ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉―鳥刺し男編

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1477
レビュー : 81
  • Amazon.co.jp ・本 (492ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103534051

感想・レビュー・書評

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  • 第3部は一気に読んでしまいました。
    気になって気になって。
    明日が建国記念の日でよかった。

    でも、読み終えたところで、解決しない疑問点は山ほどあります。
    たぶん、作者も正解を持っていないのではないかと。

    それで、読者の解釈に任せるということでしたら
    私はこの本の中心は大陸の話にあると思います。

    可愛らしい題名と、親しみやすい雰囲気で誘っておいて
    作者は実は戦争の話を聞かせたかったのではないかと。
    大嫌いで、いつも避けて通っていました。
    やられた。

    私自身、平和でのんびり暮らしちゃっているものですから
    「はっ」て目覚めさせてくれたのかなと。

    こんな風に建国記念の日を祝って週の中ほどにお休みもらえる
    そんな平和で幸せな日々をおくっているけど
    戦争で犠牲になったかたたちのおかげでもあるかもしれない
    こんなふうに暮らせることに感謝の気持ちをあらためて持ちました。

  • エンディングがいまいちだったという気がする。ここまで読者の気を引かせておきながら、白黒のはっきりとした決着がつかない結末に少し残念な印象をもった。

  • ノルウェーの森、海辺のカフカ、1Q84、色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の年、騎士団長殺しと村上作品を読んで発表された順番としてはねじまき鳥クロニクルはノルウェーの森の次ですが、何故か今読み終えたところです。村上作品の基礎がこの作品で構築され、その後発表された作品にずっと引き継がれているような気がしました。ミステリーに分類して良いのかわかりませんが、別な世界へ読者を導いてくれます。
    妻のクミコが失踪したところから物語は展開しますが、井戸やクミコの兄等理解不能な事が物語の中心になり進行します。クミコの事も良く分からないままに物語は終わってしまいました。

  • 停滞が終わり、猫が帰ってくる。
    ワタヤノボルからサワラへ。

  • 再読。

    最後こんなだったっけ。
    それにしても読み進めたいと思わされる吸引力がものすごい。

  • 漠然と読んだので漠然としたレビューになる。笠原メイはこの本の読み方を示唆しているように思える。(筆者にその意図はないだろうが)レンジに入れた茶碗蒸しがグラタンになって出てくることもあり、そこにはなぜそうなったかなんて筋道は必要ない。驚くだろうけど、ホッとする。多分そういうことなのだろう。そういうことは起こり得たかもしれないのだ。何度も言われるように。だから、間宮中尉がソビエトの地図を描いたように、この本には道筋なんてものはなく、その道筋を歩いて読み進めているうちは、多分この作品は楽しめないのかな?泳ぐのだ。村上春樹の世界観は深く浅く、透き通っていて濁った、小さくて大きな海であり水溜りのようだ。そこをただ何も考えず泳ぐ。でも水には気をつけなければいけない。村上春樹の世界観にかぶれてしまった…

  • 完結編

  • 3部読み終えました。
    バタバタしてたので、集中することができず
    内容が頭の中で、ぐるぐる状態。。
    結局、分からずじまいで終わってしまった感です^^;

  • ものすごく集中して読んだ。先が知りたくて知りたくて、ほとんど1日で読んだ。ほんとに面白いし、パラレルワールドの中に入ったりでたり。
    小説を読んでいるのに、映画のように自分の中に映像がでてきて、本当に息を飲む程、ハラハラしたり、興奮したりした。
    そんな中で、笠原メイの手紙は、現実の中でホッと一息つかせてくれた。
    『ライ麦畑でつかまえて』の妹みたいに、癒された。
    読み終わって。寂しい。
    ワタヤノボルの謎がいまいち、すっきりしていない。。。
    と思うのは私だけなのでしょうか。
    そして、最後のページで誰からも遠いところで眠った。
    てこれは、どういう意味なんだろう。。。。
    色んな謎がどうもすっきりしてないよ〜!。。。って思うこともあるんだけど。推理小説じゃないんだから、すべてが解決しなくてもいいのか。って気もする。
    でも、この本は推理小説のような謎が面白かった。

  • 井戸の中の精神空間は色々考えさせられる

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月刊行。2019年9月10日発売の『文藝春秋』10月号で「至るところにある妄想 バイロイト日記」を寄稿。

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