ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1519
レビュー : 68
  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103534044

感想・レビュー・書評

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  • 読み易くて、気分転換に最適。

  • 主人公にふりかかる様々な出来事を巡り、たどり着いたのは不思議な井戸の底。
    そこで「僕」が見出したものは、ねじまき鳥の正体とは。
    難解な不思議な世界「ねじまき鳥クロニクル」第二部!

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  • 再読。8年振りくらい。

  • 2巻途中で、私自身は作品に対する熱が少し冷めた感はあるものの、読ませてくれました。止められない感じでしたね。3巻想像もつかない。とにかく暴力描写が凄い・・・あらゆる暴力の。

  • 3部作のうちの第2部。
    第2部で、様々なものを失っていきます。
    妻のクミコの失踪をはじめ、周りとの世界から隔絶されていきます。
    しかし、主人公は気づきます。
    「少なくとも僕には待つべきものがあり、探し求めるべきものがある。」主人公はじっと耳をすます。なぜなら、「良いニュースは小さな声で語られる。」のだから・・・

    加納クレタの自身で語る再生の物語も興味深いですが、今までの村上作品では、「失って、悲しい→終わり」といった話が、今回は終わりません。

    失ったものをどう取り戻していくのか、周りの世界とどうかかわっていくのか、僕は自らの意志を持って進みだそうとします。

    河合隼雄さんとの対談で強調される「デタッチメントからコミットメント」という言葉のとおり、物語の中で様々なものと積極的にかかわりを持とうという、作者の思いが伝わります。

    また、硬直化した現実には暴力という、論理を超えた方法が必要であるというちょっと危険な思想もテーマの中に盛り込まれ、僕は2つの両極端なテーマの中で揺れ動きます。

    次はいよいよ最終章へと読み進んでいきます。

  • 再読。

    「・・・僕はつまらない人間かもしれないが、少なくともサンドバッグじゃない。生きた人間です。叩かれれば叩きかえします。そのことはちゃんと覚えておいたほうがいいですよ」p.58

    愛、性欲、そして暴力の物語。

    "1Q84"と本書の大きな違いは、
    (1)構造のわかりやすさ
    (2)狂気と激情の有無
    これら2点に尽きる。

  • 「起承転結」

    で表すならば、
    〈第1部〉は起と承。

    〈第1部〉では色々な人が
    次々と現れて、何故だか
    それぞれの不可解な人生に
    ついてえんえんと語る。

    そして、
    主人公がひたすら耳を傾ける。
    というのがひとつの主な流れで、
    それはまるで短編集を
    読んでいるような感覚でした。

    それともうひとつ、
    1部のレビューで書き忘れてたので
    こっちで書きますけど、トニー滝谷の
    家も近所だとは驚きでした。笑

    以前読んだ時はまだトニー滝谷という
    短編の存在を知らなかったもので。

    そういった点でも読み返すと新しい
    喜びがあっていいですね。


    そして〈第2部〉は承と転。

    とことん落ちる所まで
    落ちて、そこから少しずつ
    今までの自分の在り方を振り返り、
    これからを新しく見つめ少しずつ
    立ち直っていく。というのが
    ひとつの流れ。


    特にぼくは井戸におりるシーンが
    好きで、何度読んでも深い落ち着きが
    あってどこか惹かれるところが
    あるから不思議です。


    〈第1部〉が短編集のような風貌だった
    のに対して、〈第2部〉では一つの
    物語として流れが成熟していく
    印象を強くうけました。


    そして最後のプールのシーンが
    最も美しく、力強く感動的で
    今までの停滞していたものを
    吹き飛ばす風のように気持ち良く
    〈第2部〉を締めくくっています。

    この次へ繋げる締めくくりが
    実に見事なのです。

    そして物語はいよいよ最終楽章へと
    進んでいきます。


    読むのにかかった時間:3時間

    こんな方にオススメ:モヤモヤの中にいる方

    *これから「1Q84」を読もうとしている方は、
    先にこちらを読んでおくと通常より
    大さじ1杯分くらい楽しめることでしょう(*´∀`*)ノ

  • さあ、もう一息です。

  • 1に引き続き一気に読んだ。
    引き込まれる。

  • 2008/3/16、 2012/1/16

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月刊行。2019年9月10日発売の『文藝春秋』10月号で「至るところにある妄想 バイロイト日記」を寄稿。

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