世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド

  • 新潮社 (1999年5月31日発売)
3.95
  • (54)
  • (24)
  • (47)
  • (4)
  • (2)
本棚登録 : 248
感想 : 34
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (624ページ) / ISBN・EAN: 9784103534105

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 昔読んだけどまた読みたくなって。
    想定が変わっていてちょっとイメージが・・・・。私は前の方が好き。
    読み終わって、こんな話だったんだあと。
    最初のエレベーターの場面と、骨を読み取る場面だけが記憶に残っててあとはすごく静かなイメージ。
    あまりキリキリ生きていかなくてもいいかもと思わせる。
    自分にできることが少なくて凹む日々だけど。
    読み終わってしまってモノ悲しい。

  • 世界の終わりとは何か。

    心とは何か。

    世界の終わりは不自然だが完成されていた。不自然な点というのは、森の存在、獣の存在、夢読みの存在。彼らによって完全性は保たれていた。

    彼らを犠牲にしてまで完全性の中で生きる意味はなんなのだろうか。

    つまり、ユートピアは存在しないということ。
    自分が生きているなんてことは本当にちっぽけなことだということ。

    影が死んで心もなくなってしまえば絶望も悲しみも感じなくなれる。しかし同時に喜びや愛も感じれなくなってしまう。

    やっぱり、感情に支配されてこその人間だということ。

  • これは微妙だなぁ…。
    天下の村上春樹をまだきちんと読んだ事がなかったので手を出してみました。2つの世界が同時進行して最後にクロスする。ものすごく分厚い本ですがするすると読ませてくれました。

    最初は「計算士」「記号士」「夢読み」とかの意味が分からなくて混乱しましたが、あれは完璧に理解する必要は無かったんですね。読み終わった後で思いました。

    音楽・映画・文学と色んなジャンルの知識もバラバラ出てきます。半分くらいしか分かりませんでしたが、こういうのが分かるようになると村上春樹は読んでいて面白いのかもしれない。

    正直、また村上春樹を読むかどうかは微妙です。ただ、筆力は感じました。

  • おしゃれすぎて自分には合わない

  • 組織、工場と博士の対立に巻き込まれた主人公

    脱出不可能な壁に囲まれた世界の終わりの町にいる主人公

    話が章ごとに交互に展開される。
    色々うだうだ物語りは進むが、
    結局、主人公の脳味噌の中で話が終わった感じ。
    面白かったような、つまらなかったような。

  •  面白かったですが、完読するのにかなり精神力と体力がいりました。
    そりゃもう、化け物のうようよする地下深い暗がりに降りていってサバイバルして戻ってくるとか、精神の核(コア)の部分に潜り込んで抜け出せないという物語なので、片手間には読めないディープな内容です。物語の世界観を把握するのに時間がかかりますし、完全には理解できないです(出来ない方が多い)。でも、何か読む前と後では、世界が違って見えるような、そんな感覚に襲われます。

  • 初めて伊坂幸太郎が春樹チルドレンと呼ばれる意味がわかった気がする。

    以下ネタバレ有り
    世界の終りという隔絶された世界に欠けているものを探す部分。
    情景や心理描写に他の文学や音楽作品が数多く挙げられる部分。

    何かわからないまま読ませるという文章は確かに凄いが、読後感が重い。
    私には理解できないメタファーに満ちていて、疲労感、徒労感が残る。

    村上春樹作品に一貫して描かれている、二面性や損なわれることに対して何の感慨も抱く事ができない。

    誰かに解説してもらいたいほど。

  • 何だ計算士て、から始まってどんどこ引き込まれて引きずりこまれて振り回されてラストはぎゃあああああやられたああああという感じ。
    もやもやさせられて夜中に歯軋り

    私のこころを見つけて、という女の子の台詞にどきっとさせられました

    あああ影は逃げたけど、君はどこにいくというの
    そうなったらどうなるというの
    自分で考えなきゃだめなの
    そんなの正直しんどい

    でも面白いんですよね…あああ

  • 疲労感漂う読み心地。村上春樹さんの作品で初めて「ハズレ」を感じました。

    春樹さんの作品の中から、ブクログで評価の高い物をチョイス。
    すこしSFチック、平行する2つのストーリ。進みが鈍く、我慢しながら読み続けましたが、ダラダラと続く感じ。
    「やみくろ」から逃げながら洞窟を進むシーンも、情景描写は素晴らしいですが、計算士の性格から来るのか、全くスピード感が無い。
    良く考えると、春樹さんの作品で「スピード感」を感じるものって、知らないですね。

    最後は斜め読み、途中で断念。
    今の自分の精神状況で、村上春樹ワールドは、キツイと言うことか。何年かして、再読することがあれば、またその時に。

    私、村上春樹fanですが、必ずしも「ブクログの評価が自分とは一致しない」と言うことを初めて感じました。

  • 村上春樹の中で唯一好きな作品。
    やみくろ怖かった・・・・。でもラストは納得いかない。

  • 2010.01.11. 年明けてから、この本につきっきりだった気がする。毎日まいにち、少しずつ読み進めてた。ゴールがないってあらかじめわかってる迷路に潜り込んでしまったみたいだった。この徒労感は、まるで「ねじまき鳥クロニクル」のようだ、と。現実-ハードボイルド・ワンダーランド-の方が、ある意味恐ろしいファンタジーのようで、住むならば深層心理-世界の終わり-の方がいいかもしれない、とも思ってしまったり。しっかりと、たくさんのごたごたが収束していくラストは、ちょっと味気ないかもなんて思ってしまった。破綻しないのかなぁ、なんて。「カラマーゾフ兄弟」読まないと!

  • タイトルがいい。

  • 二つのはなしが交互に展開されていきます。長編を一度に二冊読んでいるような錯覚におちいります。でも、それぞれの話はどこかに接点があるようなないような・・・。とても不思議なかんじをもつお話しでした。

  • 中盤で気づくのが面白い。
    このタイトルは本書にずばり。

  • 久々のヒット!村上春樹の本の中で一番好き。友達は世界の終わりに住みたいって言ってたけど、私はイヤだなw

  • 最高です!
    何度も読んだ。

  • 村上春樹の本の中でかなり上位に好きな本!
    世界の終りって綺麗な言葉だなって思いました。
    最後胸がきゅんて苦しくなるようなさみしさ...ちょっと悲しいけどそれだけじゃない綺麗な本だと思います。
    それぞれの話を読んでいる時はその片っぽの話を忘れて続きが気になるんだけど、また片っぽを読んでるとそっちだけに入り込んじゃって、の繰り返し!
    面白いし、村上春樹の中ではわかりやすい気がします(笑)
    そしてやっぱり素敵な言葉が多い!「あなたには何かがある。あるいは、何かが欠けておる」「心があるのなら,心があるうちにそれを働かせなさい」「でも愛がなければ、世界は存在しないのと同じよ」「世界の終わる前に。」

  • 天才の所業。よくこれ書き上げて、まだ筆を持ち続けられるよな…。

  • すごく面白かった。二つの世界が交互に語られるのにいらいらも混乱もせずに読めたし。あれだけいろんなエピソードがあって、最後は静かに終わるのがいいです。『ノルウェイの森』同様、主人公がわりと好きだなあって思えたし。今まで読んだ村上作品ではいちばん好きです。

  • ”シャフリング”という仕掛けも、物語の構想も手が込んでて面白い。<br><br>
    んだけれど、<br>
    10年ぶりに読み返すと、”私”の言葉の腐臭にイライラきてしまった。苦笑

全32件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

村上春樹の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×