お寺の掲示板

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 75
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103528715

作品紹介・あらすじ

人生のキャッチコピーは、〝門前〞にあり! 「おまえも死ぬぞ」「NOご先祖、NOLIFE」「ばれているぜ」……お寺の門前に掲げられた、グサッと心に刺さる標語の傑作をセレクト。難しい仏教用語は一切なし。お坊さんたちが考えに考え抜いた、生き方や人間関係のヒントとなるメッセージがここにある。NHK、朝日新聞、「タモリ俱楽部」…… 各所で話題沸騰中、待望の書籍化!

感想・レビュー・書評

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  • 表紙に「ばれているぜ」はずるいと思う。
    またしても、表紙買い。

    お寺の前にある掲示板に、妙に引き付けられることがある。

    何気なく通り過ぎようとするときに、急に揺さぶられることがある。

    様々なお寺の掲示板の文言を、ためになる解説とともにまとめた一冊。

    言葉を受け取ることで、何かを直接解決するわけではないのだが、新しい考え方と出会ったり、改めて気づかされることもある。個人的に好きなのは、言葉足らずで形にできない、考えのモヤモヤを解決するような、しっくりくる言葉。

    そんな言葉の一つがP84にある、ビヨンセのスピーチだった。
    「人生に大切なのは何回呼吸するかではなく、何度息を飲む瞬間に出会えるか」

    読めば、息を飲む瞬間がきっと何度も訪れると思います。

  • 『タモリ倶楽部』で気になっていたら、まさかの本になっていてビックリ!
    笑えるけどハッとする言葉が多く、説教くさくなくウィットに富んでいるところにとにかく惹かれます。
    解説も仏教用語や背景を小難しくなく教えてくれる軽妙な文体で読みやすかったです。
    もっとボリュームあっても良かったのにな…と思うのは贅沢すぎるかな。

    一番印象に残ったのは
    「人の悪口はうそでも面白いが 自分の悪口はほんとでも腹が立つ」
    人間は自己中心的で自分の愚かさを受け入れることが難しい、という解説とあわせてグサッときました。

    「あんたが悪いと指さした下の三本は自分を向いている」
    「大丈夫だよ 生きていけるよ」

    もどこかに書き留めておきたい一言です。

  • 何気なく通り過ぎるお寺。実は掲示板にこそ仏教の人生の真髄がある。一家に一冊、常備しておきたい。

    目の付け所が実に深イイ。SNS を活用し全国のお寺の掲示板に掲示された秀作をまとめた一冊。短いフレーズの中に人生の真髄があるように思う。

    お経からの引用ばかりでなく有名人の言葉や歌詞をもじったものもある。

    読者それぞれにツボにハマる作品があるだろう。
    自分は次の句。
    「男は度胸 女は愛嬌 坊主はお経」

    気になったのは「これでいいのだ」。
    天才バカボンが仏教由来だという説。
    バカボンは「薄伽梵(バキャボン)」という仏。レレレのおじさんは、「周利槃特(チューラバンタカ)」。お釈迦様の教えを何も覚えられない彼は毎日僧院の掃除に専念し、最後には自身の因縁も掃き清めさとりに至ったという。真偽の程を確かめたい。

    通読するより時々思い出して手に取るように読むと良い一冊。目の付け所が新鮮でした。

  • 仏教の教えの中で現代に生きる我々の心も打つ格言や、樹木希林さんやさんまさんの生死を考えさせられる言葉など、お寺の掲示板を写真と共に紹介している。
    DA PUMPのU.S.A.の歌詞をもじったものや、Noご先祖、No Lifeなど、ユーモアたっぷり。

  • タモリ倶楽部を見て興味を持ったので、手に取ってみました。今まであまり注目していなかったお寺の掲示板が、これほど面白いものとは思いませんでした。仏教は過去でもなく未来でもなく、現在に注目するするんですね。しかし、そういう目で私の近所のお寺の掲示板を見てみると…うーむ…あの面白さはなかなか難しいものですね。

  • NHKラジオで高橋源一郎さんが紹介し、ここは「日本ウソツキ倶楽部会長」とタイトルしたい河合隼雄先生の『のぞみはありませんがひかりはあります』のエピソードがもう私のハートにたまらなく火をつけて本書を購入。
    いわれた時の河合先生の呆けたお顔。そして絶望からの復活したご様子が目に浮かぶようです。

    便利すぎて情報が光速で伝わる世の中でメディアに踊らされてる感が強い昨今ですが、こんな風な言葉に出会ってじっくりと味わい、キゲンのイイ毎日を送りたいと思う。

    ここに水木しげる先生の言葉もいれてほしかったな~。近所のお寺も掲示に力を入れてほしいな。

  • 「すっぴん」月曜日、サンキュータツオさんの「学問のスルメ」で紹介されていた。
    表紙をみて。大笑い。「ばれている」。中をペラペラめくると「おまえも死ぬぞ」
    ちょっとほっこり「大丈夫、生きていけるよ」

  • 釈徹宗さん推薦! 「その言葉は風雨にさらされながら
    じっとあなたが通りかかるのを待っている あなたを抱きしめるために あなたのノド元に問いを突きつけるために」
    人生のキャッチコピーは、〝門前〟にあり!
    「おまえも死ぬぞ」「NOご先祖,NO LIFE」「ばれてるぜ」……お寺の門前に掲げられた標語の傑作をセレクト。心にグサッと刺さる言葉、思わずニヤリとしてしまう言葉、パッと見では意味不明な言葉……それらを掲示板ごとカラー写真で紹介。難しい仏教用語は一切なし。お坊さんたちが考えに考え抜いた、生き方や人間関係のヒントとなるメッセージがここにある‼️【目次より】
    第一部 深い!
      誰もが一度だけ経験すること/「愚かになってください」/迷惑かけずに死にたい/つくられた幸せetc.
    第二部 うまい!
    「仏欲」を抱こう/「坊主はお経」/「カモン、ベイビー ゴクラク」/仏さまは見ている etc.
    第三部 あの人の、あの言葉
    樹木希林の死生観/明石家さんまの人生哲学/ビヨンセのスピーチ/タモリの「中道」etc.

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