2004年のプロ野球 球界再編20年目の真実

  • 新潮社 (2024年5月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784103527329

作品紹介・あらすじ

「白馬の騎士だ。監督は君が選べ」「パ4球団もセに混ぜて」。近鉄・オリックス合併、史上初のスト、楽天の新規参入、ソフトバンクによるダイエーホークス買収――セ・パ2リーグの枠組みが大きく揺らいだ「史上最大の危機」には、今なお大きな謎が残されている。当事者による生々しい初証言と極秘文書を重ね合わせ、ジグソーパズルを組み立てるように定説を一新する迫真のドキュメント。 

みんなの感想まとめ

テーマは2004年のプロ野球における球界再編の裏側に迫るもので、当時の出来事や背景を詳細に描写しています。読者は、近鉄消滅や10球団での1リーグ統合の動きなど、自身の知らなかった事実を知ることで、当時...

感想・レビュー・書評

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  •  プロ野球好きにはたまらない内容。忘れられない2004年の騒動から、もう20年。パ・リーグの人気、巨人の凋落、メジャーの隆盛と予想を超える変化。
     本書は新聞記者が書いているせいか、時系列の発言、記事の羅列でノンフィクションを期待すると読みにくい。時系列と言っても、出来事と発言がごちゃごちゃしている。小説家とは違うので、飛ばし読みしてしまう文体。ナンバーのような記事を期待すると肩透かしを食らう。それでもプロ野球は応援したい。

  • 自分の知らない事実が一杯あったんですね。
    今が大丈夫かと心配になります。
    やっぱりお金のあるチームが強いのかな。
    考えさせられますね。

  • 2004年の球界再編について綴った一冊。

    この時代、近鉄消滅の裏で10球団で1リーグに統合の動きがあったことは知っていたが、その詳細を知ることができた。

  • 2024年は節目の年であったはずなのに、ほとんど当時のことを振り返る特集などなかった記憶があるのでこの本で振り返りができてよかった

  • ふむ

  • 思ったより財界人、オーナー、球団関係者の登場が多く選手の登場は少ない
    日本のプロ野球がいかに企業から成り立っているのかを肌で感じられる

  • 読了 20250123

  • 当時は情報も限られていたが、丁寧に当事者の動きを掘り下げられており、面白くて夢中になって読んだ。

  • 近鉄とオリックスが合併し、楽天の参入、ダイエーのソフトバンクへの売却が決まったプロ野球にとって激動の年であった2004年を中心に、その数年前からの球界の再編の動きを追ったルポルタージュ。

    プロ野球球団という社会的影響力が大きい存在の経営統合や買収については、地域社会やスポーツ界の振興、さらには教育や文化の観点から慎重な判断が求められるということは当然であると思う。

    一方で、オーナー会議の位置付けや野球協約の規定など、プロ野球の運営を巡る制度には曖昧な部分が多く、そのことが様々な混乱を生んでしまったのではないかという印象も受けた。

    新規参入に対する加盟料支払いの問題や、ネーミングライツの販売などの球団経営に対する制限をかける規定も、当初は球界の健全な発展を実現するためのものであったにもかかわらず、危機の時代には逆に球界から様々な選択肢を奪ってしまっていたように思える。

    筆者は元読売新聞の記者であるため、同社主筆の渡邉恒雄氏や、渡邉氏の後を継いで巨人のオーナーとなった滝鼻卓雄氏の動向などは詳しく書かれており、彼らを中心としたオーナー会議側の動きは非常によく分かる本だった。

  • プロ野球2リーグ制の危機。近鉄とオリックスの合併。新規球団楽天の参入。経営難のダイエーとナベツネの存在。
    今こそ明かされる20年目の真実。

  • 当時プロ野球を見始めた頃で小学生だったため記憶はなんとなくしかなく大人になった今当時どのような状況だったのか知りたくなり読みました。

    様々な詳細を知るとこができ満足な内容です。

  • 今から20年前の2004年、プロ野球は大きな転換点を迎えました。6月、近鉄とオリックスが合併を構想していることが公けになります。直後、堀江貴文氏のライブドアが近鉄球団を購入したいと表明。7月に西武 堤義明氏が「もう一組の合併が進行中」と発表。にわかに10球団1リーグ構想まで浮上しました。その中で、選手会がオーナーと話がしたいと表明した時、巨人オーナー渡辺恒夫氏が「たかが選手が」との発言、にわかに選手会=善、オーナー=悪との論調が拡がります。そしてついに9月選手会による史上初のスト。ストを終える協議の後、ロッテ瀬戸山氏から求められた握手に、それを拒んだ古田氏の映像も印象的でした。そしてライブドアの参入検討中に、にわかに浮上した楽天の新規参入。そしてそれらと並行してダイエーがソフトバンクに身売りを発表、と僅か6か月の間に、プロ野球が消滅してしまうのではないかと思えるほどの大きなうねりがありました。
    本書は、当時の関係者(特にオーナーや球団社長)に、当時の発言や関係者との話し合いを時系列を追って、上記の複雑な事態の推移がいかに進んでいったのかを辿るノンフィクションです。プロ野球を題材にしたノンフィクションですが、球界再編が主題なので、プレーする選手や試合を掘り下げるのではなく、あくまでも各球団フロントがどう動いたのか、を克明に描いています。
    当時、新聞やテレビのニュースで、関係者の証言の一部しか報道されない状況で、本当はどういう思惑が蠢いたのか、本書が明らかにしています。改めて当時の球界が、良くも悪くも巨人=渡辺恒雄氏 にいかに依存していたのか再認識できました。著者は特定の個人や団体の立場に肩入れせず、あくまでニュートラルな立場で当時の状況を追っているので、当時の状況を知る貴重な資料として読めるノンフィクションだと感じました。

  • 2004年はプロ野球にとって、何十年分も圧縮したような激動の年だったんだな。
    今だってプロ野球の機構や球団運営も問題アリだろうが、当時のガバナンスはひどいもの。それでも自らの球団や身を守ることを優先する人もいれば、何とか全体最適を図ろうとする人もいる。そんな人間模様も良かった。
    著者はこの騒動の前に巨人軍代表を勤めた方。当時の報道と取材を丹念に繰り返し、さすがは元新聞記者。その後のプロ野球の形があまり変っていないことを思うと、今に至るプロ野球を形作った貴重な記録だ。

  • 20年前の球界再編の騒動に、私も外側から関わった。大変な騒動だったのを思い出す。今では懐かしい思い出。

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