新しい気づきがあるし、うまくまとまらなくても、それが自分だから。
    だからこれからも、どうでもいいことを一生懸命考えながら生きていこうかな、と思えた。
    ヨシタケシンスケさん、さすがだなぁー。

    <あらすじ>
    『思わず考えちゃう』は、絵本作家ヨシタケシンスケさんによる初のエッセイ集です。日常のちょっとした疑問や気づきをユーモアたっぷりに綴った作品で、大人も子どもも楽しめる内容になっています。「自由って何?」「子どもに優しくできないよ」「明日、すごいやる気を出す方法」など、さまざまなテーマについて考えすぎてしまう人に向けた、クスッと笑えてホッとするエッセイです。

    本書には100点以上のイラストが収録されており、ヨシタケさん独特の視点で描かれたスケッチが、文章とともに楽しめます。読むことで、日常の何気ない出来事を新しい視点で捉えられるようになるかもしれません。

    気になったらぜひチェックしてみてください!

    本の概要
    あわよくば、生きるヒントに。

    「考えすぎても、いいじゃない! 」
    人気絵本作家ヨシタケシンスケのみんな待ってた、初エッセイ集!

    電車で、カフェで、自分の家で。「ついつい考えすぎちゃう」ヨシタケ氏が、
    スケッチと共に書きとめた、まじめーな事から、世にも下らぬ事まで。
    たとえば。
    「仕事のピンチを乗り切るには?」/「いわゆる男女の仲って、何?」
    「他人のストローの袋が気になる」/「孤独感を、どう解消するか」
    「明日、すごいやる気を出す方法」……。/がんばりたくない「大人」のための絵本!

    -----------------------------------------------------

    目次

    はじめに

    第1章 ついつい考えちゃう

    ご自由にお使いください/富士山の盗み撮り/ききうでのツメは切りにくい
    一番きたなくない部分ってどこだろう/心配事を吸わせる紙/明日やるよ
    その時その時にその場にいない人を悪者にしながら/甘やかして甘やかして
    どうにかして後悔してもらいたいのだが/もう脱いでいいですか/ぼくのストローのふくろ
    世の中の悪口を言いながら/7時って、くつしたみたい/謙虚さを保つクリーム

    また出てまいりました

    第2章 父だから考えちゃう

    お熱はかり中/息子の髪を洗うと、必ず途中でアクビをする
    今しかないのに、もったいないのに/裸シートベルト/くつ
    ちぎってちぎって食べさせてよ/スノードーム/ねえ、うんちついてる?
    もータクマ! オマエ、クチのまわりケチャップだらけじゃんよ!
    ラーメン屋さんでアメをもらった子のうれしそうな顔
    プンちゃん、はさまっちゃってるよ?/寝てる/ちっちゃい子
    なんにもないねえ/けっこうゆれるね/よごれて洗ってよごれて洗って
    とても気に入って、大好きになっちゃって
    どうでもよすぎて言わないこと、大事すぎて言えないこと

    ハイ。ヨシタケでございます

    第3章 ねむくなるまで考えちゃう

    できないことをできないままにするのが仕事
    あなたのおかげで私はとうとうあなたが必要なくなりました
    幸せとは、するべきことがハッキリすること/このこどく感はきっと何かの役に立つ
    ボクはあやつり人形/自分がすること、選ぶこと、見ること、聞くこと
    でも、どうすればいいんだろう?/若い頃、別にムチャはしなかった
    自分にできないことがどんどん見えてくる/いわゆる男女の仲
    いくつになっても、あの頃の自分の味方で/もし、そうなったら
    相手の「できないこと」によりそう/身の周り3メートル四方のできごと
    この世はすべてねむくなるまで/こちらでできるのはご提案までです

    おわりに

    著者について
    ヨシタケシンスケ
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。日常のさり げないひとコマを独特の角度で切り取ったスケッチ集や、児童書の挿絵、装画、イラ ストエッセイなど、多岐にわたり作品を発表。絵本デビュー作『りんごかもしれな い』で、第6回MOE絵本屋さん大賞第1位、第61回産経児童出版文化賞美術賞、第8 回「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」を受賞。『りゆうがあります』で 第8回MOE絵本屋さん大賞第1位、『もうぬげない』で第9回MOE絵本屋さん大賞 第1位、ボローニャ・ラガッツィ賞特別賞を受賞。『このあと どうしちゃおう』で第 51回新風賞を受けるなど数々の賞を受賞し、注目を集める。近著に『あるかしら書 店』『ヨチヨチ父』『おしっこちょっぴりもれたろう』『それしか ないわけ ないで しょう』等がある。2児の父。

