カラスは飼えるか

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 152
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103532514

作品紹介・あらすじ

え、飼えるの? 意外とヘタレって本当? そもそも鳥としてどうなのよ。鷹の速さやフクロウの平たい顔の秘密、恐竜との関係や天候不順にどう対応しているかなど、身近な鳥の秘密に迫りつつ、案外とヘタレで弱気なのに悪賢いと思われがちなカラスのことを、あますところなく「カラス先生」が伝えます。カラスって、やっぱりおもしろい! カラス好き、鳥好きに贈る、愉快な一冊。〈巻末にカラス情報付き〉

感想・レビュー・書評

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  • >基本、飼えない。以上。

    最初にここでも書いておきます。基本、飼えません。日本では野鳥の飼育は基本的に違法です。飼育には許可が必要。実際に無許可で野鳥を飼育している人は居たりしますが、グレーゾーンというか、見逃されているだけです。少なくとも別件逮捕のネタにはなるかもしれない。ともかく、実際にボソ、ブトの両方のカラスを調査した経験からいいますと、たとえ合法であっても飼うことは思いとどまるように忠告します。作品中でも言及されていますが、なにせ「絶望的にしつこい」です。そして、他の鳥種にはあんまりみられない、無駄なことをする能力があるんですわ。面白がる才能というか、、。これがものすんごくやっかいだと思います。
     ともかく、非常に面白くあっという間に読んでしまいました。もったいない。非常に愛にあふれた文章です。そして、啓発的にも非常に優れているので、特に最後の2つ『カラスは飼えるか』と『そして、カラスの悪だくみ』は、パンフレットにして配布したいぐらいです。とりあえず、この新型コロナ戦争が落ち着いたら、某所で朗読したいと思います。
    ズルいことを考える人には松原先生とカラスと、そして私の呪いもふりかかるのです。
    多くの人に読んでもらいたいです。

  • カラス、そして他の様々な鳥の興味深い生態を知って一驚、とても面白い楽しめる本でした。

  • カラスの生態の話だけでなく、他の生き物の話もちょこちょこ出てくる。サルとか鶏、ドードーなど。
    生き物としての特徴的なことも書いてあるが、さらに食べてみてどうかも書いてある。おいしい、かたくてまずい、こうすれば食べられなくもないとか。
    著者はカラスのイメージが悪いので変えたいようだ。そこにカラスに対する深い愛情を感じる。

  • カラスのことだけじゃなくて、他の鳥の情報も満載。 ワシやタカなど猛禽類や、人間に絶滅させられたドードー、また鳥類の祖先なんかの話も。

    とにかくカラス、その周辺を幅広くカバーした一冊。そのせいかカラスの話は思ったより少なめに感じた。

    わたしは特に鳥が好きなわけではないけどこの本を読んで興味深いと思ったし、その辺を歩いてるカラスを立ち止まって観察するようになりました。

  • タイトル&ジャケ買い、著者はカラスの行動・進化を研究している松原始さん。「これはカラスの飼い方を述べた本ではない」で始まる本作は、カラスを中心にカラス以外の鳥(フクロウや鷹など)などの生態・行動を紹介した一冊。冒頭からサルの話題ではじまり、そしてニワトリの話になったり動物行動学が専門の著者だけに我々の知らない動物の生態が事細かに解説されていて面白い。植物も動物も食べる「なんでも屋」であり、スカベンジャーでもあるカラスは実は我々の生態系を維持しているキープレイヤーなのかもしれない。

  • カラスに限らず、フクロウやドードーなど鳥類について、面白おかしく語られる。生物学などの理系的な素養は不要で、鳥にわずかでも興味があれば、楽しめる内容。

  • 『カラスは飼えるか』というタイトルなのに
    カラスを飼う本ではないと、冒頭から叩き切る気持ちの良さ。

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著者プロフィール

松原始 Hajime Matsubara
1969 年奈良県生まれ。京都大学理学部卒業。同大学院理学研究科博士課程修了。
京都大学理学博士。専門は動物行動学。東京大学総合研究博物館勤務。研究テーマはカラスの生態、行動と進化。
著書に『カラスの教科書』(講談社文庫)、『カラスの補習授業』(雷鳥社)、『カラス屋の双眼鏡』(ハルキ文庫)、『カラスと京都』(旅するミシン店)。
監修書に『カラスのひみつ(楽しい調べ学習シリーズ)』(PHP 研究所)がある。

「2019年 『鳥マニアックス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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