ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉―鳥刺し男編

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1481
レビュー : 81
  • Amazon.co.jp ・本 (492ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103534051

感想・レビュー・書評

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  • いいです。個人的にはシナモンが大好き。体の中の水、井戸。暗示しているような気がするのに、それが何か言葉に表せない。

  • 赤坂ナツメグや、シナモンに対する描写は私に心地よさを感じさせ、ずっとその描写が続いていればいいのに、と思うほど。
    猫のサワラに関しても。彼の柔らかさと温かさがありありと感じられるんです。
    解決編(?)ということで、あまりこの3部だけでの評価は難しいけれど、なんだか少しほっとしました。安堵はできないけれど、不安に駆られることもないような、そんな結末。

  • 一人の女性をここまで深く信じ、愛し、いつまでも待てるものなのだろうか。読んでいて息苦しくなるような緊張感と哀しみがあった。まだどのように言葉にしてよいか、よくわからない。もう一度読み直してみたい。

  • 2018.4.11

  • エンディングがいまいちだったという気がする。ここまで読者の気を引かせておきながら、白黒のはっきりとした決着がつかない結末に少し残念な印象をもった。

  • 完結編

  • ものすごく集中して読んだ。先が知りたくて知りたくて、ほとんど1日で読んだ。ほんとに面白いし、パラレルワールドの中に入ったりでたり。
    小説を読んでいるのに、映画のように自分の中に映像がでてきて、本当に息を飲む程、ハラハラしたり、興奮したりした。
    そんな中で、笠原メイの手紙は、現実の中でホッと一息つかせてくれた。
    『ライ麦畑でつかまえて』の妹みたいに、癒された。
    読み終わって。寂しい。
    ワタヤノボルの謎がいまいち、すっきりしていない。。。
    と思うのは私だけなのでしょうか。
    そして、最後のページで誰からも遠いところで眠った。
    てこれは、どういう意味なんだろう。。。。
    色んな謎がどうもすっきりしてないよ〜!。。。って思うこともあるんだけど。推理小説じゃないんだから、すべてが解決しなくてもいいのか。って気もする。
    でも、この本は推理小説のような謎が面白かった。

  • (2013年5月31日読了)
    シリーズ三部作の最終作。とっても読み応えがあった。
    主人公、岡田亨の“奇妙”な人生。時代を超え“奇妙”な繋がりをもつ人達から彼を含めての年代記。
    第1部、2部に比べ、窮地に至った人間の生々しい性が苦しい位に書かれていた。
    無機質な感じだった岡田亨も、クミコへの愛情や、メイやシナモンとの関わり、綿谷ノボルへの憎しみなど、前作から想像できない位にとても人間的だった。
    綿谷ノボルの不思議な力とは?肉体的ではなく汚すとは?
    岡田亨の方がずっと不思議な力を持っているように思う。それはあざや井戸のせいではなく、知らず知らずのうちに、周りの人たちを救っているということ。自分の事は救えないのに。(最後には命をシナモンに、心をメイに救われている)
    ねじまき鳥は世界のねじを巻いたのか。泥棒かささぎ、予言する鳥、鳥刺し男とは。なぜこのタイトルなのか。村上さんの感性は私には不思議。でもこういう世界は嫌いじゃない。

  • 並行で読んでいる1Q84にも牛河が、出てきて少し混乱しました。

  • 出て行った妻を取り戻そうとする話。
    ありきたりな設定にも関わらず、想像もつかない展開。
    ノモンハンでのエピソード、ディテールの細かさには村上春樹の知識の広さを感じる。
    村上春樹の作品は一貫して、自分を取り戻すっていうイメージ。
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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月刊行。2019年9月10日発売の『文藝春秋』10月号で「至るところにある妄想 バイロイト日記」を寄稿。

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