    • ヒボさん
      最近パターン化したんですが…
      やめた方がいいですかね^^;?
      最近パターン化したんですが…
      やめた方がいいですかね^^;?
      2025/06/03
    • なおなおさん
      そのパターン化の“推し”なので、ぜひ継続を!
      (´ρ`*)コホンコホン
      そのパターン化の“推し”なので、ぜひ継続を!
      (´ρ`*)コホンコホン
      2025/06/03
    • ヒボさん
      「推し活」よろしくです(*^^*ゞ
      「推し活」よろしくです(*^^*ゞ
      2025/06/03
  • ヨシタケシンスケさんの、スケッチ解説エッセイ。
    最後のページで、 でも、ぼくは あんまり がんばりたくないから   みんなも がんばらなければいいのに!  …という、笑顔でバンザイしている、かわいいイラストと、その言葉に、肩の力が抜けて、クスッと笑ってしまった。

    正直言って、うんうんと、心からうなずけるエッセイは、そんなに多くなかったが、素朴なスケッチが、見てると、脱力できて、良かったし、子どもの絵が、とても可愛らしい。

    ☆すごく心に響いた言葉
    いくつになっても、あの頃の自分の味方で、理解者でいてあげたい

    このこどく感はきっと何かの役に立つ。
    役に立たない訳ないじゃないか。
    こんなにモヤモヤしてるのに。

    、、、この言葉の解説文は、すごく良かったです。
    「自分の人生は、無駄じゃなかったはずだって思いたいわけですよね。」
    これらの解説文をよんで、この本を買って良かったと、思いました。


    どうでもよすぎて 言わないこと 
    大事すぎて 言えないこと
    そういうものに 言葉をつけて いきたい


    できないことを できないままに するのが 仕事

    「できないことをできないままにというのは、要は、自分にないものを探すのではなくて、持ってるものを磨くみたいなことの、一つの言い方です。」

    。。。この本、読みやすくて、読んでいると、リラックスできました。読めて良かったです。

    • らむさん
      りまのさん、はじめまして。
      私の拙い感想にたくさんのいいねとフォローまでしていただきありがとうございます!
      りまのさんの本棚ものぞかせていた...
      りまのさん、はじめまして。
      私の拙い感想にたくさんのいいねとフォローまでしていただきありがとうございます!
      りまのさんの本棚ものぞかせていただきました。あたたかい本と素敵な感想が多くて、今後読みたいものが増えました。
      読書記録を残そうと思ってはじめたばかりですが、よろしくお願いします!(^^)
      2022/02/13
    • りまのさん
      らむさん
      おはようございます。はじめまして。
      いいね とフォローのお返し、コメントまでいただいて、どうもありがとうございます!
      すごいペース...
      らむさん
      おはようございます。はじめまして。
      いいね とフォローのお返し、コメントまでいただいて、どうもありがとうございます!
      すごいペースで、レビューなさっていますね!ステキなレビューばかり。特に 「銀河鉄道の夜」のレビューが、大好きです。すごい方が、ブクログに現れた!と思いました。
      私、レビューがすごくスローペースなのです。
      こんな私ですが、よろしくお願いいたします!
      2022/02/13
    • らむさん
      ありがとうございます!
      今まで簡単に手書きでメモしていた感想を、ちゃんと記録しようとブクログに写しているところなんです。
      「銀河鉄道の夜」に...
      ありがとうございます!
      今まで簡単に手書きでメモしていた感想を、ちゃんと記録しようとブクログに写しているところなんです。
      「銀河鉄道の夜」には特に思い入れがあるので嬉しいです!
      りまのさんのレビュー、とても優しくて素敵です(^^)絵本も読みたいなと思っていたところだったので参考になりました。
      こちらこそ、よろしくお願いいたします!
      2022/02/13
  • 推しの絵本作家ヨシタケシンスケさんのエッセイ。
    やさしく癒される絵と言葉がよかったです。

    著者が仕事や育児で"思わず考えちゃったこと"をまとめた一冊。
    育児の話は子どものかわいらしい話が多くて、笑顔になれました。

    『できないことをそのままにして、持っているものを磨く。』という言葉は共感しました。

    癒されたい方におすすめのエッセイです。

  • もちろんイラストが可愛くてほっこりする。家事の合間にちょこっと立ち読みしてニヤッとする。寝る前にちょこっと読んで案外考えてしまう。
    わかる〜!一緒だ〜!可愛い〜!と楽しい話もあれば、フッと心が救われたような、軽くなるような話もあって。
    きっと、元気をもらうために、時々、読み返したくなるだろうなぁ。
    好きな話は
    心配事を吸わせる紙
    もう脱いでいいですか
    裸シートベルト
    ボクはあやつり人形
    もし、そうなったら

    そして最後の一言『でも、ボクはあんまりがんばりたくないから、みんなもがんばらなければいいのに!』に、ちょっと笑った。

  • 色々な方がレビューを書かれていて、読みたいなぁと思っていたら、なんと学校図書館にあった!

