初恋さがし

著者 :
  • 新潮社
3.26
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本棚登録 : 431
レビュー : 66
  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103525813

感想・レビュー・書評

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  • 真梨先生ェ...貴方の綴るおどろおどろしい作品を求め、相まったこれまたおどろおどろしい表紙のこの作品に惹かれた読者の期待を裏切るなんて。。。。
    な平凡なイヤミス短編集としての入りだったのですが、やはり気を抜いてはいけませんね。いけませんよ。
    何故なら終盤になって前のページをいそいそと振り返る羽目になりますからね。
    せめて登場人物の名前と事件は脳内で纏めて読み進めないと「アレとコレがソレでドレ( ˙꒳​˙ )???」になるかと思います。

    前半のショートショートレベルの短編達
    紛れもない嫌な気持ちになるミステリーなのですが何だか弱い...「初恋さがし」の興信所の繋がりこそあるものの、ここで挫折する者も出てくるのではないかくらいに弱い...
    しかし、
    「サークルクラッシャー」と「エンサイクロペディア」の繋がりが見えてきたところで
    おやおや?と、遅れて好奇心が膨らみ始めました。ここら辺でちょっとしっかり認識して読まないといけない気がするぞ。と、姿勢を180度変えて向き合ってみたらまぁ出るわ出るわの「他人の不幸は甘い蜜」
    磁力に引かれるかのように四方八方から伏線達が大集結する後半戦。その磁力に引かれた破片達が塊として段階的に大きくなると共にゆっくりジワジワ侵食してくる恐怖。
    傍観者という立場の我等読者のみがその甘い蜜を吸えるのです。なんて贅沢...

    全体的に真梨先生の作品は欲張り気味で作者の意図が全ての読者に伝わるのか不安になる物が多いです。そしてコチラもまぁなんとも複雑な相関図で、短編集として読みピリオドを打たれたはずの前作の記憶が薄れた状態で急に掘り返され、読者の疲労度を増幅させる。まぁ何とも意地の悪い作家だなぁと感じます。決して非難しているわけではありません。

    これが私がこの作家様が好きな理由なのです。この、有意義な読書時間なんてさせねぇぞ(はぁt)
    君が読んでるのは私様が作り上げたイヤミス作品なんだぞ(はぁt)
    なサディズムに振り回されるのが...悦♡(引)
    脱落者only BAD ENDの理不尽でどこかリアルなイヤミス女王陛下の作品に頭が上がらないとです。(ノ_ _)ノハハー

    お探ししましょう、わたしたちが。
    ただし、ひとつご忠告をーー
    【思い出の向こう側は、地獄です。】
    想い出は綺麗に梱包して心の隅に閉まっておくのが一番なのかもしれませんね...///

  • 今回も相関図を書きながら読みました。
    きっと、全部繋がっていくんだろうなぁと予想しながら読みましたが、さらにまたもう一つ予想を上回っていました。まさか、そうなるとは...。あっという間に読んでしまいました。

  • 図書館で借りたもの。
    女性ばかりの探偵事務所、目玉企画は「初恋の人、探します」 甘酸っぱい記憶がつまった初めての恋のこと、調べてみたいとは思いませんか?もし、勇気がおありなら――。

    ミスリードさせられないように…と真剣に読み込むのが楽しい!一気読み!
    こわいこわいこわい…けど面白い!
    真梨さんにハマってきてるなー。

  • 三匹…の方が面白かった。でもこれも、好き。

  • いつものどーんと重くなるイヤミスから比べるとサラッとしてる感じで読みやすいミステリーでした!
    最後には、え?どういうこと?とちょっと前に戻って読み直したりしてしまいましたが、わかると余計に怖い。
    真梨幸子さんのイヤミス大好きです!

  • とにもかくにも後味が悪い悪い、さすが真梨幸子さん
    図書館で一気に読んでしまった

    探偵事務所の短編集かと思ったら、だんだん話が繋がっていき、あれ??となっている間に最終章、そこで読者がいろいろと思い違いをさせられていたことに気づき…
    短編集自体も全部後味悪いのに!!全部通しても悪いじゃん、、!

  • 難しい。。。
    1度じゃ登場人物が整理できない。相関図が欲しくなった。
    でも読み進めていくにつれ、こう繋がっていくのかと面白く、先が気になって一気に読めました。

  • 軽く読める短編連作集。いつもよりあっさりしている(苦笑)から後味も悪くない。

  • 原田マハさんのスイートホームの幸せほくほく感からの落差ですごいズーンってなった。夜に読む本ではないな。
    続き気になって一気読みしたけど、後味悪め。
    わかりやすい感じの伏線がたくさんあってやっぱりそうかとか思ってたら、もっと悪いやつおってうわって感じでした。

  •  オムニバス形式のイヤミス。
     ミツコ調査事務所という小さな興信所に持ち込まれる何でもない相談から端を発し、さまざまな人間のどす黒い内面が暴かれていく。
     登場人物がそれぞれ裏事情を抱えており、いとも簡単に次々と殺されて別の一面をさらけ出していく。いつもの通り殺される必然性は高いとは思えないのだが、それぞれのエピソードは別の動機を指し示し、別のエピソードにつながる。お手軽に読めるイヤミス。

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著者プロフィール

1964年宮崎県生まれ。1987年多摩芸術学園映画科卒業。2005年『孤中症』で第32回メフィスト賞を受賞し、デビュー。2011年に文庫化された『殺人鬼フジコの衝動』がベストセラーとなり、”イヤミス”の急先鋒として話題に。2015年『人生相談。』が山本周五郎賞の候補となる。そのほかの著書に、『5人のジュンコ』『私が失敗した理由は』『カウントダウン』『ツキマトウ』『三匹の子豚』『縄紋』など多数。


「2021年 『まりも日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

真梨幸子の作品

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