ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉―鳥刺し男編

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 81
  • Amazon.co.jp ・本 (492ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103534051

感想・レビュー・書評

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  • 「僕」は少しずつ核心に近づいていく。
    奪われたものを取り返すため、ねじまき鳥に導かれた謎の迷宮への旅に、ついに終結の時。
    「ねじまき鳥クロニクル」第三部!

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  • 並行で読んでいる1Q84にも牛河が、出てきて少し混乱しました。

  • よくわからなかった

  • 出て行った妻を取り戻そうとする話。
    ありきたりな設定にも関わらず、想像もつかない展開。
    ノモンハンでのエピソード、ディテールの細かさには村上春樹の知識の広さを感じる。
    村上春樹の作品は一貫して、自分を取り戻すっていうイメージ。
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  • 井戸

  • 終わってしもうた(つД`)ノ
    やっぱりハードカバーはよかね(=゚ω゚)ノ

    クロニクルって年代記なんやね

    シナモンとナツメグ親子良かった
    特にシナモンは、海辺のカフカの
    大島さんのような感じがして
    小綺麗な感じが良い

    牛河がいたのも良かった
    1Q84でもいたな〜
    村上さんお気に入りキャラやろか

  • 回転ドアーの入るタイミングによって時空が分かれるというような事が書かれていたけれども、最後同じ時空に戻れてホッ。 戦時に置ける恐怖心の埋め込み方、クミコ兄はどのようにクミコをコントロールしたかは解からないが、ノモハン事件、シベリヤ抑留時代の話によって、己の意思や判断ができない状況が生まれていく恐ろしさを感じ、クミコを想像する。
     モーツワルトの「魔笛」が昼と夜の国の間でお姫様を争う話と描かれあているが、太陽と月、光と影といった二極にこの小説が収まらないところが、春樹らしい。 鳥のように世界を行き来する僕。肝心かなめの時に現れる助け手、ナツメグ、シナモン私の側にもいて欲しい。

  • 今読書中ですが、内容について、ある程度まとめときたいので、書きます。
    完結編となる第3部は、様々な断片的なエピソードから始まっています。
    少年の目撃した、木の根元に穴を掘って何かを埋める男の話、笠原メイの手紙、週刊誌の「首つり屋敷」の記事、そして新たな登場人物「赤坂ナツメグとシナモン」、醜い中年男牛河との物語・・・
    最終章に入ってさらに物語は細分化したうえに登場人物が新たに加わって複雑化していきます。
    これらがどうやって収束していくのか、妻を「僕」は取り戻せるのか、綿谷ノボルとの対決はどうなるのか、とても楽しみです。


    今読了しました。

    最終章は非常に複雑な物語でした。

    まず、色々な断片を整理しなくてはなりません。

    ①少年の話
     これは赤坂シナモンがなぜしゃべることができなくなったのかという話。

    ②赤坂ナツメグの戦争の話

    ③牛河とのやりとり、綿谷ノボルとの対決

    ④笠原メイの手紙

    ⑤間宮中尉の手紙

    ⑥週刊誌の記事

    これらを結びつけるのが「ねじまき鳥」。
    この鳥の鳴き声がどこからか響き渡るとき、奇妙な物語が起こるのです。

    「僕」は愛する人を取り戻すため、戦います。これは今までの村上作品にないものであると思います。

     村上さんは河合隼雄さんとの対談で、この作品について、自分でもどう評価すればよいのか分からない、自分がなぜこんな物語を書いたのかわからないといった趣旨のことを話されていました。

    小説を書くという行為(他の芸術もそうかもしれませんが)はおそらくそういうものではないでしょうか。つまり、自分の深層にあるものを表現するということは、論理では説明できないものを表現することであり、自分自身のいわば魂ともいうべきものを表現するという事ではないかと思います。

    この詳細については、甲野善紀、茂木健一郎の対談集「響きあう脳と身体」であらためてまとめたいと思います。

    読了後の感想「やれやれ、こんな複雑な物語とは・・・もう一度読み直すしかなさそうだ」

    ねじまき鳥の年代記はまだまだ僕を楽しませてくれそうです。

  • 3巻一気に読了。うう~ん、頭の中身をゆさぶられているようだ。もう少し考えてから追記します。

  • いよいよ最終章〈第3部〉

    3部といえば、それはもう
    シナモンが好きですきで。

    海辺のカフカに出て来る大島さん
    くらい好きですね。笑

    几帳面なぼくにとってはいい
    エネルギ—原というか、シナモンは
    いつも良い影響を受けさせてくれる
    キャラクターの一人です。

    そして物語はいよいよ完結を
    迎える訳ですが、なんとも
    妥当である種リアリティのある
    終わり方でぼくはとても好きです。

    終わり方の感じも、
    どことなく海辺のカフカと似て
    ますね。そういえば。

    個人的には羊を巡る冒険のような
    青くさくてセンチメンタルな
    終わり方も好きですが、
    ねじまき鳥のような終わり方も
    リアルな妥当さが好感を覚えます。

    あとは3部になると各章の時系列が
    バラバラになったり、毎度続きが
    気になるところで笠原メイの手紙が
    挿入されたりして1部2部とはまた
    すこし違った小説としての
    面白みがあります。

    なんていうか筆が乗ってて
    面白いくらいに書けてるんだろうな。
    というような風に。

    あとねじまき鳥は全体を通して
    まったく日本の雰囲気がなく
    シナモンの幼い頃の回想シーンなんかは
    特に海外の童話でも読んでいるような
    趣きさえありました。

    最初読んだときのような新鮮な
    驚きこそないものの、再読しても
    十二分に楽しめる素晴しい小説でした。

    村上春樹ファンの中でもとりわけ
    ニガテ層の多い作品ではありますけど
    ぼくは好きですね。

    ねじまき鳥


    読むのにかかった時間:3時間

    こんな方にオススメ:モヤモヤの中にいる方

    *これから「1Q84」を読もうとしている方は、
    先にこちらを読んでおくと通常より
    大さじ1杯分くらい楽しめることでしょう(*´∀`*)ノ

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月刊行。2019年9月10日発売の『文藝春秋』10月号で「至るところにある妄想 バイロイト日記」を寄稿。

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