    ヨシタケさんの発想には、いつも
    「いやー、よくそこで立ち止まりましたね!」
    と、言いたくなる。
    自分ならちょっとつまづいても素通りするかな、という事に立ち止まって、大いに思いの丈を膨らませ、ぶつけてくれる。

    私が忘れても、ヨシタケさんが拾っておいてくれる、と思うと、なんだか安心して今日も過ごせる。
    2022.3.3

  • 話題の絵本作家・ヨシタケシンスケさん初読み。
    ヨシタケさんが常日頃から思わず考えちゃうことを、あの独特でほのぼのとしたイラスト付で語ってくれるエッセイ。
    中でも気になったものをピックアップ。

    ●『心配事を吸わせてくれる紙』これは私も欲しい。絶対大人買いする。
    ●『明日やるよ』これもいい。心の中で「もう明日やるよ。すごくやるよ。でも今日は寝るけどね」と何度も呟く。気持ちを楽にしてくれる呪文の言葉。眠る前に唱えてぐっすり眠りにつきたい。
    ●『甘やかに甘やかに』人を甘やかすことは自分を甘やかすことにしかならない。人を甘やかし続けるとそれは必ず自分を首を絞めることに繋がる、という文章にドキッとした。
    ●『謙虚さを保つクリーム』これもね、年齢を重ねると必要になるアイテム。つい傲慢になりがち。社会を生きることに慣れてしまっているのかな。心の謙虚さを思い出させてくれるクリームを塗りたくりたい。
    ●『よごれて洗ってよごれて洗って』よごれて洗って、いい感じになりなさい。これは若者だけでなく、大人にも通じるんじゃないかな。繰り返すうちにいい感じの風合いに味のある大人になるといいな。
    ●『できないことをできないままにするのが仕事』一見、えっ?って思うタイトル。何でもできるようにするのではなく、敢えて"できないまま"にする覚悟を持つ。自分にないものを探すのではなく、それはひとまず置いておいて、持っているものを更に磨く方がいい、という。要は考え方次第なんだな、と。そんな風にしていくと気持ちが楽になる気がする。

    ラストにある「でも、ボクはあんまりがんばりたくないから、みんなもがんばらなければいいのに!」
    片意地はらずに気楽な感じでぼちぼち行けよ、というメッセージなのかな。

    • りまのさん
      mofuさん
      はじめまして。
      フォローに答えて頂き、ありがとうございます!
      ヨシタケシンスケさんは、去年TVで拝見して知り、好きになりました...
      mofuさん
      はじめまして。
      フォローに答えて頂き、ありがとうございます!
      ヨシタケシンスケさんは、去年TVで拝見して知り、好きになりました。でも、この本はまだ読んで無いのです。mofuさんのレビューを読んで、とても読みたくなりました。
      どうぞよろしくお願いいたします♪
      2021/01/16
    • mofuさん
      りまのさん、はじめまして。
      こちらこそ、フォローをありがとうございました(^^)
      ヨシタケシンスケさんはまだこの作品しか読んでいませんが...
      りまのさん、はじめまして。
      こちらこそ、フォローをありがとうございました(^^)
      ヨシタケシンスケさんはまだこの作品しか読んでいませんが、ほのぼのと温かい気持ちになりますよ。
      私も他の作品を読んでいきたいです。
      りまのさん、これからもよろしくお願いします(*^^*)
      2021/01/16
  • ヨシタケシンスケさんが日々思いついて書き留めたことをまとめたイラストとエッセイ。
    思わずクスッと笑ったり、激しく同意したくなる呟きが多数。

    "自分がすること、選ぶこと、見ること、聞くこと、自分の身に起こること、すべて「宝くじを買っている」と考えればいい"というのは、なんて素敵な考え方だろう。所詮宝くじだと思えば、なにかをする時、どちらにするか深刻に悩んだり、残念な結果になっても諦めがつきやすい。

    "誰かにひどいことをされた時、どうにかして相手に後悔してもらいたいと思っても、そのためにどうすれば相手が後悔するかを何時間も考えたりすりが、はたと、そんな後悔とか、たぶんあいつはしない。そんな繊細さは持っていないと気づき、計画は頓挫する。"
    これ、わかる~!と思わず誰かに言いたくなる。(笑)

    やっぱり、ヨシタケさんの発想はいい!

