- Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103529422
作品紹介・あらすじ
老々介護のリアルを娘の視点で綴った話題作、待望の続編。母が認知症診断を受けて4年半、介護サービス利用が始まってほっとしたのも束の間、東京で働く著者に広島で暮らす父から電話が。「おっ母がおかしい」。救急搬送され、そのまま脳梗塞で入院した妻に、98歳になった父は変わらぬ愛情を注ぐが……。遠距離介護を続ける娘が時に戸惑い、時に胸を打たれながら見届けた夫婦の絆。
感想・レビュー・書評
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おかえりお母さん、第2弾。
お母さんのその後が気になっていました。
お父さんの元気な様子も。
我が家も母と、胃ろうなどについて再確認しました。
けど、やっぱりいざ現実に向かうとどうなるんだろう。
同じ一人っ子、信友さんを見習いつつ、来る親との老々介護に備えます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
愛情深い家族の風景です。
お父さんがカッコいい。認知症も悪い事ばかりではないと思えてきます。筆致が穏やかで、暗くなりすぎずに読めますが、葛藤や痛みが伝わります。 -
娘からの視点での介護。
仕事もあるし 子供は自分ひとり。いろんな葛藤がありとても ためになる話でした。 -
『ぼけますから、よろしくお願いします。』の続編。妻(母)が認知症を罹患し介護保険を利用するようになり、その後の事について、家族やご本人の葛藤などが描かれている。
日本の高齢化率は2021年で29.1%と発表されている。しかもそれを支える現役世代がどんどん減少している状態。そんな日本の置かれている状況について考えさせられる一冊にもなっていると思う。
夫(父親)の人柄からご本人や家族は救われた部分は大きいけれど、時折漏らす本音に胸をつまされた。ユーモアたっぷりに描かれているが、実はシビアな一冊だと思う。
信友直子の作品
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