  • かわいいイラスト、くすっと笑える呟き、なのに内容は哲学的。そして癒しを与えてくれる。

    私もヨシタケさんと同じように、なかなかの心配性。結論が出ないことをグルグル考え、でも結果悩み疲れて放置して忘れるタイプ。

    でもこの本を読んでいたら、当時悩んでいたことなどがぽこぽこと頭に浮かび、それと似た状況のヨシタケさんの考えを聴く(読む)と、「なるほど!」と妙に納得、そういう考え方もいいかも!と思えてくる。

    ヨシタケさんの本は、きっと私の癒し本。

  • 一番うなった金言。
    「どうでもよすぎて言わないこと 大事過ぎて言えないこと そういうものに言葉をつけていきたい」

    ヨシタケ氏の仕事に対する根幹とも思える考えに添えられた砂糖壺のイラスト。
    実はイラストに意味はなく、言葉を先に思いついて、何か描いとかなきゃってことで、何とでも取れる絵を描こうと、そこにあったものを描いたとのこと。

    エッセイ、小説、ミステリ、教養本、いろいろな形式があるが、本で表現されることって結局そういうことなんじゃないかなぁとしみじみ。

    書かれようが書かれまいが、現実そこにそれはあるけど、作家の方々が誰かに伝えようとその方なりの言葉で表現する。
    どうでもいいこともあるだろうし、大事すぎて言葉にされていなかったものもあるだろう。
    自分だけでは消化に行き付けなかった想い、知識を形にしてくれている作家さん達に感謝です。

    その他、「ききうでのツメは切りにくい(近すぎるとうまく出来ない)」、「あしたやるよ。すごくやるよ(”すごくやるよ”が自分を甘やかすために大事)」、「よごれて洗ってよごれて洗って いい感じになりなさい(ヴィンテージ感が出る過程に暗喩を込めた人生訓)」、「今しかないのに もったいないのに(子どもを疎ましくあしらってしまったときに対する後悔)」と刺さるもの多し。

    「今しかないのに もったいないのに」は6歳の息子が無限にじゃれてくるのに対する限界点がぐ~んと上がりました。

    • りまのさん
      fukayanegiさん、こんにちは!
      いいね と、フォローにお返しをいただき、どうもありがとうございます♡
      ヨシタケシンスケさん、いいです...
      fukayanegiさん、こんにちは!
      いいね と、フォローにお返しをいただき、どうもありがとうございます♡
      ヨシタケシンスケさん、いいですよね〜♪私、図書館で借りたのですが、ちょっと、手元にあると、嬉しい本ですよね (*^_^*)
      今日は とっても良い天気です。良い一日を、お過ごしくださいね!
      2022/03/27
    • fukayanegiさん
      りまのさん、コメントありがとうございます。
      私も図書館で借りた本ですよ〜。
      昔はちょいちょい本買っていましたが、今はもっぱら図書館のお世話に...
      りまのさん、コメントありがとうございます。
      私も図書館で借りた本ですよ〜。
      昔はちょいちょい本買っていましたが、今はもっぱら図書館のお世話になってます。

      ヨシタケさんはこの本が初めてで、良くレビューを読ませて貰っている何人かの方が高評価されていたのと、普段本を読まないうちの奥さんが昔読みたいと言っていたのを思い出し、奥さん用に借りてきたのがきっかけです。

      そちらの栞は未だに数ページ目で止まっていますが。。

      今日は暑いくらいの日和ですね。
      りまのさんも良い一日をお過ごし下さい。
      2022/03/27
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著者プロフィール

1973年神奈川県生まれ。絵本作家、イラストレーター。日常の一コマを切り取ったスケッチ集や、装画、挿絵など、幅広く活動している。絵本デビュー作『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)で第6回MOE絵本屋さん大賞、『もうぬげない』(ブロンズ新社)でボローニャ・ラガッツィ賞特別賞など、多くの賞を受賞。近著に『にげてさがして』 (ポプラ社)、『ヨイヨワネ あおむけ編』『ヨイヨワネ うつぶせ編』(筑摩書房)など。2022年から展覧会『ヨシタケシンスケ展かもしれない』が日本各地で巡回開催中。

「2025年 『まだ大どろぼうになっていないあなたへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ヨシタケシンスケの作品

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